パーキングブレーキといえば、いまや「電動式」が主流になりつつあるが、BPレガシィ2.0iのそれは「ワイヤー式」のトラディショナルなものである。
パーキングブレーキレバーにも、しっかりと革が巻かれているのが、見逃せないチャームポイント。
それが作動している時は、メーターパネル内の警告灯が、赤く灯る。
先日、この「パーキングブレーキ」のありがたさを実感する場面に出くわした。それは、いわゆる「坂道発進」である。
発寒のイオンの屋上駐車場へのスロープはなかなかの急勾配だ。その日は日曜の午後ということもあって、実に混み合っていた。大渋滞の中で、坂道発進を繰り返さなければならないシチュエーションだった。
私の住む街は山坂はほとんどなく、坂道発進をするのは久々の体験だった。しかも私のクルマはMTで、発進時のクラッチミートの具合が掴みづらいクセを持っている。この急勾配。もし発進に失敗したら、ズリズリッと後ろに下がって、後方のクルマにガツンと衝突するのは必定だ。私は、手に、汗を握った。
その心理的な負担をおおいに和らげてくれたのが、この「パーキングブレーキ」である。昔、教習所で習ったように、まずはこのレバーを引く。クラッチミートしてクルマが進みだす気配を感じたら、それを解除してやればよい。そして私は、無事に屋上の駐車場に、クルマをパークさせることが出来たのである。
AT車全盛のこの時代。坂道発進で緊張する輩も、今ではほとんど居ないんだろうなぁ・・・
さて、9月1日~16日の間の燃費を報告します。残暑厳しい9月の札幌。エアコンはほぼ使用で、長距離ドライブは無し。燃費計数値は12.3km/Lでした。
満タン法では380.9km÷33.33L≒11.4km/Lです。次回こそ、満タン法12km/L台を目指します。