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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私のニュージーランド紀行 10

2013-02-14 11:44:07 | 海外の旅

 世界一急な通りボルドウィン・ストリート 

 「地球の歩き方 ニュージーランド編」のダニーデン市を紹介するページに次のような記述があった。

【ボルドウィン・ストリート Baldwin St.】
ノース・ロードNorth Rd.から住宅地に入るボルドウィン・ストリートは、坂の街ダニーデンを象徴するような急勾配。長さにすると約100mだが、実際に歩いてみると斜度のきつさに改めて驚く。それもそのはず、ここはギネスブックに載っている世界でも最も角度がきつい坂道なのだ。沿道の家屋は地形に合わせて地面にへばりつくように建ち、通行する車はアクセルをふかしながら登ってくる。坂の入口脇にはツーリスト・ショップがり、坂を登った認定証(A4サイズ$2)を発行してくれる。

          
          ※ ストリートの下から撮るとどうってことのない通りなのだが…。

 私は友人Tにぜひともこのボルドウィン・ストリートに案内してくれるように頼んだ。
 ボルドウィン・ストリートはホームスティ先があるマオリヒルから谷一つ隔てた丘の斜面に造られた通りだったので、谷の中に造られたトレッキングコースを歩いて行くことにした。

          
          ※ 水平に立つ建物と、坂を歩く人の角度でその勾配が分かっていただけるだろうか?    

 ボルドウィン・ストリートに着いてみると、さすがにギネスブックに載った世界一の斜度の道である、たくさんの観光客の人たちがいた。
 う~ん、なかなかの勾配で道路が向うへ続いていた。
 友人T氏は以前に来たとき登ったということで「今回はパス」と下で待っているという。まあそれくらいきつい登りということである。
 遠くに自転車が登っているのが見えた。道幅を一杯に使って、左右に蛇行しながらゆっくりと登っていた。

          
      ※ こちらの2枚はホームページに載っていたものを拝借した。さすがに上手く撮っている。

          

 さて、私の番である。夏の暑い日だった。最初はやや勾配が緩かったのだが、途中から急になり始めた。横に建っている家を見ると、その勾配のきつさが分かる。
 歩道部分は階段状になっているところもあった。
 車が(これも観光用の車だろう?)アクセルを吹かしながら登っていく。
 ウィキペディアで調べたところ、最大勾配は35%(斜度19度)いうことだ。
 ようやく最高到達地点に立つと、上がり口が遠く下の方に見える。
 そこでは先ほど自転車で登ってきた若い人たちが陽気に騒いでいた。

          
          ※ 自転車の若者たちはブレーキをいっぱい効かせて坂を下っていった。

 見ていると観光客が続々と登ってくる。
 ちょっと急な坂道というだけの何の変哲もない道路だが、世界一と名が付くと立派な観光資源となる典型のようだ。
 私は下に下りツーリスト・ショップで$2を払い、坂を登ったという認定証をいただきボルドウィン・ストリートをあとにしたのだった…。

          
          ※ こうして私と同じように観光客が次々と坂を登ってきた。