意外にあっさりと山頂に達した感があったが、山頂からは樽前山、紋別岳、イャンコッペ山などが望め、それなりの達成感を味わわせてくれた山だった。
※ 「北広山」の山頂標識です。ガイドブックではここにベンチがあることになっていましたが…。
このところ山へ向かおうとする意欲が持続している。ということで、近郊では未踏だった「北広山」を目ざした。我が家から車で50分、25キロ走り北広山の登山口に着いた。登山口は国道36号線の北広島大曲から道々790号線に入り、約6キロまっすぐ走り舗装道路から砂利道に変わりさらに2キロほど走り、2番目のゲートのところが登山口だった。登山口のところにはけっこう広い駐車スペースがあった。
※ 登山口の近くにあった駐車スペースです。かなりに車が駐車できそうです。
※ 登山口の標識ですが、この右側には「熊に注意!」の表示がたくさんありました。
午前7時、準備を整え出発した。登山道は最初平坦な道を沢に沿って進む。ところどころで沢に注ぐ小さな流れが何か所かあった。特に問題はなかったが融雪期などはけっこうな流れになるのかな?と思われた。そうして歩いているとき、ズドーンというお腹に響くような音が聞こえた。考えてみると、近くに自衛隊の島松演習場があり、そこでの射撃訓練の音が伝わってきたようだった。
※ 初めは右側の沢の流れを横に見ながら、緩やかな登りです。
やがて沢と別れ、やや本格的な登りとなる。といってもそれほど厳しい登りではない。コースはしっかりと整備されているが、両脇のクマザサが覆いかぶさるようなところがあり、ちょっと不気味な思いを抱きながら登り続けた。やがて平坦なところに出た。あたりはダケカンバが目立つ。すると一本の木に「白樺平」と書かれた表示が目に入った。ここまで30分を要した。まだまだ疲れを感じるところではなかったが、林の中の湿度が高かったため、背中には汗が滲んでいた。
※ 沢と別れて本格的な登りが始まりました。
※ 唯一目にした山野草です。クルマバソウかな?
※ 写真のようにササが覆いかぶさっているところはちょっと不気味でした。
※ 「白樺平」の標識です。
「白樺平」を過ぎると、またそれなりの登りが待っていた。「さあ、これからが本格的な登りかな?」と思いながら登り続けた。やがて林が消えて空が見え始め、「これからは眺望の効いた中を登るのだな」と思って、気合を入れ直したところ登山路脇に「北広山 487.8m」という看板が見えた。さらにその先にも「北広山」と書かれた茶色い標柱があった。どうやらこの地点が北広山の山頂らしい、と気づいた私だった。白樺平からはわずか15分しかかかっていなかった。なんだかあっけない登頂だった。
※ 「白樺平」を過ぎると少し本格的な登りが続きました。
※ 木が無くなり視界が広がるかな?と思われたところにご覧のような山頂標識がありました。
山頂を過ぎると、そこには「防衛省用地 立入禁止」と書かれた看板が立てられ、近くにはレーダサイトの建物が見えた。
※ 「防衛庁用地 立入禁止」と標識が立っていました。
※ 自衛隊のレーダサイトのようです。
空は雲に覆われていたが、けっこう眺望が効き遠くには樽前山、紋別岳、イチャンコッペ山などが遠望でき、眼下には清田地区の市街地も望むことができた。
※ ピントが甘くなりましたが、左手奥に見えるのが樽前山、中央のピークが紋別岳、右側のピークがイチャンコッペ山のようです。
このところ6/28、7/3、7/7、7/12、そして今日7/16と、登頂、未登頂は別にして低い山を主としてコンスタントに山を目指している。近年の私にしては珍しいことだ。このことは万全とは言えないながらも、体調が良い証拠なのだと思う。無理せずに目標とする100登頂を目指したい。
【北広山 登山データ】
標 高 487.8m (標高差 202m)
駐車場 第2ゲートの手前に10台近く停まれる駐車スペースがある。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
登山口→(30分)→白樺平→(15分)→北広山々頂→(10分)→白樺平→(20分)→登山口
時 間 上り(45分) 下り(30分)
天 候 曇り、弱風
登山日 ‘19/07/16