田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌景観資産⑮  指定第19号 「札幌聖ミカエル教会」

2021-11-20 16:37:58 | 札幌景観資産巡り

 

  キリスト系の教会としてはとてもユニークな形をした教会だった。正面から見える大屋根の勾配が途中で変化する形や、ガラス窓に張られた幾何学模様の切り出した和紙がまるでステンドグラスのような効果を発揮していた。

 「札幌聖ミカエル教会」は都心からはかなり離れた北19条に建てられていた。このあたりは明治、大正時代にはまだそれほど発展していなかったと聞くが、建設年が昭和35年というからもう住宅がいっぱいに建っていて市街地が形成されていたのだろう。

   

※ 「札幌聖ミカエル教会」の正面です。

 その住宅街の中にひと際ユニークな外観を見せる「札幌聖ミカエル教会」が建っていた。建物全体はレンガ造りなのだが、正面から見ると屋根の形が途中から傾斜が変わっているのが一つの特徴だった。また、建物正面のガラス面に白い幾何学模様が施されていた。それは和紙を切り出して窓に張り付けたものだというのだが、面白い試みである。

   

 建物の前には例によって〔札幌景観資産〕の標柱が立っていたが、そこには概ね次のように説明が書かれていた。

   

「この建物は1960(昭和35)年建築されました。設計者はチェコ出身の著名な建築家アントン・レーモンドです。軒先が低く葺きおろされ勾配が途中で変化している大きな屋根、室内に光を取り込むためのスリットを入れたれんが壁の配置、格子状のガラス窓に張られた幾何学模様に切り出した和紙など建物全体が安定感のある優しさがにじみ出ている」とあった。

 こうしたことが評価されて〔札幌景観資産〕の一つに指定されたのだろう。しかし、私はここまで来てある疑問が浮かんできた。というのは、〔札幌景観資産〕に指定されている宗教施設がキリスト教関係施設に集中していることだ。これまで巡ってきた「日本基督教団札幌教会礼拝堂」、「カトリック北一条教会司祭館カテドラルホール」、「カトリック北一条教会聖堂」、そして「札幌聖ミカエル教会」と四つも指定されている。さらには〔札幌景観資産〕より格上ではと思われる〔景観重要建造物〕にも「日本福音ルーテル札幌教会」が指定されている。

   

※ 教会の裏正面です。こちらには教会附属の幼稚園の園舎が建っていました。

 私の疑問はもうお分かりだろう。キリスト教的な施設に対して、仏教的あるいは神道的な施設が一つも指定されていないことに単純な疑問を持った。そこには指定するにあたっての基準が存在し、それに該当しないと判断されているとは思われるのだが…。札幌市内に数多く存在する寺社には一つも指定に値する建物はないということなのだろうか?いつかそのことを聞いてみたい気もしている。 

札幌聖ミカエル教会 情報》

◇所在地 札幌市東区北19条東3丁目4-5

◇建設年 1960(昭和35)年

◇構 造 レンガ造一部木造

◇指定年 2007(平成19)年12月19日

◇その他 教会行事がなければ見学可 ※ 事前に許可が必要

◇電 話 011-721-2446(札幌聖ミカエル教会) 

◇訪問日 2021年11月6日


映画 №330 クリフハンガー

2021-11-19 16:50:33 | 映画観賞・感想

 希代のエンターテナーであるシルベスター・スタローンが放った会心の一作と称しても過言ではないほど楽しめた映画だった。「ロッキー」、「ランボー」などと同様に観客を徹底的に楽しませるというスタローンの想いが満載の映画である。

※ タイトルにナンバーリングを付けているが、この数字は私が2007年に札幌に転居後に観た映画の通算の映画の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。 

          

 この映画は11月8日(月)、BSプレミアムで放映されたものを録画して視聴したものである。コロナ禍以来、それまでテレビ放映された映画やレンタルビデオの映画は私の映画歴にカウントしていなかったのだが、映画館やイベントでの映画観賞が出来なくなったことから止むを得ず、自宅観賞した分もこうして感想を綴るようにした。

 さて今回の「クリフハンガー」であるが、理屈なく心から楽しめた。映画の入りが良かった。アメリカ・ロッキー山脈で山岳救助隊員を務めるゲイブ(シルベスター・スタローン)はある日。遭難した同僚で親友のハルとその恋人・サラの救出に向かうが、ハルの目の前でサラの救出に失敗し、サラをロッキー山脈の谷底に転落させ死なせてしまうという衝撃のシーンから始まる。この始まりのシーンで観客の心を鷲掴みにしてしまう。

 しかし映画の主題はそこではなく、米国造幣局が発行した大量の紙幣を輸送する航空機を、犯罪組織が航空機をロッキー山脈山中で墜落させ強奪しようとするのを、ゲイブとハルが身を挺して防ぐというストーリーである。

