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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ベトナムに辛勝 森保ジャパン WCアジア最終予選

2021-11-12 19:30:35 | スポーツ & スポーツ観戦

 昨夜、私にとって懐かしのハノイのミーディン国立競技場で行われた対ベトナム戦は、1対0という最少得点差で辛くも森保ジャパンが勝利を得た。不満が残る内容ではあるが、ひとまず一歩前進といったところか?

   

※ 対ベトナム戦の先発イレブンです。

 昨夜も私は一人テレビの前に陣取って、遠くベトナムで行われたWCアジア最終予選の対ベトナム戦を見入った。

 森保ジャパンにとっては格下とも見られていたベトナムだったが、そんなことはなかった。しっかり守備を固め、時折り “あわよくば” 的に遠くからロングシュートを時折り狙ってくる戦法は観ている私をヒャッとさせる場面がけっこうあった。

   

※ その用兵・戦法について外野の評価が姦しい森保監督ですが、彼を信じましょう!

 結局この試合は、前半17分に日本がボールを持つとスピードスターの伊東選手が猛然とダッシュしてゴール前に走り込み南野選手からのセンターリングに合わせて鮮やかに先制点をもぎ取ったのが決勝点となった。しかし、それより伊東選手が凄さを見せたのは前半40分にセンターライン付近でボールを受け取るとスピード豊かなドリブルで相手ディフェンスを抜き去り、ペナルティエリア付近から左足を一閃させると見事に相手のゴールネットに突き刺さったシーンだった。「これで日本の勝利確定!」と喜んだのだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認の結果、田中選手がオフサイドポジションだったとしてゴールが認められなかった。このシーンは解説していた中村憲剛氏や松井大輔氏がVTRで確認しても分からなかったほど微妙なシーンだっただけに残念である。

 伊東選手のこのところの存在感は素晴らしい。確か森保ジャパンのレギュラーに定着したのは1年少し前くらいだったのではないだろうか?それが今や森保ジャパンには欠かすことのできないキープレイヤーとなった感がある。

   

※ 今や森保ジャパンにとって欠かせぬ存在となった伊東純也選手です。

 後半はやや緩慢な試合となり、見どころが少ない試合展開となった。途中投入されたスコットランドリーグで大活躍の古橋選手もチャンスが巡ってこない中、消えたままだった。

 結局、ベトナムが時折り放つ “あわよくば” 的なロングシュートくらいで、対する日本も決定的チャンスの場面を作れず90分の試合が終了した。   

 日本は伝えられているとおり、今回は主力であるヨーロッパで活躍する選手たちの移動がロシアの空港で足止めとなるなどコンディションが十分でなかったことも影響したと思われるのだが、対オーストラリア戦ほどのキレが感じらなかった。それでも勝ち点3を得たことでひとまず安堵である。しかし、状況は依然として厳しい。山場は4日後の16日に敵地オマーンで対戦する今年最後の戦いである。前回ホームで苦杯をなめさせられた相手にアウェイ戦をいかに戦うか?この一戦にカタールWC出場の可否が懸かっているといっても過言ではない。ぜひコンディションを整えて最高の状態で試合に臨んでほしいと願っている。

   

 ところで、今回の対戦の場となったベトナムの首都ハノイのミーディン国立競技場である。“懐かしい” と記したが、実は私は2007年にベトナムでAFCアジアカップ2007が開催されたときに、遠くハノイまで応援に駆け付けた体験があったのだ。当時日本を率いていたオシムジャパンの戦いを応援したいと思ったのだ。私がミーディン国立競技場で観戦したのは予選リーグの初戦対カタール戦だった。試合は日本が先制するものの、試合終了直前に同点とされ、悄然として国立競技場を後にしたこと憶えている。

 競技場はハノイの猥雑な都心を離れ、高層のマンションなどが立ち並ぶ新市街のような一角にあり、競技場も真新しいものだったことを記憶している。遠い昔の話であるが、私にとっては懐かしさを呼び戻してくれる昨夜の一戦だった。

 さあ、16日深夜の対オマーン戦を楽しみに待ちたいと思う。

※ なお掲載写真は全てウェブ上から拝借しました。