獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

札幌モーターショー2020(おおむね国産車編)

2020年01月19日 | CARS&F1


札幌ドームにて、「札幌モーターショー2020」が開催されるという。
クルマ好きのはしくれとしては、この手のイベントに行かないワケにはいきますまい。


なので。1月18日(土)。
私は尾車親方とともに、その会場へ。


10時55分に入場したのだが、その時点で、会場はご覧のとおりの盛況ぶり





我々取材班をまず出迎えてくれたのは、「スーパーGT GT300クラス」に参戦する「GOODSMILE RACING & Team UKYO」の初音ミク仕様「Mercedes-AMG GT3」だった。



続いては「日産」のブースへ。




日産が誇る国産市販車最強のモンスターマシン「GTR」に、




本格2シータースポーツ「フェアレディZ」。
最近、経営陣のお家騒動やら販売不振で揺れる日産だが、この手のクルマをリリースし続けてくれていることに、私は改めて感謝したい。




同行の尾車氏は、「デイズ」のルーフカラーのオレンジメタリックに、関心を寄せていた。


「セレナe-POWER 」ハイウェイスター」のフロントグリルは、かつての「エルグランド」以上の、きらびやかさ。


安定した売れ行きのSUV「エクストレイル」は、ノート&セレナとともに、日産の主力三本柱の一翼を担う。



そして、「スズキ」である。


主役は、なんといっても、この「新型ハスラー」。


「6ライトのサイドウインドウ」が、旧型との大きな識別点と思われる。


インテリアデザインも、大いに攻めた感じで、スズキの自信炸裂!といった趣。





お次は、私が最も愛する自動車メーカーである「SUBARU」のブースへ。


残念ながら、この度生産完了となってしまう、「EJ20型」フラットフォーエンジン。
マイレガシィも積んでいるこのエンジンの素晴らしさは、もう、あえて語るまでもない。




555台限定の「WRX STI EJ20 Final Edition」には、購入応募が約13,000件あったという。
入手できた方は、本当に、ラッキーだ。


そしてやはり、スバリスト最大の着目は、「レヴォーグ プロトタイプ」である。




ヘッドライト&テールライトは、近年流行の「コの字型」。


これまでのスバル車は、基本的にウエストラインが平行で、窓面積大きめであった。
しかしながら、この新型レヴォーグは、まるでマツダ車のように、ウエストラインがウエッジしている。
このままの形だと、斜め後方視界に、難がありそうに思えるのだが・・・
市販された暁に、その部分がどのようになっているのかが、個人的な着目点である。




そして、私の時期愛車候補ナンバーワンである、「XV」。
最上級グレードである「Advance」専用色の「ラグーンブルー・パール」のカラーは、眩しいほどに輝いている。





そして、お次は「ダイハツ」のブースへ。




山椒は小粒でピリリと辛い、「GRコペン」。


モモのステアリング&3ペダルMT。


そして、フルオープン
この手のクルマが新車で入手可能な日本という国は、やはり、悪くない(^^)




5ナンバーSUVである「ロッキー」も、大いに魅力的だ
ダイハツは、元気である。



そして、押しも押されもせぬ日本のリーディングカンパニー、「トヨタ」。




CO2を全く排出しない、夢の水素カー「MIRAI CONCEPT」。
そのスタイリングは、4年ちょっと前に見た「MIRAI」よりも、むしろコンサバでおとなしい印象である。
水素スタンドなどのインフラ整備の問題があり、むしろインフラ整備でCO2を多量に排出するのではなかろうかという、そんな課題も抱えている、この燃料電池車。
だが、未来へつながる投資としてこのクルマをリリースしたトヨタは、「資本」だけではなく「懐」も大きな会社だと、思う。


なんといっても着目は、コンパクトハッチの「ヤリス」。
これはつまり、日本名「ヴィッツ」が4代目にモデルチェンジした際に、グローバルネームの「ヤリス」を名乗ったということになる。
昨年、マツダも「アクセラ」がフルモデルチェンジした際に「MAZDA3」というグローバルネームを使用し、順次「デミオ→MAZDA2」「アテンザ→MAZDA6」と変更している。
それは、世界戦略の一環でもあり、バッジ・エンブレム類作成等のコストダウンも兼ねているのかもしれない。


鍛え上げたアスリートのような、その凝縮感あるスタイルは、全ての日本車の中で出色の素晴らしさ!
先代=3代目ヴィッツとは、雲泥の出来の良さだと思う。
ただし、それと引き替えに、「斜め後方視界」については、やや悪化したかもしれない。




インテリアは品質感高く、しっかりとデザインの手が入っている。
この部分も、欧州コンパクトの粋に肩を並べたといっても、過言ではない・・・かも。


ラゲッジスペースについては、まあ、及第点といえそうながらも・・・


後席スペースは、前席のシートスライド位置にもよるとはいえ・・・お世辞にも広いとはいえなさそうだ。
その辺は、ある程度見切ったというか、割り切っているのかもしれない。


とはいえ、この「ヤリス」。
現状では、最も私が好もしいと思う、トヨタ車である。
まあ、試乗してみるまでは、断言はできませんが・・・



続いては、「ホンダ」のブース。


昨年、マックス・フェルスタッペンが3勝を挙げた、レッドブル・ホンダ。
今年は、メルセデスに、どこまで迫れるだろうか・・・大いに、楽しみだ


そして、ホンダの大黒柱であるフィットは、今年のバレンタインデーに、新型へと移行する。
なかなか目ヂカラの強い、そのフェイス。


しかしながら、そのサイドビューは・・・
良く言えば「プレーン」だが、あまりにも「無国籍」で、そっけない。
同行の尾車氏は、「まるで新興国のクルマだ」と、バッサリと切り捨てていた。
まあ、先代の「ごちゃごちゃとビジーな、プレスライン&テールランプデザイン」の反省に立ったのかもしれませんが(^^;