   

 雪の岩壁をTシャツ一枚で登り切ったり、真冬の氷が張った湖の水中に潜り込んだりと、現実には考えられないシーンも続出するが、そうしたことを詮索していては映画を楽しむことはできない。ここはスタローンの世界に没頭するのがこの映画を楽しむ術なのだ。

 映画の企画から、脚本の執筆までスタローンは関わっているという。彼がいかに観客を楽しませようとしているか、が伝わってくるエピソードである。

 ブログを書く上では禁じ手かもしれないが、ネット上に公開されていたレビューの一つを紹介させていただきたい。「クリフハンガー」の魅力が伝わるはずである。

    

(前略)スタローンの最高傑作は「ロッキー」や「ランボー」ではなく「クリフハンガー」だと自分は思っている。数々の大ヒット作を続けた後にスランプになり、演技派を目指したり、コメディ映画に挑戦したりと自分を見失っていた。しかし体を鍛え直して得意の体当たりのアクション映画で復活を遂げた作品が「クリフハンガー」。

 冒頭、見るからに危険そうな高い岩山の絶壁でのロッククライミング。これだけでこれから凄い映画が始まる予感でワクワクしてくる。上空の飛行機での綱渡り、橋落下の大爆発、雪山での対決、どれも大掛かりで見せ場である。(中略)

 この映画の公開は1993年、スタローンが47歳の時である。アクションスターとしては決して若い年齢ではない。それでも、これだけのアクション映画が作れる。スタローン自身が「ロッキー」のようにチャンピオンとしてではなく、挑戦者の気持ちで高いハードルに新たにチャレンジしたからだと思う。(後略)

※ 添付写真はいつものように全てウェブ上から拝借したものである。


晩秋のサッポロのマチ点描

2021-11-18 17:10:36 | 環境 & 自然 & 観察会

 初雪の便りも直ぐ近くまでやってきている。そんなサッポロのマチの代表的な緑のスポットを巡り歩いてみた。北海道立近代美術館前庭、北海道知事公館庭園、そして大通公園の晩秋の様子を巡り歩いた。

 ここ10日ほど足の調子が悪く、外出を極力控えてきた。(11日、12日のビジネスEXPOは痛んだ足を引きずって参加したが…)まだ完治はしていないが、都心に所用があったので運動不足解消を兼ねて徒歩で街中に向かった。その途中で上記の三ヵ所を巡り歩き、晩秋の様子をスケッチしてみた。

◆北海道立近代美術館前庭   

 近美の前庭には大木がたくさん繁っている。それらの大木のマツ類などの常緑樹を別にしてほとんどは葉を落としていた。ちょっと寂しい光景ではあるが、冬を越すための広葉樹の知恵であろうか?

      

 前庭内を移動したところ、カシワの木の落ち葉が大量に重なっているところがあった。葉が落ちてから少し時間が経っているためか葉の色が濃くなっているところに晩秋の色を感じた。

   

 

◆北海道知事公館庭園   

 知事公館の庭でひときわ存在感を発揮しているのが美唄市出身の彫刻家・安田侃作の白大理石の彫刻「意心帰」である。その「意心帰」も冬を前にして彫刻全体がカバーされていた。

   

 知事公館の庭園内で唯一黄葉していたのが「落葉松 唐松」だった。その下にはやはり彫刻家の流政之作の「サキモリ2000」と「サキモリ2002」が並んで立っていた。

   

 その黄葉した唐松の枝が垂れ下がっている間から知事公館を写してみた。

   

 庭園内でこれまた唯一真っ赤に紅葉している木が一本だけ目立っていた。近くにいた庭園を整備するスタッフに木の種類を聞いてみたが残念ながら答えを持ち合わせていなかった。おそらくドウダンツツジではないかと思うのだが…。

   

 

◆大通公園

 場所を大通公園に移した。まずは大通公園の12丁目広場である。12丁目はバラを中心としたサンクガーデンゾーンとして知られている。バラは小さな樹とあって、どれもがしっかりと冬囲いがされていた。

   

   

 続いて大通公園に面している札幌家庭裁判所の庭に鮮やかに色付いたナナカマドの赤い実が目に付いた。周りの木々がすっかり葉を落としているためにひと際鮮やかだった。カメラのレンズの解像度が低いためその鮮やかさが十分伝わるかどうか?

