獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

レガシィ20周年記念冊子 Vol.3&4

2009年06月05日 | お宝倉庫
 レガシィが発売されて、早20年。平成生まれの子が入社してくるようになり、月日の流れの速さを感じずにはいられない今日この頃。「The story of LECACY」の 「vol.03」と「vol.04」で、レガシィの歴史を振り返ってみよう。

   
 日本国内に「ステーションワゴンブーム」が巻き起こったのは、’90年代前半のことであった。
   
 だがしかし、その後ステーションワゴンという形式は、ミニヴァンに押されて、その市場は急速に縮小してしまった。今、日本国内である程度の販売実績を残しているのは、このレガシィとカローラ・フィールダーくらいなものである。
 余談だが、現在カローラは、セダンの「アクシオ」よりも「フィールダー」の方が、登録台数が多いらしい。
   
 ’95年に登場した「グランドワゴン」。その後、日本国内では’97年に「ランカスター」と名を変え、’03年に「アウトバック」という世界統一名称となる。「ステーションワゴン+SUV」というクロスオーバーコンセプトは、特に欧州のメーカーに大いに影響を与えた。ボルボの「XC70」や、アウディの「オールロードクワトロ」は、共にスバルのフォロワーといえる。
   
 レガシィ≒ツーリングワゴンという図式が成り立ちつつあった’98年。セダンの復権を賭けて「B4」が登場する。「B4」の由来は、「ボクサーエンジン+4WD」、あるいは「ベルリネッタ+4ドア」の意であるともいわれている。
   
 北米で販売された、アウトバックのピックアップバージョン「Baja(バハ)」も、大いに魅力的。それは、かつての「BRAT(ブラット)」の再来といえるのでしょう。
   
 これまでに全てのレガシィで発売されたカラーは、20年間で78色にも及ぶ。街で見かけるのは、黒・銀・白ばっかりなのだが・・・特に私が好きだった色は、3代目のBH/BE型に設定されていた「カッパーオレンジ・マイカ」だった。

   
 そして先日リリースされた、BR/BM型。こうしてイラストで見ると、なかなか精悍でカッコいい。
   
 この20年間で出版された、レガシィのカタログの数々・・・自称カタログマニアの私だが、この写真のうちで私が所有しているのは、その半分にも満たない。
   
 この新型も、乗ると歴代のレガシィのDNAを色濃く引き継ぐ、素晴らしいクルマではある。とはいえ、アメリカはサブプライムローン問題をきっかけに大不況となり、あのGMまでが破綻してしまった。こちら日本では新型プリウスやインサイトが、エコカー減税の追い風を受けて、好調に売れている。そんな中で、排気量を拡大してボディサイズも大きくなって登場してしまった新型レガシィ。やはり、最悪のタイミングでリリースされたとしか、言いようが無い。ああ・・・
コメント (9)
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