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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

奄美群島巡りを終えて 13

2014-03-17 19:48:27 | 道外の旅

Photo at 那覇 

 今回の旅で最後の宿泊地となった那覇である。今回の旅「奄美群島を往く」旅は、ある意味では与論島で終わったともいえる。最後の街・那覇をゆったりと巡った。 

 3月2日(日)の夕刻(19時過ぎ)那覇に入った私は、翌3日の1日だけが那覇での時間だった。1度訪れている那覇では、どこかへ行ってみたいという強い希望もなかったため、レンタサイクルでゆっくり那覇の街を楽しもうと思っていた。
 ところが、当日の朝はまたも雨だった。そこで急遽ゆいレール(モノレール)に切り替えて市内を巡ることにした。

 まずは徒歩で那覇の中心街「国際通り」に向かった。国際通り沿いにある「那覇観光案内所」でまずは情報を収集しようと考えたのだ。国際通りは中心街とはいえ、まだ朝早い(午前9時頃)こともあり人通りはそれほど多くはなかった。
 観光案内所を目ざしていた私だったが、どうやら目ざしていたところが違ったのか見出すことができずにいたところ、「牧志公設市場」に至る案内標識を見つけた。

          

 「牧志公設市場」は前回来たときに行っていなかったところなので、まず訪れることにした。市場は迷路のようにあちらこちらへと伸びていた。しかし、市場とは名ばかりで観光客相手の土産物屋さんが目立つばかりだった。枝道などに入り込むとあるいは違っているのかもしれないが、あまり立ち入らなかった。

          

 その牧志公設市場を抜け、それに続く「新天地市場」という通りを抜けると、なんとそこには「農連中央市場」といういかにもディープな雰囲気を醸し出す看板がかかっているではないか!
 昭和の雰囲気を残したノスタルジックな庶民の台所、という謳い文句がウェブ上で踊っていたので、「できれば行ってみたいなぁ」とは思っていたけれど、とても行く着くことはできないだろうと思っていたので、その看板を見つけたときは嬉しかった。
 私が着いた10時過ぎはすでに商売の時間が終わっていたようだが、店を閉じ忘れたように野菜の前に座っていた老女としばしお話することができたが、「最近はあまり商売にならないね。でも、ボケ防止のために止めないよ」と商売抜きで話をしてくれたのが嬉しかった。
 農連市場は老朽化のため、今年から再開発工事が始まるらしい。ということは最後の見納めだったのかもしれない。

          

                    

 市場巡りを終え、国際通りの片方の終点である「牧志駅」からゆいレールに乗り「首里城公園」に向かった。
 「首里駅」から首里城公園へは、バスや車などが入る「守礼門」側とは反対側から入るルートだった。公園内に入り、首里城の城壁に沿いながら正面入り口にある「守礼門」に立った。

          

          

 守礼門から、案内標識に導かれて「歓会門」をくぐり首里城内へと入った。

          

 そこからいくつの門をくぐったろうか? おそらく4つくらいの門をくぐって「下之御庭(しちゃぬうなー)」という本殿前庭に出た。この後は「首里城本殿」に至る有料ゾーンである。しかし、私は前回訪れていて、再度800円の入場料を払って見る価値があるとはどうしても思えなかったので、思い切ってパスすることにした。
 その有料ゾーンとの境にあるのが最後の門「奉神門」である。

          

 その後、城内の「西のアザナ」と称される物見台から遠く那覇市内を望んだが、そこまで来る観光客はそれほど多くなかった。

          

 首里城公園を後にし、近くにあった「金城町の石畳道」を訪れた。琉球石灰で舗装された道だが、往時は10キロちかくあったということだが、現存するのはわずか238メートルと短いものの、往時をしのばせてくれる古道だった。

          

 沖縄地方に来て感ずることの一つであるが、建物の外観がなんとなく汚れているように感じる場合が多い。私の予想では台風など、強い風雨に晒された結果なのでは?と思って見ているだが、果たしてどうなのだろうか?

          

 それとは反対に住宅街など道端に咲くブーゲンビレアの花は、南国らしい鮮烈な赤い色が目にまぶしかった…。

          

 ゆいレールで一度ホテルに帰った後、再び中心街に出てきて、「那覇市立壺屋焼物博物館」を目ざした。別に焼物に興味があるわけではない。徒歩圏内に博物館的施設があったので覗いてみようとしただけである。ところが! この日が月曜だということを忘れていた。月曜休館にぶつかってしまったのだ。今回の旅では、月曜休館にずいぶんぶつかってしまった…。

          

 博物館の周囲は、古くから陶芸の街・壺屋ということで、多くの工房が店を構えていたので、一応散策してみたが私には関心外だった。

          

 この後、私は国際通りにある琉球島唄のライブハウスへ繰り出したのだが、その帰り、国際通りは観光客向けのお土産屋さんが派手な電飾を凝らして客を招いていた。

          

 ということで那覇の一日は終わったのだが、さすがに那覇まで来ると観光客も多く、修学旅行生も目立った。
 私はいつのときもそうなのだが、自分が観光客の一人であるはずなのに、観光客が目立ってくるとどうも居心地が悪くなってしまうことに気づく。これはいったいどういうことなのだろう??