田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

SAPPORO CITY JAZZ 2019 PARK JAZZ LIVE

2019-07-15 20:45:06 | ステージ & エンターテイメント

 13、14日の二日間、私はSTVホールに入り浸った。トリオあり、ソロあり、そしてビックバンドありと、札幌内外で活動するミュージシャンたちが思い思いに演奏する音を二日間にわたって楽しんだ!

                   

 PMFと並んで今や札幌の夏の風物詩となった感のある「サッポロシティジャズ 2019が7月7日から8月25日の間で開催されている。(冬にもあるようだが)その中でも私が毎年楽しみにしているのは「パークジャズライブ」である。

 「パークジャズライブ」はHPによると全国から1,500名、300組のミュージシャンが二日間にわたって札幌市内13ヵ所に分かれてライブを繰り広げるイベントである。私は昨年から、それまでと違ってホールで楽しむことにした。その理由はホールの場合比較的ビックバンドの会場に割り当てられることが多いと気づいたからだ。昨年は札幌市教育文化会館で楽しんだ。しかし今年、同館は会場となっていなかった。そこで今年はそれに代わったのであろう「STVホール」で楽しむことにした。

          

     ※ 7/13の2番手で登場した「Flavor」のウィンドシンセサイザーがとてもドライブ感のある演奏をしてくれた。

 7月13日(土)、この日のライブ開始時間の11時35分STVホールに赴いた。最初に登場したのは女性のボーカルを中心としたロックバンド「BLUE 2nd」だった。各バンドの持ち時間は30分、大体のバンドがおよそ4曲程度を演奏して、次々と登場した。ところがこの日は、私が期待するビックバンドはいっこうに登場せず、3~6人程度のバンドがほとんどだった。音楽的にもジャズというよりはロック系が多かった。

          

          ※ 8番目に登場した「トンキッシュ」のリードギターの技量が素晴らしかった!

 唯一のビックバンドは7番目に登場した「SP JSビックバンド」という16人のバンドでようやくジャズ系の音を聴かせてくれるバンドだった。

 結局、この日STVホールでは14のバンドが出演したが、私は11のバンドの演奏が終わったところで帰宅した。

 翌7月14日(日)、再び私はSTVホールに出陣(?)した。この日STVホールでは11時より16団体が出演予定だった。バンド名を見るとJazz Orchestraとか、ジャズバンド部という名が並び、期待を抱かせてくれた。その期待どおりこの日のSTVホールはジャズバンドのオンパレードだった。大人のバンドあり、若者のバンドありで、さまざまなジャズの名曲を聴かせてくれ、大いに楽しませてくれた。その中でも私の耳に出色と思えたのは「室蘭市立翔陽中学校ジャズバンド部」だった。編成は18人だったが、一人一人の確かな技量に裏打ちされた自信に満ちた演奏が見事だった。翔陽中ジャズバンド部は、旧鶴ケ崎中ジャズバンド部が母体で、そのころから「室蘭に鶴ケ崎中ジャズバンドあり」と有名だったが、彼らはその伝統をしっかりと受け継いでいるようである。

          

          ※ 抜群の技量を発揮した室蘭市立翔陽中ジャズバンド部です。

          

          ※ 各パートがソロで演奏する場面が多くあったが、誰もが確かな技量を発揮していた。

 さらには、翔陽中ジャズバンド部のOB、OGで編成された「Muroran₋Flaps Jazz Orchestra」の演奏も見事だった。彼らは全員が高校生年代と見たが、中学校時代に培った技術を生かした演奏が素晴らしかった。

          

          ※ 翔陽中ジャズバンド部のOB,OGで構成したMuroran-Flaps Jazz Orchestraの演奏です。

 その他に登場したビックバンドもそれぞれが特色を出した演奏を披露してくれ大いに楽しませてくれた。

          

          ※ 大人の演奏を披露してくれたWorld Mercy Jazz Orchestraです。

 結局、私は二日間で22のグループの演奏を聴かせてもらった。仕事や学業の合間を縫い、一生懸命に取り組んだ成果を市民に無料で提供してくれるこのような機会は私にとっていつも楽しみに待っているイベンドである。これからも「パークジャズライブ」を楽しませてもらいたいと思っている。