鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

猛暑復活?!

2019-08-17 15:09:56 | 思いつくまま

          

 

       

 いやあ予想通り暑くなっています。台風一過、フェーン現象でしょうか。午後3時での最高気温は33.8度となっています。昼過ぎから一気に気温が上昇してきました。 しかしきのう期待した雨がほとんど降ってくれなかったようで、今朝の広瀬川はほんのちょっとだけ水量が増えたかなというくらいでした。ほとんど変わっていません。

 

 これで水量が増え、なおかつ濁りもほとんどないという状態の広瀬川であれば、いくら暑くても川に入ってみようかなと思ったのでしょうが、朝方の広瀬川を見てもう諦めました。

       

 

 

 きょうの朝日新聞の天声人語を読んでいたらびっくりしました。文部科学省はここまで劣化してきたのかと驚きました。それによると、高校の国語でこれから『文学が選択科目になる』とか。

 新指導要領に沿った試験問題例には、実用文として行政のガイドラインや駐車場の契約書が出てくるそうです。それに対して俵万智さんが「言葉や表現の豊かさに、あえて触れさせない意地悪を、なぜするのだろうか」と呆れています。

 また、教科書で出会わなかったら一生出会えない。そんな文学があると、小川洋子さんがかたっているそうです。 この一文を読んで私の高校時代を思い出しました。昭和38年から41年の高校の国語は、現代文・古文・漢文がありましたが、現代文での“出会い”を思い出しました。

 3年生の時かな、ロマン・ロランの「ジャンクリストフ」を読みました。初めてロマン・ロランのことを知ったものです。何と堅い、固い文章を書く人だ、会話文が極端に少なく説明文の何と長いこと、なんて思ったりしたものですが、それでも何か訴えかけてくるものがあり、私にしてはあろうことか教科書の枠を大幅に越えて、大冊である「ジャンクリストフ」を買って読んだものでした。

 「ジャンクリストフ」は少年・男性のことを扱った大長編小説ですが、それに飽き足らず姉妹本とでもいうべき「魅せられたる魂」(これも大長編小説です)まで買って読みました。こちらは女性の物語と言っていいでしょうか。

 そこから学んだことは、堅苦しくてなかなか溶け込めない内容の本であっても、我慢して読み進んでいくにしたがって面白さが伝わってくるというものでした。我慢することを学んだのかな。

 そしてフランス人の作家であるロマン・ロランは評伝も書いてまして、そのなかに「ベートーベンの生涯」というものもありました。考えてみればこれがベートーベンとの本格的な出会いといっていいのでしょうか。

 その後55年後ですか、この私がベートーベンの交響曲第九番第4楽章“合唱”を歌うことになるなんて・・・・・。テノールで5年間“第九”に挑戦し続けました。すごい因縁?ですね。

 でここまで書いてきてふと思いました、「ジャンクリストフ」とはベートーベンのことを書いていたのではないかと。いい加減な記憶で申し訳ありませんが、小説の題名等は間違いありません。そういう思い出が天声人語を読んでいて蘇ってきました。

 それだけ現代国語は貴重な教材なのです。それを選択制にするとは、いくら忖度官僚の集まりであるとは言ってもひどすぎます。国民を馬鹿にしています。というか愚民化政策の一環と考えているのでしょう。いかにして国民を馬鹿にするか、効率第一主義でものを考えられず、上の言うことを鵜呑みにする国民を大量生産したいということでしょう。

 それもこれも元凶は、戦後最低最悪最凶の安倍独裁政権が継続しているからにほかなりませんね。こんな政権でも他よりマシと独裁政権に投票する国民、支持する国民がいるからです。

 

 

 きのうは京都五山の大文字焼き、送り火があったようです。京都市登録無形文化財となっているようです。みちのくに住むみなさん、京都の大文字焼きと聞いて思い出すことがないですか。とくに岩手県の東日本大震災の被災者のみなさん、思い出しましたか。

 

 8年5か月前のあの大震災、何とか犠牲者の御霊を慰霊し、少しでも早い復旧を願って京都市の大文字焼きの団体から、岩手県の被災地に、大文字で一緒に送り火をするから松とかの薪を送ってくれないかと申し入れがありました。

 

 これはいいことだと準備をしていたところ、ほかならぬ京都市民から反対の声が上がりました。何が問題か、放射能がまき散らされるからと言うことでした。放射能汚染が京都市に広まる恐れがあるからというのが反対の理由でした。岩手県のリアス式海岸沿いの薪です。

 

 結局風評に押し切られ、岩手県からの薪は拒否されました。それで岩手県に話を持ち込んだ京都の団体の長が頭を丸め、岩手県に謝罪に来るという結末を迎えました。

 

 「送り火」とは、お盆に家族の元に来て、また帰って行くと信じられている先祖霊(精霊)を送るための火ということです。8年5か月前の大震災では沢山の人々が一瞬のうちに亡くなりました。その人たちの霊を慰めるということからいってもいいことだと思ったのですが、見事に期待は裏切られました。

 そういうことが8年前にありました。 これもみちのくに住む我々としても忘れてはいけないことかと思います。

 

 

 東日本大震災と言えば、昨日夜のNHKの番組、ご覧になりましたか。千原ジュニアとベッキィでしたか、二人が岩手県の三陸鉄道に乗って北上し、その間いろんな人々と交流して行くという番組でした。三陸鉄道は盛駅から久慈駅までの163キロを走る鉄道です。

 

 途中とっても懐かしい面々が出てきました。当然“あまちゃん”ですよね。能年玲奈も出てきてあいさつしましたし、潮騒のメモリーを歌った薬師丸ひろ子も出てきました。あのアマちゃんの軽快なメロディを聞くと、自然に体が動き出してしまいます。

               

 能年玲奈もNHKの対応から、徐々にテレビにも復帰できそうな感じですが、果たしてどうなのでしょうか。そうすんなりとはいかない気がしますが、それにしてもどんな契約があったのか知りませんが、自分の本名を名乗れないなんていうことが許されるのでしょうか。そんな契約は公序良俗に反しないのでしょうか。本当に芸能界は摩訶不思議な、魑魅魍魎が跋扈しているところのようです。

 

 能年玲奈、応援しています!!! どんどん実力をつけてください。期待しています。

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする