鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

最上小国川ダム

2010-12-13 21:34:19 | 小国川

 最上小国川ダムについては、9月30日のこのブログでもご紹介していますが、新聞記事によるその後の動きについて、簡単にまとめてみます。

 ・11月9日付け山形新聞;、最上小国川ダムが国土交通省から検証対象とされたことを受け、山形県と最上町、舟形町の3者による「最上小国川流域治水対策検討会議」の初会合が、11月9日に開催された。

 会議では、山形県から①穴あきダムと河道改修の組み合わせ、②遊水地と河道改修、③方水路と河道改修、④河道改修のみの4案について説明があり、意見交換で、最上町の委員はダムの必要性を訴え、下流域の舟形町の委員は地元反対派に配慮を求める意見が相次いだ。委員は両町長、両町議会議長など8人の委員で構成されている。

 ・11月12日付け山形新聞;11日に県庁で開かれた「最上小国川流域の治水と活性化を考える懇談会」において、(上記の)4案について比較結果を公表した。安全度やコストなど、国が重要視するよう求めた評価項目について、いずれも穴あきダムが案が優れていると判断した。

 評価軸として、赤倉地区の安全が確保されるまでの期間は①案の約5年に対し、③案は約22年から39年かかること、コストは①案が129億円、③案は156~158億円かかり、①案は技術上の問題はない、とのこと。

 ・11月12日付け河北新報;(基本的には上記の山形新聞の記事と同じであるが)山形県はダムを含む26種類の治水案を検討し、懇談会で説明した。26種類のうち20種類は地形などの立地条件から困難と判断。6種類に絞り込んだ上で、大きく4通りの比較に整理した。(期間とか地元の意見は略)

 ・12月2日付け河北新報;山形県は1日、「検証」が一段落したので、国への回答の骨格となる「対応方針の素案」を発表した。工期や費用の面で、県が当初から計画した洪水時にだけ水をためる「穴あきダム」方式が最良としている。

 31日までの1ヶ月間、県民や団体の意見を募るパブリックコメントを実施し、年内に住民向け説明会も開き、地元の意向をまとめ、年度内に結果を国に回答する。

 

 ということで、2015年度までにあの東北を代表するアユ釣り河川、小国川にもダムが出来てしまいます。残念ながらそのレールが敷かれてしまいました。全国的にはダムの見直しがなされているというのに。

 


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