   

 西9丁目広場に樹立するたくさんの大木たちもすっかりと葉を落としていた。

   

 また西7丁目広場では、公園を整備する人たちが集めた枯葉が小山を作っていた。

   

 西6丁目まで来ると、ホワイトイルミネーションの準備が進んでいた。周りの掲示を見ると11月19日(金)から早くもホワイトイルミネーションが始まるという。

 6丁目のイルミネーションの準備風景であるが、緑に見える葉は造花である。

   

 4丁目広場には大型のイルミネーションができるような造作である。

   

 サッポロホワイトイルミネーションが早くも明後日から始まると知って少々驚いた。季節は確かに進み、白い季節がもうそこまでやってきていることを実感させられた晩秋のサッポロのマチだった。


森保ジャパン2位浮上! しかし…WCアジア最終予選

2021-11-17 16:25:12 | スポーツ & スポーツ観戦

 本日未明、適地オマーンのマスカットスタジアムでWCアジア最終予選の第6戦(全10戦)の対オマーン戦が行われ、日本は1対0で勝利したことで勝ち点12となりWC自動出場圏内の2位に浮上した。しかし…。

 本日(17日)未明、日本時間で午前1時に遠くオマーンのマスカットスタジアムで日本のWCアジア最終予選第6戦のキックオフの笛が吹かれた。

 いつものように私はテレビの前に陣取って、眠い目をこすりながら森保ジャパンの戦いを追った。テレビの解説者は元日本代表監督の岡田武史氏と元日本代表の佐藤寿人氏の二人だった。

   

※ 対オマーン戦、森保ジャパンの先発イレブンです。 

 私にしては珍しくこの一戦の先発メンバーを記してみる。GK権田、DF(左から)長友、富安、吉田、山根、MF(同じく左から)田中、遠藤、柴崎、WG左 南野、右 伊東、そしてFWは大迫のイレブンだった。

 前半は前戦で負けたこともあってだろうか?日本の入りは慎重に見えた。さらには、ベトナム戦で輝いた右WGの伊東が徹底的にマークされ、彼の良さが消されてしまっていたことも響いていたようだ。解説の岡田氏も「日本は絶対勝たなきゃいけない試合という緊張感がいまいち感じられない気がする」と語っていたが、私も日本選手に「絶対勝つんだ!」という覇気を感じられなかったところが不満だった。そんな中でオマーンがゴールからかなり離れた位置からミドルシュートを放ち一瞬ドキッとさせられた場面もあった。

   

※ この日は相手のマークに苦しんだが、見事ゴールを決めた直後の伊東選手です。

 後半、森保監督が動いた。後半開始から柴崎に代えて初めて日本代表に選出された三苫をピッチに送り出した。三苫は今最も旬な選手と目されている一人だ。三苫の投入によって日本の前線が一気に活性化し始めた。三苫の繰り出すドリブルが相手DF陣を何度も切り裂き、相手を慌てさせ始めた。三苫が入ったことにより、何度も何度も三苫からゴール前にボールが供給されるようになった。しかし、なかなか決まらない。後半も押し迫った36分、またもや三苫からのセンターリングに伊東が合せ、待望の先取点をもぎ取った。結局これが決勝点となるのだが、その前にも「あわや!」というシーンがあったのだが決めきれずにいただけに「ようやく…」という思いが強かった。

   

※ 鮮やかなA代表デビューを飾った三苫選手です。今後日本に欠かせない選手となりそう。

 結局、日本はオマーンにチャンスらしいチャンスをほとんど与えず勝利し、勝ち点3を積み上げることができた。最終予選Bグループではオーストラリアが2位につけていたのだが、この日引き分けたために勝ち点1の積み上げに終わり総勝ち点数で11となり、この日の勝利で日本は12となったため、Bグループで2位に浮上した。日本はここから残り4試合を勝ち続けると自動でWC本大会に出場する権利を得ることになる。

      

 しかし、コトはそう簡単に運ばないだろう。この日の試合を観戦していて改めて感じたことなのだが「アジアのレベルが確実に向上してきた」ことを痛感させられたのだ。以前はアジアといえば、イラン、サウジ、UAE、韓国、オーストラリア、そして日本が強豪国と目されていたが、今やその他の国々も力を付けてきた。B組で現在下位に沈んではいるもののオマーン、中国、ベトナムも実力的には紙一重といった感じである。

 最終予選は残り4試合。◆1/27 対中国、◆2/01 対サウジアラビア、◆3/24 対オーストラリア、◆3/29 対ベトナムと続く。どの対戦も気の抜けない試合ばかりで前途は茨の道であるが、ぜひともここを勝ち抜いて7大会連続のWC本選出場を果たしてほしい。(2002年の自国開催は予選免除で出場している大会も含めて)

 DAZNの放送を視聴していて、解説の岡田氏の落ち着きと愛情あふれるコメント、そして佐藤氏の的確な技術ポイントの解説、二人とも非常に聞きやすい解説だった。岡田氏についてはこれまで何度も聞いていたが、佐藤氏は初めてだった。佐藤氏は解説者として適性のある方だと思った。


