田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌手風琴倶楽部定期演奏会

2016-03-14 20:03:16 | ステージ & エンターテイメント
 アコーディオン指導者としては高名な方のようである(私は門外漢のためこのような表現になった)久保達男氏の門下生による定期演奏会である。レベル的にはさまざまだったが、アコーディオンの音色に酔った楽しいひと時だった。

 1月末、パルミュゼット楽団LA ZONEの本拠地「ガンゲット・ダイマ」を訪れたときに、開催予告のフライヤーをいただき、聴いてみようと思い、3月9日(水)夜、時計台ホールで行われた演奏会に出かけた。
 会場は常連さんだろうか、それとも演奏者の知り合いだろうか、会場いっぱいの盛況だった。

             
             ※ 演奏会前のステージの様子。時計台ホールは照明が弱いため、写真を撮るには条件がキツイ!

 出演メンバーは、男性2人、女性4人に、久保達男氏を加えた7人がフルメンバーだった。
 「ひょっこりひょうたん島」、「モンタニノューのワルツ」、「情熱の花」の3曲をフルメンバーで演奏した後は、2人、あるいは3人による合奏が演奏された。
 そこで演奏されたのは、「グリーンスリーブス」、「プリンセスアコーディオン」、「月の砂漠」、「知床旅情」といった曲だった。
 プリンセスアコーディオンの1st Acを担当した角谷さんは、表情にも自信が溢れ、十分に聴かせてくれる演奏だった。

            
※ 札幌手風琴倶楽部のフルメンバーでの演奏の光景です。

 続いて、賛助出演ということでSapporo Accordion Quartetの4人が登場した。こちらは手風琴倶楽部の兄貴(姉貴)分といった感じのクァルテットで、手風琴倶楽部からは久保達男と高島桃子が参加し、残り二人はタテヤマユキと濱野裕子という4人組だった。
 「シンドラーのリスト」、「夜のタンゴ」、「夜明け」の3曲を演奏したが、音のキレを感じさせる自信たっぷりの演奏で、手風琴倶楽部の演奏よりはかなり上級の腕前といった感じの演奏だった。

 休憩を挟んで、後半はやはり2人ずつによる合奏と、久保達男の独奏、そしてフルメンバーの演奏とバラエティーに富んだ。
 合奏としては「淋しいアコーディオン」、「La Paloma」、「哀愁のミゼット」を、久保の独奏は「7月9日」、「友よさらば」、そしてフルメンバーで「カノン」と「旧友」が演奏された。
 久保の演奏は、さすがという感じの落ち着いた演奏だったが、プレイヤーとしてはすでに峠を越えた方の演奏(過去に全日本コンクールで準優勝した経験有り)という感じもした。ここでもやはり「哀愁のミゼット」の1st Acを担当した角谷の演奏が光った。目立たなかったが、2nd Acを担当した高島、久住の2人は、本来は相当な実力者のようだ。

                  
                  ※ 札幌手風琴倶楽部を主宰する久保達男さんの写真をウェブ上かせ拝借しました。
                                  

 アコーディオンによる多人数の合奏というのは、これまであまり聴いたことがなかった。しかし、なかなか良い感じである。次回もチャンスがあったら聴いてみたいと思わせてくれた演奏会だった。