田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

PMFの夏がやってきた!

2017-07-08 23:21:23 | ステージ & エンターテイメント
 札幌の夏の風物詩ともなったPMF(Pacfic Music FestIval 2017)が今年もやってきた!今年で28回目の開催だという。今日(7月8日)そのオープニングを飾るオープニング野外コンサートが開催され、札幌の夏の到来を感じながらコンサートを楽しんだ。 

          

 もはや札幌の夏にすっかり定着した感のあるPMFである。
 今日(7月8日)そのオープニングコンサートが札幌芸術の森・野外ステージで開催され、いつものように友人たちと誘い合って楽しんできた。

          
 
 出演は、PMFの講師陣であるPMFウィーンとPMFベルリン、そして今年のアカデミー生97人からなるPMFオーケストラだった。
 最初に講師陣、アカデミー生の管楽器選抜メンバーによるヴィバルディの「二つのトランペットのための協奏曲」で幕を開けた。

          

 続いてPMFウィーンの4人によるモーツァルトの「弦楽四重奏 第14番 ト長調 K.387『春』」が演奏された。4人のベテランによる重厚かつ繊細な音を楽しむことができた。アンコールでポルカ「観光列車」の軽快な音が楽しめた。

          

 そしてPMFベルリンの5人の管楽器奏者がロッシーニの「歌劇『チェネレントラ』によるハルモニームジークから」とイベールの「木管五重奏のための3つの小品」が演奏された。アンコールはメンバーを増やして、こちらも軽快にラテンの「チコチコ」が披露された。

          

 PMFウィーンのリーダー的存在であるヴァイオリン奏者のライナー・キュッヒルはウィーンオーケストラのコンサートマスターを40年間も務め前年引退したという大ベテランである。いつも苦虫を噛み潰したような渋い表情が特徴的だが、今回はちょっとコミカルな面も披露して聴衆を沸かせた。
 PMFベルリンには、女性のホルン奏者のサラ・ウィルスが陽気にメンバーをリードしている。彼女の陽気な振る舞いがステージをいつも明るくしていて、楽しくしてくれる。

          
       
 そうした演奏を楽しんだ後、最後に今年のアカデミー生97名のオーケストラの登場である。
 4人、5人の演奏が続いた後の97名の演奏は圧巻である。大山平一郎氏の指揮で、バーンスタインの「キャンディード序曲」と、同じくバーンスタイン「『ウェストサイド・ストーリー』からシンフォニック・ダンス」が披露された。
 昨年の綴った記憶があるが、PMF生として札幌に集結してまだ日が浅いと思われるのだが、とても統率のとれた演奏である。おそらく事前に楽譜が渡され、それぞれ十分に練習を積んで参加しているものと想像されるが、それにしても一人ひとりスキルの高さを感じさせる演奏だった。

 それにしても今日の札幌は暑かった。ピーカンに晴れた夏空から陽光が痛いように降り注ぎ、私たちの後頭部を直撃した。完全防備に努めながらのコンサートだったが、これも夏ならではのコンサートである。
 およそ2時間のコンサートを楽しんだ後、4人のオヤジたちはまだ陽が高いうちから、ビールで喉を潤しながら、余韻を楽しんだのだった。

          

 今シーズンの私のPMFは、2度の有料コンサート、そして何度かの街角コンサートを予定している。札幌の夏の風物詩を楽しみたい。

 ※ コンサートはカメラ撮影はNGだった。そのため、数枚をウェブ上から拝借した。