田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

朝里天狗岳 またまた登頂果たせず…

2019-07-03 18:56:46 | 北海道低山紀行 & Other

 私はすっかり朝里天狗岳に見放されたのかもしれない…。いくら探しても、送電線の作業道から山頂に取り付く分岐点が見つからないのだ。今回もまた、山中を2時間もうろうろと彷徨ったあげく、登頂を断念した私だった…。

            

      ※ 登山口に至る前にオタルナイ湖を堰き止める朝里ダムから見える朝里天狗岳です。(他サイトから借用)

 昨日(7月2日)、朝起きてみると願ってもない好天だった。前回の失敗(6月28日)

を早期にリベンジしようと思っていた私は、天候を見て即座に朝里天狗岳行きを決めた。

 朝5時30分、自宅を出て朝里へ向かう道中は、車も少なく天気はピーカン!朝里ダムの向こうには小さいながら周りの山々から突出した朝里天狗岳がくっきりと見えた。

          

          ※ 道路脇にぽっかりと開いたところから登山開始です。

 6時35分、前回と同じ駐車帯に車を停め、登山を開始した。

          

          ※ 登山口直後の緑のトンネルです。

 登山道の様子は前回と重複するので省略するが、空は晴れていても早朝のため下草は朝露に濡れていて、ズボンの裾は見る間に濡れてしまった。また、私にとってはけっこうきつい登りが最初から続くので、すぐさま全身から汗が噴き出した。

          

          ※ 1本目の鉄塔を越えた後、一度下ったところに2か所の渡渉地点がありました。

 目指すは3本目の鉄塔である。1本目、2本目の鉄塔まではきつい登りが続いたが、2本目の鉄塔を過ぎると傾斜はやや緩んだ。

          

          ※ 鉄塔1と鉄塔2の間は、ジグを切りながらグイグイと高度を上げていきます。

 6月28日に失敗して帰宅し、ウェブ上を探ると鉄塔の3本目を越えたあたりに分岐点があるということが分かった。また、体験者であるsakagさんからも3本目を越えて直後に分岐点があるというアドバイスをいただいていた。

          

          ※ ここが鉄塔3の地点だったのですが・・・。

 鉄塔の3本目を越えた。ガイドブックの写真と照合したりして目を皿のようにして分岐を探った。しかし、あるという「天狗岳➪」のサインはいくら探しても見つからない。さらにササヤブの中に入っていけそうな小道も見つからない。ピンクのテープも目には入らなかった。3本目の鉄塔から300mも進んだろうか?いっこうに見つからないので、今度は戻りながら探してみた。しかし、見つからない。

 これでおめおめ引き下がれないと思った私は、都合3度ほど行ったり来たりを繰り返したが、結果は同じことだった。

 最後には「もしかしたら」と思い、4本目の鉄塔まで登ってみたが変わりはなかった。

          

          ※ 鉄塔4の地点からは斜度が無くなり、向こうにも鉄塔が見えました。

 弱り切ってしまった私は次のように考えた。ガイドブックによると、「分岐点からのコースは踏み跡程度で迷いやすい」とある。きっと草木が茂り踏み跡は不鮮明となり、サインも茂った葉の陰に隠れてしまい、私の目には入らないのだろうと…。

 いくら目を皿のようにして探しても見つけられない限り長居は無用である。きっと私は朝里天狗岳から見放されたのだろう、と考えた。

 こうなった以上、私は当分朝里天狗岳の登頂を目指すのは諦めて、他の山を目指すことにしたいと思う。残念…。