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森保ジャパン2位浮上! しかし…WCアジア最終予選

2021-11-17 16:25:12 | スポーツ & スポーツ観戦

 本日未明、適地オマーンのマスカットスタジアムでWCアジア最終予選の第6戦(全10戦)の対オマーン戦が行われ、日本は1対0で勝利したことで勝ち点12となりWC自動出場圏内の2位に浮上した。しかし…。

 本日(17日)未明、日本時間で午前1時に遠くオマーンのマスカットスタジアムで日本のWCアジア最終予選第6戦のキックオフの笛が吹かれた。

 いつものように私はテレビの前に陣取って、眠い目をこすりながら森保ジャパンの戦いを追った。テレビの解説者は元日本代表監督の岡田武史氏と元日本代表の佐藤寿人氏の二人だった。

   

※ 対オマーン戦、森保ジャパンの先発イレブンです。 

 私にしては珍しくこの一戦の先発メンバーを記してみる。GK権田、DF(左から)長友、富安、吉田、山根、MF(同じく左から)田中、遠藤、柴崎、WG左 南野、右 伊東、そしてFWは大迫のイレブンだった。

 前半は前戦で負けたこともあってだろうか?日本の入りは慎重に見えた。さらには、ベトナム戦で輝いた右WGの伊東が徹底的にマークされ、彼の良さが消されてしまっていたことも響いていたようだ。解説の岡田氏も「日本は絶対勝たなきゃいけない試合という緊張感がいまいち感じられない気がする」と語っていたが、私も日本選手に「絶対勝つんだ!」という覇気を感じられなかったところが不満だった。そんな中でオマーンがゴールからかなり離れた位置からミドルシュートを放ち一瞬ドキッとさせられた場面もあった。

   

※ この日は相手のマークに苦しんだが、見事ゴールを決めた直後の伊東選手です。

 後半、森保監督が動いた。後半開始から柴崎に代えて初めて日本代表に選出された三苫をピッチに送り出した。三苫は今最も旬な選手と目されている一人だ。三苫の投入によって日本の前線が一気に活性化し始めた。三苫の繰り出すドリブルが相手DF陣を何度も切り裂き、相手を慌てさせ始めた。三苫が入ったことにより、何度も何度も三苫からゴール前にボールが供給されるようになった。しかし、なかなか決まらない。後半も押し迫った36分、またもや三苫からのセンターリングに伊東が合せ、待望の先取点をもぎ取った。結局これが決勝点となるのだが、その前にも「あわや!」というシーンがあったのだが決めきれずにいただけに「ようやく…」という思いが強かった。

   

※ 鮮やかなA代表デビューを飾った三苫選手です。今後日本に欠かせない選手となりそう。

 結局、日本はオマーンにチャンスらしいチャンスをほとんど与えず勝利し、勝ち点3を積み上げることができた。最終予選Bグループではオーストラリアが2位につけていたのだが、この日引き分けたために勝ち点1の積み上げに終わり総勝ち点数で11となり、この日の勝利で日本は12となったため、Bグループで2位に浮上した。日本はここから残り4試合を勝ち続けると自動でWC本大会に出場する権利を得ることになる。

      

 しかし、コトはそう簡単に運ばないだろう。この日の試合を観戦していて改めて感じたことなのだが「アジアのレベルが確実に向上してきた」ことを痛感させられたのだ。以前はアジアといえば、イラン、サウジ、UAE、韓国、オーストラリア、そして日本が強豪国と目されていたが、今やその他の国々も力を付けてきた。B組で現在下位に沈んではいるもののオマーン、中国、ベトナムも実力的には紙一重といった感じである。

 最終予選は残り4試合。◆1/27 対中国、◆2/01 対サウジアラビア、◆3/24 対オーストラリア、◆3/29 対ベトナムと続く。どの対戦も気の抜けない試合ばかりで前途は茨の道であるが、ぜひともここを勝ち抜いて7大会連続のWC本選出場を果たしてほしい。(2002年の自国開催は予選免除で出場している大会も含めて)

 DAZNの放送を視聴していて、解説の岡田氏の落ち着きと愛情あふれるコメント、そして佐藤氏の的確な技術ポイントの解説、二人とも非常に聞きやすい解説だった。岡田氏についてはこれまで何度も聞いていたが、佐藤氏は初めてだった。佐藤氏は解説者として適性のある方だと思った。