札幌景観資産⑭  指定第25号 「髙城(たかぎ)商店」

2021-11-16 15:28:28 | 札幌景観資産巡り

 「髙城商店」は11月8日にレポした「北海湯」と指呼の距離に古色蒼然とした趣で建っていた。昭和初期から酒屋を営んでいたそうだが、現在は廃業していることも手伝い、壁面はツタの葉に覆われてもいた。

 「北海湯」の建物を発見するのに少々時間がかかったが、「髙城商店」の方は「北海湯」の写真を撮っているうちに視界に入ってくるほど近い同じ東8条通りに面して建っていた。

   

※ 「北海湯」の方から眺めた「高城商店」です。

 建物は木造であるが、酒屋を廃業したからだろうか?ツタの葉が屋根まで覆っていて、そのことが一層建物の古さを強調しているように思えた。建物の横には例によって〈札幌景観資産〉の表示が立てられていたが、そこには「三角屋根と下見張りの外壁は、頑丈な造りでゆがみや傷みが殆ど見受けられず、堂々とした風格のある木造の和風商店建築である。壁に貼られたホーロー製の看板などと一体となって昭和の時代を感じさせ、札幌と石狩をつなぐ元村街道筋として発展してきた この地域の原風景を今に伝える」と書かれていた。

   

※ 東8条通りに面した「髙城商店」です。

 この説明で十分だと思われるが、入口のところから中をちょっと覗かせてもらったが、中はがらんどうで商品を並べる陳列棚が見えたところを見ると、かなり最近までお店を営業していたのかな?とも思わせてくれたが、今は人は住んではいらっしゃらないようだった。

   

※ 店の居住部分と思われますが、人が住んでいない様子がうかがえます。

 木造の商店兼住宅に対して、その裏には札幌軟石を使った倉庫があったが、その前の住宅の壁のためにちゃんとした写真は撮れなかった。いずれにしても木造ということから、これから長くは保存できないのかな?と思ってしまったのだが…。 

                                 

髙城城商店 情報》

◇所在地 札幌市東区北7条東4丁目28

◇建設年 1932(昭和7)年頃

◇構 造 木造、石造り(倉庫)

◇指定年 2009(平成21)年3月31日

◇その他 個人住宅につき非公開

◇電 話 011-704-3300(STUDIOBAR 北海湯) 

◇訪問日 2021年11月6日

  ※ 髙城の髙は「はしごだか」であると断りがあった。

   

 ※ 写真を撮るのに苦労した商店の裏側に建っていた札幌軟石製の倉庫です。


稲葉篤紀氏 五輪優勝を語る

2021-11-15 16:37:54 | 講演・講義・フォーラム等

 大きな仕事を成し終えた稲葉氏の言葉は自信と誇りに満ちていたように見えた。オリンピック開催国で優勝という至上命題を見事に果たした稲葉氏の周到なチームマネジメントの奥義を聴いた。        

 11月12日(金)「北海道ビジネスEXPO2021」と併行開催されたセミナーの最後を飾ったのは、東京オリンピックで日本代表を率いて優勝を飾り、このほど日本ハムファイターズのGMに就任した稲葉篤紀氏「チームマネジメント」と題して特別講演を行ったのを聴いた。

          

 稲葉氏は前日まで沖縄県国頭村で行われていた日本ハムの秋季キャンプを視察・指導していたが、この日のために帰道して講演に臨んでくれたようだ。さすがに時の人である。受講希望者が多数だったこともあって、私は主会場ではなく別室に設けられたモニターで稲葉氏の講演を聴くことになった。

 稲葉氏はまず自身が仕えた監督を列挙した。それによるとヤクルト時代に野村、若松両監督、日ハムではヒルマン、梨田、栗山の3監督の計5監督に仕えたという。稲葉氏はそれぞれの監督から学んだことを話されたが、特に野村監督からは準備する大切さを説かれたという。野球(仕事)は常に「予習」→「実践」→「復習」の繰り返しだと…。また栗山監督からは「固定観念を捨てる」ことの大切さを学んだと話された。

 また、彼自身が日本代表選手として戦った際には星野、原、山本監督に仕えたという。そうしたいろいろな監督と接する中から稲葉氏はチーム作りの理念として「結束力」を最重視するチームを作っていこうと考えたという。そして具体的には「良い選手を集めるのではなく、良いチームを作る」ことを心掛けたそうだ。具体例としてオリンピック本番では実現しなかったが、前年のWBSCプレミア12の際にソフトバンクの周東選手を招集したことを挙げた。

   

