鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

赤穂浪士と奇跡の松と、

2011-12-14 22:14:34 | お知らせ

 きょうは朝方は冷え込みましたが、日中は陽射しも出て、気温も上がり暖かかったので、行くことにしました、床屋に。 来週20日、21日の第九の公演、いくらアマとはいえ、お客様は5,000円のお金を支払って見に、聴きに来てくれるわけで、出演する方としてもきちんとした容姿でお迎えし、歌を聴いてほしいと思うわけです。 自分のような者が歌う歌を聴きに来てくれるなんて、しかも安くはない料金を支払って来てくれる訳ですから、緊張します、身が引き締まる思いがします。 残っている練習日は、16日と19日の二日間のみです。 完璧な歌を目指して精一杯努力します。 ≪苦悩を突き抜けて歓喜へ≫ みなさんと前へ進みたいと思っています。 両日はよろしくお願いします。 心からご来場をお待ち申し上げております。 去年のようにボカシは止めました。 白髪でいきます。

 

 きょう12月14日は赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りを敢行した日です。 1年10ヶ月の苦難を乗り越えて、仇討ちを達成したわけで、これもベートーベンの精神と相通じるものがあるのではないでしょうか。 苦しみ、苦悩が深ければ深いほど、達成した暁には喜びは何倍にもなって跳ね返ってくる。 46人は翌年には全員切腹ということになりました。 磔ではなかったということは、幕府も武士として扱わなければならなっかたということの現われでしょうか。 

 切腹とはいっても、腹を十文字にかっ切り、激痛をこらえて首を差し出し、首を刎ねてもらうというのではなく、短刀を腹に突き刺した時には、苦しみを与えることなく、首を刎ねたようにきいています。 それが武士の情けというものなのでしょうか。

 三島由紀夫の「憂国」ご覧になりましたか? 読んだことがありますか? ひとりでの切腹のため、腹を切ってから、首の頚動脈をかき切らなければなりません。 これは「最後の忠臣蔵」でもそうでした。 瀬尾孫左衛門が最後の場面で割腹するわけですが、割腹のあと頚動脈を切るわけで、割腹した部屋はもう血の海というか血が飛び散っている全く悲惨極まる状態になっていました。 「一命」はご覧になりましたか。 かなり前に中村錦之助(萬屋錦之助)たちが映画に出ていた記憶がありますが、瑛太の演技、凄かったですね。 迫力満点というか、これぞまさに鬼気迫る迫真の演技というのでしょうか。 何しろ竹光の脇差で切腹するのですから。 でも竹光では腕の力だけでは腹に刺さりません。 全体重を掛けて腹に刺そうとしても刺さらず、とうとう竹光は折れてしまいます。 幸いにも?、不幸にも?折れ方がとんがっていて、これなら刺さりそうになります。 今思い出しても身の毛がよだつ感じがします。 残酷にも介錯人は、何とか竹光を腹に刺して苦しんでいるのに、首を刎ねてくれません。 苦しむだけ苦しませて、とうとう見るに見かねて家老が介錯してしまいます。

 

 年末というのに話しがいやな方に進んでしまいました。

 嫌なことというと、嫌なことというか残念なことは、陸前高田市の奇跡の松です。3月11日の巨大津波で7万本もあった高田松原の松、たった1本だけが残りました。 奇跡の松として、被災者の心の支えとなっていましたが、蘇生は絶望ということで、これまで取り組んできた保護活動を断念したという新聞記事を読みました。 やはり塩分に負けてしまったようです。 それにしてもまっすぐに立っている奇跡の松の凛とした存在はどれだけ被災者に勇気を与えたことか。 感謝、感謝です。

           

 夕方のニュースによると、まつぼっくりから種子が出ているそうで、この奇跡の松の子孫を残すことができそうとか言っていましたが、そうできるのであればそうなって欲しいものです。

    


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