田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌の半年を振り返る Ⅴ

2007-10-05 18:58:19 | 札幌学 & ほっかいどう学
 このシリーズのPart Ⅲで私は、「マルチな人間を目ざしたい。しかし、それだけでは・・・」と記しました。
 そのことに触れながらこのシリーズを閉じたいと思います。

 大都市札幌は大きく、広く、そして多彩なフィールドが展開されています。そのようなフィールドをたった半年間で見たり、触れたりできることは限られています。
 そのフィールドの入り口に立ったに過ぎない私は、その魅力だけに目を奪われ、負の面を見たとしても「あばたもえくぼ」の例えのように、本当の札幌がまだ見えていないのかもしれません。
 しかし、マルチな人間を目ざして、さらにさらに札幌をあらゆる角度から見て(観て、視て)いったときに、今まで見えていなかった面も含めて、本当の札幌が見えてくるのではと考えているのです。

  私は歩き続け、多方面に触手を伸ばし、野次馬精神を忘れずに、マルチな人間を目ざしたい。
と思っていますし、札幌理解を深めたレポートを発信できればと思っています。

 さて、宿題の「しかし、それだけでは・・・」の部分です。
 「マルチな人間を目ざしたい」と言いつつも、そこに何か物足りなさを感じているのも事実です。「一つくらい何か薀蓄を傾けたいなぁ」と・・・。

 私が多少でも薀蓄を傾けられるとしたら・・・、それはもう「スポーツをおいて他にはないなぁ」というのが偽らざる思いです。
 スポーツというと、世の中にあっては一般的、大衆的ですし、特色ある趣味ともいえません。誰もがそれなりに評論家になれる分野です。
 しかし、私にはこれしかない。スポーツの世界なら他の分野と違い、それなりに見ることができ、語ることができるかな、と思えるのです。それもミーハーに、いやマルチ見ていきたいと思っています。
 これまでの私のスポーツの世界というと、テレビから得る情報がほとんどでした。しかし、札幌に転居したことによって、かなりのレベルのプレーをライブで接することができるようになりましたので、積極的にスポーツの現場に足を運んでみようと思っています。

 そしてもう一つ、トレッキングに意識的に取り組んでみたいなぁ、と思っています。

 こうして札幌への理解度を高めながら、「社会に、地域に、周りの人たちに、私自身が役立つことが何かないだろうか?」ということを絶えず問い続けて行きたいと思っています。
 それがこれからの私の課題だろうと考えています。


※写真は大通公園にあるイサム・ノグチ作のブラック・スライドマントラです。

札幌の半年を振り返る Ⅳ

2007-10-04 19:09:33 | 札幌学 & ほっかいどう学
 これまでの3回と視点を変えて、私が札幌へ転居したことによる変化というよりも、転居したことをブログを書き続けたことによる変化について記してみたいと思います。

 ブログを通してウェブサイト上で何人かの知り合いを得ることができ、さらには実際に交流まで発展することができた例があります。

 その第一は、やはり「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」の著者林心平氏でしょう。
 彼とは、彼の主宰する座談会に出席させていただいたり、彼の講座に参加したりと、交流させてもらっています。彼がライターとして成功することを後方から応援していきたいと思っています。

 また、苫小牧市の東小学校ともブログを通じて交流させてもらっています。ブログでも報告しましたが東小の「ビオトープ学習会」にも参加させていただきました。

 さらに、ウェブ上で知り合った地方の方が来札した際に、札幌を案内して喜ばれたこともありました。

 つい最近ですが、トレッキングのことをブログに書きましたら、どうやら近くにお住まいの方で相当にトレッキングを究めている方からコメントをいただきました。
 その方のホームページを訪れると、私のこれからのトレッキングライフの参考になることが盛りだくさん紹介されていて、この方ともいつか出会うことになるのかなぁ、なんて思っているのですが・・・。

 このように半年の間に、ウェブ上で人と繋がりができてきたことも私にとっては大きな変化の一つです。
                          (以下 次回に続く)


