やはり円山界隈は経済的に恵まれた方が数多く住んでいるのかなぁ?と思わせられる光景に出会った。一つは薪を暖房源としている家が目立ったことだ。今どき薪は高価な暖房源ではないだろうか?そして、エントランス道路からデザイン化された家も見かけることができた…。
薪暖房の家
昔ならいざ知らず、現代においては「石油」、「ガス」、「電気」など数ある熱源がある中で「薪」を熱源として採用するには相当の余裕がなければ難しいとされている。
そこでネット上を調べてみると、ストーブ本体で20~100万円前後、設置費用にやはり100万円前後、そして使用する薪のランニングコストが他の熱源と比較して数倍かかるようだ。これではとても庶民には手が出ない。それなのに丸山西町界隈には住宅の壁際に薪束を積み上げている家が目立った。
他の熱源に比べて費用が高いうえ、煙突掃除などメンテナンスも大変と聞くが、それでも導入する余裕があるということだろう。
薪が燃える時の炎の揺らめきが癒しの効果を与えるという。さらには木材を燃やすということはカーボンニュートラルの面でも他の燃料とは一線を画するという。
そうしたことに価値を見出す層が丸山西町には多く住まわれているということのようだ。
デザイン化されたエントランス道路?
円山とは反対側の幌見峠方面の中腹に建つ「西円山病院」を目ざしたいた時だった。メイン道路から少し奥まったところに建つ家のエントランスが周りと様子が違うのに気付いた。奥まった家に向かって私道らしきものが伸びていた。その道路がヨーロッパの古い街のように不規則な石が敷き詰められているのだ。それだけではない。同じような石で盛土の部分も覆っているのだ。これは完全にデザイン化された道路であり、盛土だと思われた。にくい演出は、やはり余裕の表れなのだろう。
庭石はこうでなくちゃ!
日本家屋においては特別珍しい光景ではないが、過日「山の手界隈」をレポした際に、価値のありそうな庭石が狭い庭に漠然と置かれていたのを目にし、今回のお庭を拝見した時に「庭石はこうすることによって価値が出てくるのでは?」と思った光景に出会ったので、カメラに収めてみた。広い庭の中で木々たちの間におかれた庭石は 効果を発揮しているように私には思えた。もっとも木々たちはすでに冬囲いがされていたが…。
柿の木が!
数年前の「ぶらり散歩」で「札幌で柿の木を見た!」とレポしたことがある。今回、円山の住宅街で目撃することができた!いよいよ温暖化も顕著になってきたということか?
前回同様、柿の木はたわわに実を付けていたが、今の時期にそのままということは渋柿なのだろう。鳥たちも啄まないという。しかし、これから寒暖を繰り返すことで甘さが増してくるらしい。そうすると野鳥たちの絶好の餌となるようだ。お家の方々はその様子を見て楽しむのだろう。
以上、二日間にわたって「円山西町界隈」をレポしました。