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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私のニュージーランド紀行 11

2013-02-15 20:52:24 | 海外の旅

 ダニーデン市と小樽市は姉妹都市だった! 

 昨日、ボルドウィン・ストリートの投稿をしたら、私のブログにしばしばコメントをいただいている出ちゃっ太氏から「小樽市内?」と題するコメントをいただいた。
 そのコメントをいただいて「そういえば!」と思い当たることがあった。 
 ダニーデン植物園を見学しているときだった。植物園の一角に「小樽庭園」と書かれたボードがあり、小さな日本庭園が造られていた。
 その時はあまり深くも考えず「へぇー」という感じで見ていたのだが…。

          
          ※ ダニーデン植物園の一角にあった「小樽庭園」と書かれた案内板です。

 出ちゃっ太氏のコメントをいただき改めて調べてみると、なぁ~んと、小樽市とダニーデン市が1980(昭和58)年に姉妹都市の提携を結んでいることが判明したのだ。
 姉妹都市の提携を結んでいると知ると、そういえば両市には共通点がいくつかあることが分かってきた。

          
          ※ ダニーデン市のちっょと郊外にあるセント・クレア・ビーチです。

 まずは緯度である。小樽市は北緯43°19′、対するダニーデン市は南緯45°87′と赤道を挟んでほぼ対極に位置している都市どうしである。
 さらに両市とも海に面した港町であり、坂の多い街であることも共通している。
 そして人口も小樽市が13万弱、ダニーデン市が12万弱と似通っている。(1980年当時はどうだったのだろうか?)
 これだけ共通点があるとやはり互いに意識するところがあったのかもしれない。

          
          ※ ダニーデン市はとにかく坂の多い街でした。小樽市と共通します。


 そしてさらに調べていると、小樽商科大学とダニーデン市が誇るオタゴ大学がやはり1992(平成4)年に国際交流の提携を結んでいることも判明した。小樽商科大学にとってはオタゴ大学が初めての海外の大学との国際交流を始めた大学ということのようだ。

          
          ※ 小樽商大と国際交流を進めるオタゴ大学の象徴クロックタワーです。

         
 どちらから持ちかけて実現した姉妹都市かは分からないが、私が今回の旅でホームタウンとした街が、私が住む街の近くの街と姉妹都市だったという事実は面白い発見だった。
 ダニーデン市の「小樽庭園」は造成されてからかなり日が経っているのだろうか?少し整備が滞っている感じがした。できれば日本庭園の専門家を派遣して、整備された日本文化の良さを伝えてほしいと思ったのだが…。

 はてさて小樽市にはダニーデン市に縁のあるものがあるのだろうか? そのことを探るのも興味深いことである。