※ 私は稲葉氏のお話をモニター越しに伺った。

 稲葉氏は2017年8月に日本代表監督に就任したが、翌年から年度毎にテーマを設定してチーム作りを進めたそうだ。私はこのことについては全く知らなかったが、スポーツ紙などは毎年大きく取り上げていたようだ。その年度毎のテーマとは…、

◆2018年度 「学」

◆2019年度 「創」

◆2020年度 「結」 

と年度毎にテーマを決めチーム作りの熟成を図り、2020年度のオリンピック本番を迎えようとしたのだが、コロナ禍のためにオリンピックが延期となり、一度「結んだ」はずのチームを再び束ねようと考えて、

◆2021年度 「束」

とテーマを決めてオリンピックに臨んだという。

 稲葉氏は最後に「結束力」を高めるのは、結局コミュニケーションではないか、と強調した。コミュニケーションによって選手たちの “心を動かすこと” が成功に繋がったのではないかと結んだ。

 そしてこれからは、感謝と恩返しを胸に野球界のために頑張りたいと話された。

   

※ 稲葉氏は講演後に私たちの部屋にも挨拶に見えられた。

 さらには話題のビッグボスこと新庄新監督について、「力がある。説得力がある」と評し、日本ハムは必ず変わるので引き続き応援願いたいとリップサービスも忘れなかった。

 そして講演後、モニターで話を聴いた私たちの部屋にも挨拶に見えられたが、その表情はやはり自信と誇りに満ちていたように私には見えた。新たな GMの立場での活躍を祈りたい。


時代は進化し続けている…(EXPOセミナーから)

2021-11-14 18:13:58 | 講演・講義・フォーラム等

 時代は確実に進化し続けている…、このことを痛感させられた今回の「北海道ビジネスEXPO」での一連のセミナーだった。そして、私はこうした波に乗り切れていないな、ということも感じさせられた。しがって一つ一つのセミナーを私の言葉でレポする自信がない。そこで私の印象を綴ってお茶を濁すことにする。

 今回私が参加したセミナーについては拙ブログの4日前の投稿で紹介しているが、特別講演の日本ハムGMの稲葉氏の特別講演を除いて、4つのセミナーについては私は詳しくレポする自信がない。その4つのセミナーとは…

◆ワーケーション普及セミナー

 ◇講演「ニューノーマルの新たな働き方」 富士通(株)統括部    三川 真奈 氏

 ◇事例発表 

 ◇トークセッション   

◆地域創生・人材育成セミナー 「SDG’s時代を担う人材育成」

                 (株)Barbara Pool代表取締役 井上 祐巳梨 氏

◆スタートアップセミナー 「北海道から世界へ」  hackjpn.inc CEO  戸村 光 氏

◆デジタルイノベーションセミナー

  「DXを成功に導くための10のポイントと具体的アプローチ」 

データビズラボ(株)代表取締役 永田 ゆかり 氏

 上記ラインナップを見て、直ぐ気付くのが4つのセミナーのうち3つのセミナーのスピーカーが女性だということだ。3人のうち三川氏は会社の人事部を代表しての講演だったが、井上氏、永田氏はそれぞれの分野の第一人者として講演されたのだ。私が言いたいことは、政治の世界で女性はまだまだ男性の後塵を拝しているようだが、実業の世界ではもはや女性といえども堂々と男性に伍して時代を担っていることを目の当たりにした思いだった。事実、彼女たちの講演は実に堂々とした自信に満ちたものだった。

 具体的に一つ一つのセミナーについて簡単にレポしてみると…、

          

          ※ 三川真奈氏

 富士通(株)はIT関連企業であるから、今回のコロナ禍においていち早くテレワークなど新たな勤務態様を導入した企業である。三川真奈氏からはその実態の報告があったが、社員にとって責任は伴うがメリットの大きい改善に思えた。三川氏からは新しい富士通の態様は、会社と社員の関係性は「自律 × 信頼」であると強調された。セミナー全体としてはそうした勤務態様の変化によって北海道をテレワークのホームにしたい思惑があったようだが、はたしてどれだけの効果が期待できるのかは未知数のような気がした。

          

          ※ 井上祐巳梨氏

 井上祐巳梨氏のお話しの中でSTEAM教育」という言葉が出てきた。私にとっては全く初耳の言葉だった。講演ではこの言葉を受講者は熟知しているものとして進められたために私にとっては苦しいセミナーとなった。調べてみると「STEAM教育」とは「Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。 技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する中で生まれました。」とあった。井上氏は会社((株)Barbara Pool)においてSTEAM的な要素をもった人材育成をアドバイスしていくコンサルタント会社を経営し、一方では「(一社)STEAM JAPAN 代表理事」として国の教育への提言も積極的にされている方のようである。

          

