きょうはきのうとは異なり、肌寒い一日でした。
午後1時から同じ町内の1年先輩の葬儀告別式があり、夫婦で出席してきました。 大腸がんだったそうで、8月から体調を崩し、あっという間に亡くなってしましました。 笑顔の写真がとっても素敵で、それだけに何と早い死であることか、悔やまれます。
そしてきょう12月8日はジョンレノンの命日です。 1980年のきょう、狂信的なファンに射殺されてしまいました。 きょう一日だけで何回レノンの歌を聞いたことでしょうか。 どれもいい歌ですが、やはり”イマジン”ですか、想像力により創造力を逞しくしていかないと、世界に平和はやって来ないのではないでしょうか。
そしてまた、きょうは日本軍による真珠湾攻撃の日でもあります。1941年12月8日(アメリカでは7日)から70年も経っています。 日本とアメリカが戦争をしたということを知らない人がいてもおかしくないですか。
ハワイの真珠湾と言えば私たち夫婦の新婚旅行ではじめての外国となりました。1975年の12月8日に日本を発ったのですが、着いたのは7日となり、この日はアメリカにとって日本軍の真珠湾攻撃を受けた日となっています。
きのうの朝日新聞に、「真珠湾攻撃兵と助けた日系人 命落とす」 「美談か裏切りか 島の悲劇」 「愛媛の高校教師 授業での議論 本に」 という見出しでの記事が掲載されていました。 これはニイハウ島事件といわれ、日系人迫害の引き金になったとも言われているとか。
きょうの朝日新聞は、「真珠湾 私の70年」 「死んだ仲間 忘れない」 「故郷の沖縄戦参加 投降を呼びかけた」 「「天皇に弓」問いに「NO」」 という見出しで、米戦艦元乗組員、日系の元米軍人、日系の元収容者のことを取り上げています。
朝日新聞は、オピニオンで大きく『真珠湾が教えるもの』と題して、東大教授の加藤陽子さんのインタビューを掲載しています。この記事は大変に考えさせられるものを含んでいます。 はじめて知ることもありますし。 やっぱり知らないことが多いのですね。 もっともっと広範囲に知的好奇心を広げないといけません。
またまた朝日新聞ですが、天声人語でも日米戦争について書いています。日米開戦と終戦の時に外務大臣だった東郷茂徳について、戦後にA級戦犯として禁固刑を受けたが、獄中で詠んだ歌を紹介しています。『此人等国を指導せしかと思ふ時型の小きに驚き果てぬ』 『此人等信念もなく理想なし唯熱に附するの徒輩なるのみ』 軍人の「小物ぶり」を憤っていますが、そりゃそうでしょう、拳銃で自決しようとしてもできなかったような奴を陸軍大臣や首相に任命し、戦争を始めたのですから。 でも絶対に東條英機は許されません、絞首刑になっても許されるべきではありません。 戦陣訓なるものを制定し、軍人のみならず軍属や住民をも巻き込み自決させておきながら、自分は拳銃でさえ自決、自殺さえできなかった。多分死ぬ気などなかったのでしょう。 恥さらしもいいところです。
夜サークルの練習があり、帰宅が遅くなってしまったのですが、途中からNHKのBSプレミアムを見ました。 みなさんはご覧になりましたか。 午後8時からの「真珠湾への7日間」は見られなかったのですが、9時からの「運命の22日間」は1時間ほど見ました。 8月15日で戦争は終わったと言われていますが、北方領土ではその後もソ連との間で戦闘が行われていたのです。 占守島の戦闘は浅田次郎の「終わらざ夏」に詳しく書かれています。 この本を読んではじめて戦後にアリューシャンでこのような戦闘があり、しかも被害の上では日本が勝った、唯一ソ連を相手にして日本の方が損害が少なかった島ということを知りました。 でも停戦後はシベリヤに抑留されて悲惨なめにあっています。
もっと書きたかったのですが、きょうが終わってしまいます。
いかに自分で知ること、記憶することが大切か、考えさせられます。