今日の地元の新聞に嬉しい記事が載っていました。
梅田川にサケが群れて遡上したというのです。
見出しは 「数十年ぶり?群れ遡上」 「仙台・梅田川 サケ15匹を確認」というものです。
それによると、サケの群れの遡上が確認されたのは数十年ぶりとのこと。
状況は、「尾びれで深さ約五十センチの川底の砂をかき出し、産卵の準備をしていた。胴体のうろこが所々はがれてまだら模様になり、遡上の厳しさを物語っていた。」とのこと。
また、「群れの遡上は戦後初めてではないのか。」とも。
前に書いたと思いますが、”梅田川”は本当に小さい河川で、延長はたったの15キロのちょろちょろとした、川というにはおこがましいような河川です。仙台市内を西から東に流れて、七北田川に合流します。
でも全国的に誇れるものがあります。
それは、河川愛護発祥の地というか川ということです。
それだけ河川としての汚れがひどかったということもできますが。梅田川のそばに住むものとして我慢できなくなったから、河川清掃に取り組み、河川愛護までいったということでしょう。
まあ、理由はどうあれ、住民が立ち上がったことは素晴らしいことです。あとは継続していくこと、これが肝心です。 NPO法人も立ち上がっているし、付近の小学校も梅田川を環境授業に取り組んだり、いろいろと活動しています。
今回のサケの大量遡上がその動きにさらに拍車をかけてくれればありがたい、サケ様様です。
梅田川にさえサケが群れで遡上するような状況だから、広瀬川にも沢山のサケが遡上したのでしょうね。
もう一つのサケに関する記事があります。
見出しは、「サケ密漁 4度目は起訴 保護法違反罪で岩沼の男」です。
福島県から宮城県南を流れる阿武隈川で、”ガラガケ”でサケを2匹捕まえて逮捕・起訴されたということです。
この男は過去に3回も書類送検されているにもかかわらず、それでも性懲りもなくサケを捕獲しようとしていたために、悪質と判断され、逮捕・起訴されたものです。
警察には今後ともこういう行動をとって欲しいものです。