※写真は大通公園で、花壇からビルの上端までを収めたものです。

札幌の半年を振り返る Ⅲ

2007-10-03 18:59:27 | 札幌学 & ほっかいどう学
 ある雑誌のコラム欄に次のような一文が載っていました。
「最近は情報が溢れ、そこから知識を得て、誰もが薀蓄を語るようになった。だから自分は敢えてミーハーでいたい」と・・・。

 私はこの一文深く納得した。というより、私を救ってくれるような一文のように映りました。
 というのは、これまでの半年間の私の行動は、何の深みもなく、何の専門性も感じられないものでした。
 このことは偏に私の資質に関わることなのですが、私には一つのことに固執するだけの根気もなく、モノゴトを深く追究するだけの教養も持ち合わせておりません。
 私にあるのは、人一倍の好奇心と旺盛なる野次馬根性といったところでしょうか。
 そんな私ですから、上の文に深く納得したのです。

 しかし、「ミーハー」という言葉には年代的に受け容れがたいものもあります。
 ここはやや買いかぶりの面は否めませんが、それを承知で「マルチ」という言葉を使わせてもらいます。
  「私はマルチな人間を目ざしたい」と・・・。

 前日の投稿で「札幌は多彩なメニューを提示してくれる」と記しましたが、私のこれまでは、そのメニューのごく一部の入り口に立ったにすぎないと思っています。
 私はこれからも興味関心の趣くまま、さまざまな分野や方面に触手を伸ばし、マルチな人間を目ざしたいと思っています。

 しかし、それだけでは・・・との思いも実はあるのです。
                         (以下 次回に続く)

※写真は遠くにテレビ塔を望む大通公園です。
  

札幌の半年を振り返る Ⅱ

2007-10-02 21:29:36 | 札幌学 & ほっかいどう学
 昨日、私のこれまでの体験は「札幌のさまざまな分野の入り口を訪れたにすぎない」と書きました。
 どれくらいの入り口を訪れたのか、粗いカウントの仕方ですが、数えてみました。
 ◇美術館、博物館   22施設
 ◇公園        11ヶ所
 ◇イベント(ライブ) 24回
 ◇スポーツ観戦     8回
 ◇その他の施設     7ヶ所
などでした。
 改めてたくさんの施設を訪れ、多くの催しに参加することができたのだなぁ、と振り返っています。

 こうしたたくさんの体験を重ねる中で、私自身が感じたことは、
  札幌は自ら積極的に働きかけると、そこに多彩なメニューを提示してくれる。
ということでした。

 そして私は、札幌生活のスタートにあたり、まずまずのスタートをきることができたのでは、と振り返っています。
                          (以下 次回に続く)


※写真は街角で見つけた鮮やかなナナカマドの実です。

札幌の半年を振り返る Ⅰ

2007-10-01 20:52:42 | 札幌学 & ほっかいどう学
 四月に札幌市に転居以来、ちょうど六ヶ月(半年)を経過しました。
 ここらで一度立ち止まり、これまでの来し方を振り返ってみるのも悪くないなぁ、と考えました。
 そこで本日から数回に分けて、この六ヶ月を振り返り、ちょっとだけ明日のことも考えてみることにしました。

 さて、転居して六ヶ月の感想ですが、思いとしては、やはり“もう六ヶ月も経ったのかぁ・・・”というのが偽らざる思いです。
 それだけ夢中で過ごしてきたということかもしれません。

 私は札幌を終の住処にするにあたって、
 「札幌をできるかぎり掴む(知る)ことによって、私なりに意味ある生き方をしたい」
と思いました。
 そして、そのためには私自身が足を使って札幌を歩き回り、皮膚感覚で札幌を知ることが肝心と考えました。

 私は自分の考えを実践に移しました。
 思いつくまま、何の系統性も根拠もなく、ただひたすらに札幌の街を歩き回りました。
 その様子はブログで報告してきたとおりです。
 ブログの更新は、札幌転居以来昨日で152回になりました。(9月はついに全日更新を達成しました)
 そのタイトル名を全て書き出してみましたが、話題が実に多岐にわたっており、我ながら「ようやったもんだなぁ」と思っています。

 しかし、私の体験は、札幌が有するさまざまな分野の入り口を訪れたにすぎないものだとも思います。
 

 ※写真は大通公園の西端にある札幌市資料館です。