          ※ 永田ゆかり氏

 永田ゆかり氏の話になると私はいよいよ混迷を深めた。永田氏はDXはホットワードである」という。私にとっては「DXって何ものかいな?」というレベルである。最新のビジネス用語を駆使し、滔々と話す永田氏の言葉は私にとってはまさに「猫に小判」状態だった。ちなみに「DX」とは?帰宅してからネットで調べると、「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革させること」とあった。彼女の会社もまた人材育成のために一般企業に対するコンサルタント業務を請け負っている会社のようである。

          

          ※ 戸村光氏

 以上、女性の講演についてレポしてきたが、男性も負けてはいない。私が聴いた唯一の男性経営者の戸村光氏はなんと1994年生まれの若干27歳でアメリカ・シリコンバレーに本拠地を置き、社業としては「Web開発」、「アプリ開発」、「AI開発」、「社員研修(AI)」などを手掛けているようだが、お話は起業の勧めだった。氏は起業のための資金調達をはじめとして起業を積極的に支援したいと強調された。

 私はTV東京系列の「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」は欠かさずに視聴するほど現代のビジネストレンドに興味関心を抱き、それなりに精通しているつもりでいた。しかしそれはTV局が万人向けに翻訳したうえで放送していることを思い知らされた。現代のビジネス最前線を担っている人たちは、一般人の二歩も三歩も前を行っていることを思い知らされた今回の一連のビジネスセミナーだった。すでに一線を退いた私だから呑気なことを言っていられるが、現役の人たちはトレンドを読み、その先を行かねばならないのだから大変だろうなぁ、と思わされた今回のセミナーだった…。


水素社会普及へのトヨタ自動車の取り組み

2021-11-13 15:38:47 | 講演・講義・フォーラム等

 水素エンジンの自動車と一口に云うが、実は大きく二つに分かれていることを知った。脱酸素を目ざし水素社会の実現に向けて奮闘するトヨタ自動車の開発責任者のお話に耳を傾けた。

 「北海道ビジネスEXPO2021と併行して開催されたビジネスセミナーの第1弾は基調講演として「脱炭素における水素社会の実現に向けて ~水素社会普及へのトヨタ自動車の取組み」と題してトヨタ自動車(株)FC事業領域統括部長の濱村芳彦氏が講演された。

            

 まずリード文でも触れた水素エンジンのことであるが、興味のある方にとっては常識的なことなのだが、二つの方向性があることを私は初めて知った。

 一つは、水素と酸素の化学反応によって発電したものを燃料電池として蓄え、その電気エネルギーを使ってモーターを回して走る自動車のことで、燃料電池車(FCVとも呼ばれている自動車。

   

 もう一方の水素エンジン車は、文字どおり水素そのものを燃料としてエンジンを駆動させて走る自動車がある。

 トヨタ自動車は両者ともに研究開発に取り組んでいるが、完成品が市場に出ているのは燃料電池車(FCV)の方だけで、水素エンジン車の方は今年5月に富士スピードウェイで行われた24時間耐久レースに参戦し、見事完走したことで話題を呼んだが、トヨタとしては今のところ市販の予定はないとしている車である。

 したがって講師の濱村氏も燃料電池車(FCV)の開発、市販化に取り組んだ責任者ということだった。濱村氏はトヨタで20数年間エンジン開発に取り組んできた技術者であるが、社命だったとはいえFVCの開発に携われたことに大きな意義とやりがいを感じていると話された。

 濱村氏は技術開発の難しい話よりは、一般向けに脱炭素社会を目ざす先兵として水素自動車の優位性を説く講演内容だった。濱村氏によると、現在地球上走っているガソリン車が排出する炭素の量は全体の数パーセント(数字をメモすることができなかった)に過ぎないとした。濱村氏が言いたかったことは、排出量が数パーセントだったとしても、ガソリン車を廃止することのアナウンス効果は大きいということを言いたかったのだろうと解釈した。

 だから氏は、世界がカーボンニュートラルの世界に向かっている動きを年代ごとに図示し、その動きが加速していることを示唆した。

 トヨタの燃料電池車は第二世代に入り、改良された燃料電池車MIRAIは、水素を満タンにすると航続距離が1,000kmを超える報告が次々と入っているとした。ただし、燃料電池車の普及には解決せねばならない課題も多々あるようだ。現在、水素ステーションは全国で155ヵ所(北海道には2ヵ所)しかないそうだ。また、燃料電池はコストがかかるために価格が600~700万円台と高価なことが普及のための足かせとなっているとのことだった。

  

 現在、脱酸素を目ざす自動車としては電気自動車(EV)が一歩先を行っている感が強い。ホンダ自動車も燃料電池車(FCV)を市場に出しているというが、はたして電気自動車(EV)が世界を席巻するのか?あるいは燃料電池車(FCV)がその座を脅かすのか?はたまた水素エンジン車が市場に登場するのか?向こう10年後には街を走る自動車の姿が一変しているのかもしれない。その図を私は見ることができるのか?

