旬の味覚として、「生さんま刺身」を購入。
ああ、この銀色のきらめき!
さんまも、今年は一時不漁が伝えられていたが、ここに来て流通量は平年並みに戻ったようである。
それにしても最近。この「さんま」を始め、「ほっけ」や「鮭」の資源が、減少しつつあるという事実。
安価な食卓の味方だったこれらの魚たち。地球温暖化のせいなのかどうかは謎だが、こういう魚たちが獲れなくなりつつある地球を、私は、大いに憂う。
妻より、「たまにはお洒落なラーメン屋さんに行きたい!」とリクエストがあった。
それに応えるため、我が家にあった参考文献やwebを調査。
そうすると、「noodle dining sign」というお店が、その条件に合致しそうなことが判明。
で、一家4人でいそいそとそこに出掛けた。
そして13時24分。そのお店が君臨していると思われる場所に到着。
「ラーメン」そして「営業中」ののぼりは賑々しく立っているのだが・・・
「らー麺山さわ」・・・。て、店名が違う!
栄枯盛衰の激しいこの業界。「noodle dining sign」は、早くも淘汰されてしまったのであろうか。
まあ、せっかくここまで来たのだからと、このお店に入ってみることで、一家の意見は一致した。
このお店の基本コンセプトは「鶏と魚介のあっさりらー麺」ということらしい。
お値段も650~680円と、決して高くはない。
そのモノ・トーンな店内の雰囲気。まるでカフェ・バー(行ったことないけど)のような、お洒落な仕立てである。
「女性が一人でも気軽に入れる」ことに気を配っているのは、以前のお店同様のようだ。女性の髪留め用のヘアゴム・ヘアピンまでもが用意されている。
また、どうやら、店主さんも以前のお店と同じ方である模様。提供するメニューのコンセプトチェンジに伴い、お店の名前も変えたということなのだろう。
ティッシュボックスのケースまでが、なにかアートなのが素晴らしい。
メニューはシンプルに「醤油」「塩」「味噌」の3種。女性ユーザーを意識しているがゆえか、「半麺 50円引き」というのが珍しい。
麺は「細ストレート麺」と「中太縮れ麺」のいずれかを選択できる。
また、新メニューとして「鶏白湯系」が加わった模様。
13時27分。今回我々一家は、4人すべてが「鶏白湯 塩」(680円)を「中太縮れ麺」でオーダーした。
そして13時45分、それは供された。チャーシューの上にちょこんと乗った「ふ」が、なんとも可愛らしい。
さがみやの中太縮れ麺は、プリプリ感、噛みごたえ、共にバッチ・グー。麺の色の黄色味が、視覚的にも食欲をそそる。
ただ、妻は、「もうすこしもちもち感があってもいいかな・・・」と思ったそうだ。一応、追記しておこう。
クリーミーな鶏白湯スープは基本的に優しいお味だが、しっかりと塩味が効いており、「美しいが手厳しい女性」のようなイメージ。
「ふ」は、しっかりとスープに浸し、柔らかくしてからいただく。
「ふ」を、乾燥した固い状態のままでガリガリと食する方は、多分、いないだろう・・・
驚きは、このイカのような、あるいは貝のような、このメンマ!
柔らかく、みずみずしく、適度な歯応えを残し、ウマい。
チャーシューもしっかりと味が沁みており、実に良い質感である。
祝祭日でも、ランチタイムは小ライスサービス!
それをスープに溶いて、おじや風にいただくのも、また、良し。
13時55分。本日も、完食。満足いくランチタイムであった。
ただ、もともとは「四角いどんぶりの味噌ラーメン狙い」だったため、夫婦ともども「若干の肩透かし感」は否めなかったのではあるが・・・