とはいえ、そのインパネは、なかなか21世紀のIT時代を表現した趣である。
加えて、空調コントロールがダイヤル式になったのは、きわめて大きな改善点。


しっかりとした造りのシートと、ブラック&ホワイトのインテリアカラー。


加えて、ホンダのパテント「センタータンクレイアウト」が産み出す、広大といっていい室内空間。


ラゲッジルームの広さも、また然りである。
ことスペースユーティリティーにおいては、フィットは他車の追従を許さない、孤高の領域にある。




また、ニューフィットには、5種のタイプバリエーションがあるという。
最初に紹介したのは、生活になじむデザインの「HOME」。
そしてこのブラウンのフィットは、洗練と上質を兼ね備えた「LUXE」である。


ブラウン&ブラックのインテリアは、これまで国産車には見られなかったセンス。
LANCIA Υ」「FIAT500」「BMW MINI」等の欧州コンパクトを、ふと思い出す。


そしてこちらは、毎日を健康的に過ごすためのアクティブタイプ「NESS」。


グレイのロワーボディに、黄緑のルーフ。
ちょっと、この色遣いには、「やり過ぎ感」が否めない。
尾車氏も「な、なんだ。この色は!」と、否定的に小さく叫んでいた。


「CROSSTAR」は、週末に出かけたくなるエンジョイライフに応えるタイプ。
スバルでいえば、インプレッサに対する「XV」的な立ち位置にあるのだろう。




まあ、本当に、このフィットというクルマのスペースユーティリティには、脱帽である。
リヤシートを倒すと、床は「ほぼ」平らになり、相当の荷物が積めそうだ。
ひょっとしたら、ウチのBPレガシィよりも、積めるかも・・・(^^;






「HONDA e」は、今年発売予定の、「後輪駆動」電気自動車。
都会のシティコミューター的役割を、担うのでありましょう。




そして、ますます大きく立派になった、本年2月発売予定のNEWアコード。


自発光式メーターに、本革巻のステアリング。


3連ダイヤル式の空調コントロールは、オーソドックスで良さげである。
しかしながら、シフトコントロールは、レバーではなくスイッチ式。
一見での操作が難しそうなこれについては、ハイブリッド感というか、電気自動車感の演出なのでありましょう。


空力を意識したゆえと思われるファストバック的ルーフライン。
「4ドアセダン」であることに拘ったのは、アコードというブランドの歴史ゆえなのかもしれないが・・・
このボディデザインならば、ハッチバックの5ドアにした方が、より実用的だったような気が、しないでもない。


着目すべきは、近年装着車が少なくなっている「サンルーフ」が用意されていること。
サンルーフ好きのアナタの、琴線を揺らすことでありましょう。
しかしながら、このクルマは、一体、いくらで売られるのであろう。
現行アコードが¥3,921,296~であることを鑑みると・・・う~ん。


ホンダのフラッグシップというか、イメージリーダーカーは、やはりこの「NSX」でありましょう。
「サーマルオレンジパール」と呼ばれるこのカラーは、かつての「シビックRS」へのオマージュなのだろうか。


この本格スポーツカー。
テールエンドのデザインが、いまいち色気というか、華やかさに欠けるのが、惜しい。


ボディサイドのラジエーター上のリアピラーは空洞となっており、空気の流れでパワートレインの熱排気に貢献するのだという。


この、NSX。
ホンダがF1で強くなれば、このクルマのブランド価値も、さらに向上すると、思われる。
頑張れ、HONDA🏎



そして、日本のプレミアムブランド、「レクサス」。




「LC500」の、エッジの効いた、デザイン。




かつてはオーソドックスなデザインの4ドアセダンボディだった、「LS」。
しかしながら、現代の「LS500h」は、空力重視のファストバッククーペ的スタイルを持つ。
クラウンもそうだが、日本のセダンは、すべからく「6ライトボディ」が標準となりつつある。
それを、ほぼ50年も前からやっていた「シトローエン」は、やはり、凄い。
ようやく時代が、彼等に追いついたのだ。




「RX450h」。
宝くじが当たったら購入対象に成り得るかもしれない、高級スペシャリティSUVである。



近年私のココロを響かせてくれるのが、「マツダ」の作るクルマである。


きわめて上質かつ、ドライバビリティに優れた、素晴らしい「MAZDA3」。


このCピラーからテールエンドに繋がるラインが、きわめて美しく、そして色っぽい。
その代わり、斜め後方視界には、やや難がありそうだが・・・


その流れを汲む、「CX-30」。


「ソウルレッド」でメーカーとしてのアイデンティティー構築に成功したマツダだが、この「マシーングレープレミアムメタリック」が、これまたイイ色なのだ。


隔年開催の「札幌モーターショー」。
国産車に限っても、おおむね内容充実だったのだが・・・
やはり感じるのは、いわゆるスポーツカーが、このショーの主役ではなかったことである。
「トヨタ86」「GRスープラ」「ホンダS660」「マツダロードスター」「スバルBRZ」が展示すらされていなかったのは、やや、もの淋しい。
そして、メーカー自体では「三菱」が不参加だったのも、もの悲しい。

とはいえ、明日は、「輸入車編」を、お届けする予定です。

コメント
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