 クエッション(?)がたくさん付いた講演会だった…。 

※ 会場内は写真撮影はNGだったので、写真は全てウェブ上から拝借した。


ベトナムに辛勝 森保ジャパン WCアジア最終予選

2021-11-12 19:30:35 | スポーツ & スポーツ観戦

 昨夜、私にとって懐かしのハノイのミーディン国立競技場で行われた対ベトナム戦は、1対0という最少得点差で辛くも森保ジャパンが勝利を得た。不満が残る内容ではあるが、ひとまず一歩前進といったところか?

   

※ 対ベトナム戦の先発イレブンです。

 昨夜も私は一人テレビの前に陣取って、遠くベトナムで行われたWCアジア最終予選の対ベトナム戦を見入った。

 森保ジャパンにとっては格下とも見られていたベトナムだったが、そんなことはなかった。しっかり守備を固め、時折り “あわよくば” 的に遠くからロングシュートを時折り狙ってくる戦法は観ている私をヒャッとさせる場面がけっこうあった。

   

※ その用兵・戦法について外野の評価が姦しい森保監督ですが、彼を信じましょう!

 結局この試合は、前半17分に日本がボールを持つとスピードスターの伊東選手が猛然とダッシュしてゴール前に走り込み南野選手からのセンターリングに合わせて鮮やかに先制点をもぎ取ったのが決勝点となった。しかし、それより伊東選手が凄さを見せたのは前半40分にセンターライン付近でボールを受け取るとスピード豊かなドリブルで相手ディフェンスを抜き去り、ペナルティエリア付近から左足を一閃させると見事に相手のゴールネットに突き刺さったシーンだった。「これで日本の勝利確定!」と喜んだのだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認の結果、田中選手がオフサイドポジションだったとしてゴールが認められなかった。このシーンは解説していた中村憲剛氏や松井大輔氏がVTRで確認しても分からなかったほど微妙なシーンだっただけに残念である。

 伊東選手のこのところの存在感は素晴らしい。確か森保ジャパンのレギュラーに定着したのは1年少し前くらいだったのではないだろうか?それが今や森保ジャパンには欠かすことのできないキープレイヤーとなった感がある。

   

※ 今や森保ジャパンにとって欠かせぬ存在となった伊東純也選手です。

 後半はやや緩慢な試合となり、見どころが少ない試合展開となった。途中投入されたスコットランドリーグで大活躍の古橋選手もチャンスが巡ってこない中、消えたままだった。

 結局、ベトナムが時折り放つ “あわよくば” 的なロングシュートくらいで、対する日本も決定的チャンスの場面を作れず90分の試合が終了した。   

 日本は伝えられているとおり、今回は主力であるヨーロッパで活躍する選手たちの移動がロシアの空港で足止めとなるなどコンディションが十分でなかったことも影響したと思われるのだが、対オーストラリア戦ほどのキレが感じらなかった。それでも勝ち点3を得たことでひとまず安堵である。しかし、状況は依然として厳しい。山場は4日後の16日に敵地オマーンで対戦する今年最後の戦いである。前回ホームで苦杯をなめさせられた相手にアウェイ戦をいかに戦うか?この一戦にカタールWC出場の可否が懸かっているといっても過言ではない。ぜひコンディションを整えて最高の状態で試合に臨んでほしいと願っている。

   

 ところで、今回の対戦の場となったベトナムの首都ハノイのミーディン国立競技場である。“懐かしい” と記したが、実は私は2007年にベトナムでAFCアジアカップ2007が開催されたときに、遠くハノイまで応援に駆け付けた体験があったのだ。当時日本を率いていたオシムジャパンの戦いを応援したいと思ったのだ。私がミーディン国立競技場で観戦したのは予選リーグの初戦対カタール戦だった。試合は日本が先制するものの、試合終了直前に同点とされ、悄然として国立競技場を後にしたこと憶えている。

 競技場はハノイの猥雑な都心を離れ、高層のマンションなどが立ち並ぶ新市街のような一角にあり、競技場も真新しいものだったことを記憶している。遠い昔の話であるが、私にとっては懐かしさを呼び戻してくれる昨夜の一戦だった。

 さあ、16日深夜の対オマーン戦を楽しみに待ちたいと思う。

※ なお掲載写真は全てウェブ上から拝借しました。


北海道ビジネスEXPO2021

2021-11-11 19:32:07 | イベント

 毎年開催を楽しみにしている「北海道ビジネスEXPO2021」が今日・明日の日程で、開催されている。私は各企業が出展する展示にも興味があるが、それより同時開催されるビジネスセミナーが楽しみで毎回参加している。

