非日常から日常へ…
今回の旅を振り返るとき、そのテーマはいくらでも浮かんでくる。
例えば…、「きれいに刈りこまれた芝生」、「タイエリ峡谷鉄道」、「オークランドで目立った浮浪者たち」、「圧倒的な日本車」、「目立つアジア系」等々…。
しかし、いつまでも非日常的な話題に拘泥しているわけにもいかないのではないか。旅から帰って2週間、私はすでにいつもの日常に還っている。
このブログもそろそろ日常に還らねばならない。
※ 家庭の庭の芝生はもちろん、こうした公共的なところの芝もきれいに刈り込まれていた。
今回の旅に対して私は特別の思いを持って振り返っている。
それはやはり、旅の全てを自分自身でプロデュースして、それを成し遂げたという充足感だろう。
反省すべき点も数多いが、その満たされた思いは、昨年ツアーで行ったアメリカ旅行とはけた違いの充足感と言っていい。
※ 木も生えていない高いところを、谷あいに渡された鉄橋を、タイエリ峡谷鉄道は往く…。
私が敬愛してやまない作家・沢木耕太郎は宿も決めずに海外旅行に発ち、現地で安宿を見つけて旅したという。そんな旅に憧れるのだが、それは同年代である彼が若い頃の話であって、今の私にそれと同じような旅をするだけの勇気はもはやない。
今回の旅が精一杯の旅であり、今後同じような旅をすることはおそらくないだろう…。
そう思えば思うほど、今回の旅が私の中では貴重な旅となってきたのだ。
※ 大都会オークランドの負の側面でしょうか?こうした浮浪者の姿もありました。
私は友人たちに旅を報告する必要もあって、いつになく早々と旅のアルバムを作成した。
旅先でシヤッターに収めた600枚余りの中から、友人たちが興味を抱いてくれそうな写真を厳選して…。
そのアルバムの冒頭に「ニュージーランド セルフプロデュースの旅12日間」と記した。
自らプロデュースした旅…、それは私の中に大きな意味を残してくれた…。
※ アルバムの表紙には「ニュージーランド セルフプロデュースの旅12日間」と記しました。
※ こうした手作りの写真集18ページが出来上がりました。