室蘭岳は、もともとは鷲別岳と称されていたようだが、昭和初期のころから室蘭岳と市民から呼ばれるようになった山のようである。市民に親しまれている山と聞いていたので、易しい山なのかな?と思っていたが、それなりに登り応えのある山だった。
前夕、室蘭岳山麓総合公園の駐車場に車中泊した私は午前4時に目を覚ました。
駐車場には5~6台、さらにその脇の芝生にテントが二張りあり、中にはすでに登山を開始している人もいたようだ。
私は準備をして、午前4時30分に行動を開始した。
最初は登山口にある白鳥ヒュッテまでの砂利道の車道(関係者以外は通行禁止)を歩く。
右手を見るとスキー場のリフトが見えた。「だんパラスキー場」が登山道の横に造成されていた。
10分ほどで登山口となっている「白鳥ヒュッテ」に着いた。ここで登山者名簿に記入し、いよいよ登山開始である。名簿を見ると、午前2時台にもう登山を開始していた人がいた。
登山口からは南尾根コース、西尾根コース、そして登山口から少し行ったところ水元沢コースと三つのコースが広がっているが、私は最も一般的な南尾根コースを登ることにした。
多くの山がそうであるように、室蘭岳の場合も山小屋(ヒュッテ)を過ぎると、急に斜度が急になって本格的な登山の開始である。途中、鳥居が見え「水神社」と表示が出ていた。この神社は豊かな水源への感謝と登山者の安全を祈願する神社とのことで、私も安全を祈願して登山を続けた。
けっこうな上りが続くと、やがて大きな岩が現れた。「ガンバリ岩」と称されているようだ。ここの上りのところがユニークだった。なんと古タイヤが積み重なっていたのだ。自然の道に相応しくない、という考えもあるだろうが、古タイヤの有効活用としては面白い活用方法でもある。
室蘭岳がそれほどきつい山、という印象がもたれないのは、急な上りばかりでないところだ。急なところがあったかと思うと、比較的平坦なところが現れ、疲労を回復してくれる区間がある。そうしたことを繰り返しながら高度を上げていった。
高山植物はこの時期、ほとんど見ることができなかったが、一つだけ散りかけている紫色の花が目に入ったが、花の名は不明である。
登山道は地元の方々によってしっかりと整備されていて、かなり山の上の方でも岩石を組み合わせて登山道が荒れないように整備されているところが目立った。
林相が高さを増すにつれ、普通の針葉樹、広葉樹から、ダケカンバの林となり、やがては低木の疎林となってクマザサとの混交となっていった。
すると、見晴らしが良くなり、下界の方を見ると、室蘭の街が箱庭のように見えてきた。
そして最後のクマザサに覆われた急な上りを登りきると、カムイヌプリとの分岐を通過して山頂に到達した。
山頂からの眺望は効いたのだが、若干霞むような感じに見えたのが残念だったが、それでもパノラマ写真を撮ってみた。
ここで一休みした後、私は室蘭岳から尾根続きのカムイヌプリを目ざした。そのレポは後日に。
【室蘭岳〈鷲別岳〉南尾根(夏道)コース 登山データ】
標 高 911.1m (標高差 506m)
駐車場 登山口の下に130台くらい駐車できる舗装の駐車場がある。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
駐車場→(10分)→白鳥ヒュッテ(登山口)→(10分)→がんばりの岩→(60分)→室蘭岳山頂→(65分)→白鳥ヒュッテ(登山口)→(10分)→駐車場
時 間 上り(1時間20分) 下り(1時間15分)
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘17/07/06
前夕、室蘭岳山麓総合公園の駐車場に車中泊した私は午前4時に目を覚ました。
駐車場には5~6台、さらにその脇の芝生にテントが二張りあり、中にはすでに登山を開始している人もいたようだ。
私は準備をして、午前4時30分に行動を開始した。
最初は登山口にある白鳥ヒュッテまでの砂利道の車道(関係者以外は通行禁止)を歩く。
右手を見るとスキー場のリフトが見えた。「だんパラスキー場」が登山道の横に造成されていた。
10分ほどで登山口となっている「白鳥ヒュッテ」に着いた。ここで登山者名簿に記入し、いよいよ登山開始である。名簿を見ると、午前2時台にもう登山を開始していた人がいた。
登山口からは南尾根コース、西尾根コース、そして登山口から少し行ったところ水元沢コースと三つのコースが広がっているが、私は最も一般的な南尾根コースを登ることにした。
多くの山がそうであるように、室蘭岳の場合も山小屋(ヒュッテ)を過ぎると、急に斜度が急になって本格的な登山の開始である。途中、鳥居が見え「水神社」と表示が出ていた。この神社は豊かな水源への感謝と登山者の安全を祈願する神社とのことで、私も安全を祈願して登山を続けた。
けっこうな上りが続くと、やがて大きな岩が現れた。「ガンバリ岩」と称されているようだ。ここの上りのところがユニークだった。なんと古タイヤが積み重なっていたのだ。自然の道に相応しくない、という考えもあるだろうが、古タイヤの有効活用としては面白い活用方法でもある。
室蘭岳がそれほどきつい山、という印象がもたれないのは、急な上りばかりでないところだ。急なところがあったかと思うと、比較的平坦なところが現れ、疲労を回復してくれる区間がある。そうしたことを繰り返しながら高度を上げていった。
高山植物はこの時期、ほとんど見ることができなかったが、一つだけ散りかけている紫色の花が目に入ったが、花の名は不明である。
登山道は地元の方々によってしっかりと整備されていて、かなり山の上の方でも岩石を組み合わせて登山道が荒れないように整備されているところが目立った。
林相が高さを増すにつれ、普通の針葉樹、広葉樹から、ダケカンバの林となり、やがては低木の疎林となってクマザサとの混交となっていった。
すると、見晴らしが良くなり、下界の方を見ると、室蘭の街が箱庭のように見えてきた。
そして最後のクマザサに覆われた急な上りを登りきると、カムイヌプリとの分岐を通過して山頂に到達した。
山頂からの眺望は効いたのだが、若干霞むような感じに見えたのが残念だったが、それでもパノラマ写真を撮ってみた。
ここで一休みした後、私は室蘭岳から尾根続きのカムイヌプリを目ざした。そのレポは後日に。
【室蘭岳〈鷲別岳〉南尾根(夏道)コース 登山データ】
標 高 911.1m (標高差 506m)
駐車場 登山口の下に130台くらい駐車できる舗装の駐車場がある。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
駐車場→(10分)→白鳥ヒュッテ(登山口)→(10分)→がんばりの岩→(60分)→室蘭岳山頂→(65分)→白鳥ヒュッテ(登山口)→(10分)→駐車場
時 間 上り(1時間20分) 下り(1時間15分)
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘17/07/06