   

 「北海道ビジネスEXPO」は北海道最大級のビジネスイベントとしてすっかり定着し、今年で35回目だという。私はこのところ毎年のように参加しているが、昨年はコロナ禍のためビジネスセミナーがリアル講座ではなかったこともあり、参加しなかったので2年ぶりの参加ということになる。

 上述したように私が楽しみにしているのは展示会と同時開催しているビジネスセミナーを聴くことである。

 今年のビジネスセミナーのラインナップは二日間で計9本の講演・セミナーが用意されているが、私はその中から二日間で6本の講座・セミナーの受講を申し込んだ。その内容は…。

◆基調講演 「脱炭素における水素社会の実現に向けて」

              トヨタ自動車(株)FC事業領域統括部長 濱村 芳彦 氏

◆ワーケーション普及セミナー

 ◇講演「ニューノーマルの新たな働き方」    富士通(株)統括部 三川 真奈 氏

 ◇事例発表 ・NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター理事長 中野 信之 氏

       ・(株)キャンプサイト 取締役 孫 銀卿 氏

 ◇トークセッション   上記の三名にブラスして

       ・利尻富士町役場 地域おこし協力隊 梅村 みゆき 氏

◆地域創生・人材育成セミナー 「SDG’s時代を担う人材育成」

                   (株)Barbara Pool代表取締役 井上 祐巳梨 氏

◆スタートアップセミナー 「北海道から世界へ」     hackjpn.inc CEO  戸村 光 氏

◆デジタルイノベーションセミナー

    「DXを成功に導くための10のポイントと具体的アプローチ」 

                  データビズラボ(株)代表取締役 永田 ゆかり 氏

◆特別講演 「チームマネジメント」(株)北海道日本ハムファイターズ GM 稲葉 篤紀 氏                                                             

以上であるが、講演やセミナーについては後日レポすることにして、本日は展示会の方をザーッと眺めてみたので、その様子をレポしたい。

   

※ 2階から展示会場全体を俯瞰して見ました。

 今年の展示会には272の企業や団体が出展していた。過去には300を超えた年もあったのだが、昨年グーッと落ち込んだものがまだ完全には復帰していないようだった。

 私はビジネスの世界で生きた人間ではなく、またビジネス自体にもそれほど大きな関心があるわけではない。そんな私に対して、担当者が多くの時間を費やすことになっては申し訳ないとの思いもあり、あまり興味深そうな顔をしないようにして見て回った。

 全体を見て気づいたことの一つは、SDG’sを意識した技術や製品が目立っていたことだった。省エネ、省資源、省力化、省……、時代はコストと売価がようやく釣り合ってきたということなのか?

   

 そんな中、北海道電力のブースてで「SDG’s教育の支援を小学校に提供します」という表示が目に入った。私が所属する「めだかの学校」では現在、来年度の活動計画の企画に入っている。その一環として「SDG’sについて学びたい」という声が上がっている。そこで担当者に「私たち年寄りに対しても教育していただくことはできないだろうか?」と問うてみた。担当者は「帰ってから検討してみます」との回答を得た。色良い回答が得られたら、と淡い期待をしてブースの前を離れた。

 もう一つ、私にとって懐かしい(?)企業が出展していた。それは赤平市の「(株)植松電機」である。植松電機は工業用電磁石の製作メーカーのトップメーカーとして名を馳せているが、それより植松電機の名を有名しているのは「宇宙関連事業」に積極的に関与していることで有名である。私は以前に植松電機の社長の講演に感動し、赤平市を観光で訪れた際に植松電機の本社を訪れたことがある。工場で作業する際に羽織るオーバーオールに身を包んだ女性の社員が応対してくれた。お話をしているうちに、私の胸に付けていた名刺(入場するには名刺を胸に付けねばならないのだが、私の手持ちの名刺は「めだかの学校 代表」の名刺しかなかったので、それを付けていた)を見て、学校関係者と思ったのだろうか?「社長がロケット教室をやっています」とパンフレット渡してくれた。えっ?お年寄り向けのロケット教室を企画してみますかな?それも面白いかも?

   

 その他は文字どおりザーッと見て回っただけだったので、特筆すべきエピソードは生まれなかった。しかし、私のような門外漢は別として、メーカーやビジネスマンにとっては自社の製品や技術を売り込む絶好の機会であり、貴重な情報交換の場でもあろう。来場者は例年二日間で20,000人を超えているという。本日も多くの方が来場していた。会場のあちこちで話し込むビジネスマンの姿も目に付いた。あるいはたくさんの商談が成立していたのかもしれない。私は明日もビジネスセミナーに耳を傾けるために大谷地にある会場のアクセスサッポロまで足を運ぶ予定にしている。