私のブログの訪問者数が昨日、本日と急騰した。原因は何だろう?と思いアクセス解析を見たところ、昨年5月24日に投稿した「丹波實氏は叫ぶ 戦略なき日本と…」の投稿が100件以上の閲覧数をカウントしていることが判明した。「今ごろ何で丹羽氏が?」といぶかりつつも、このことを再度考えてみようと思った。
丹羽氏に関するブログにアクセスが集中したということは、日本の森元首相とロシアのプーチン大統領が会談したことによることだとは容易に考えられる。
その席で、森氏は先にプーチン氏が発言した「引き分け論」について真意を質したところプーチン氏は「どちらも負けないことだ」と答えたという。
すると、日本のメディアではこのプーチン発言をめぐって喧々諤々の論戦が繰り広げられた。「あくまで四島一括返還だ」、「三島返還で引き分けではないか」、「いや、四島の帰属をはっきりさせたうえでの二島先行論が現実的だ」等々…、喧しい議論が沸き起こっている。
そうしたことが私のブログのアセス数を押し上げたものと思われる。
※ 昨年5月札幌で講演をする丹羽實氏です。
丹羽氏の主張は先のブログでも紹介したように、「歴史的、法的事実からいって、ロシアに対して4島一括返還以外一片の妥協の余地もない」という頑なな姿勢だ。
私はこの姿勢にいささかの疑問を呈したのが先のブログだった。
あるテレビ討論番組があった。その中で某氏が次のような発言をした。
「いや~、以前であれば二島先行返還論など口にしようものなら国賊扱いだったが、最近はそれもありかな、みたいな空気になってきましたね~」という趣旨の発言をされていたが、そうした空気を丹羽氏はおそらく苦々しく思っているに違いない。
領土問題は一国の政治課題の中でも最重要課題の一つであろう。尖閣島や竹島の問題をとってみても当事国にとってみれば大変な問題であることが理解できる。
私ごときがこうした重要課題に口を挟むほど、この問題に対して理解が深いわけではないので意見表明は留保したい。
ただ気になる点が一つある。それはプーチン氏の心の内だ。
日本国内ではプーチン発言に期待感が広がっているようだが、プーチン氏の盟友というよりは、プーチンの僕的役割に甘んじているメドベージェフ氏が2010年、2012年の二度にわたって国後島を訪問し、その際に「北方四島は一片たりとも渡さない」的な発言をしたということが伝えられている。
この発言とプーチン氏の発言があまりにも乖離していることが気になる点である。
あるいはプーチン氏は日本に対して陽動作戦に出ているのではないかと…。
我が国の国益を守りつつ、世界の平和をどう築いてゆくのか、政治家に課せられた課題は大きい…。
※ なお、北方四島問題について理解するためにコンパクトまとめられた評論を見つけることができた。興味のある方は次をクリックしてみてください。⇒
丹羽氏に関するブログにアクセスが集中したということは、日本の森元首相とロシアのプーチン大統領が会談したことによることだとは容易に考えられる。
その席で、森氏は先にプーチン氏が発言した「引き分け論」について真意を質したところプーチン氏は「どちらも負けないことだ」と答えたという。
すると、日本のメディアではこのプーチン発言をめぐって喧々諤々の論戦が繰り広げられた。「あくまで四島一括返還だ」、「三島返還で引き分けではないか」、「いや、四島の帰属をはっきりさせたうえでの二島先行論が現実的だ」等々…、喧しい議論が沸き起こっている。
そうしたことが私のブログのアセス数を押し上げたものと思われる。
※ 昨年5月札幌で講演をする丹羽實氏です。
丹羽氏の主張は先のブログでも紹介したように、「歴史的、法的事実からいって、ロシアに対して4島一括返還以外一片の妥協の余地もない」という頑なな姿勢だ。
私はこの姿勢にいささかの疑問を呈したのが先のブログだった。
あるテレビ討論番組があった。その中で某氏が次のような発言をした。
「いや~、以前であれば二島先行返還論など口にしようものなら国賊扱いだったが、最近はそれもありかな、みたいな空気になってきましたね~」という趣旨の発言をされていたが、そうした空気を丹羽氏はおそらく苦々しく思っているに違いない。
領土問題は一国の政治課題の中でも最重要課題の一つであろう。尖閣島や竹島の問題をとってみても当事国にとってみれば大変な問題であることが理解できる。
私ごときがこうした重要課題に口を挟むほど、この問題に対して理解が深いわけではないので意見表明は留保したい。
ただ気になる点が一つある。それはプーチン氏の心の内だ。
日本国内ではプーチン発言に期待感が広がっているようだが、プーチン氏の盟友というよりは、プーチンの僕的役割に甘んじているメドベージェフ氏が2010年、2012年の二度にわたって国後島を訪問し、その際に「北方四島は一片たりとも渡さない」的な発言をしたということが伝えられている。
この発言とプーチン氏の発言があまりにも乖離していることが気になる点である。
あるいはプーチン氏は日本に対して陽動作戦に出ているのではないかと…。
我が国の国益を守りつつ、世界の平和をどう築いてゆくのか、政治家に課せられた課題は大きい…。
※ なお、北方四島問題について理解するためにコンパクトまとめられた評論を見つけることができた。興味のある方は次をクリックしてみてください。⇒