小学校5年生の時。
木曜夜の9時といえば、「ザ・ベストテン」だった。
あの頃は今と違って、ヒット曲がザクザクとあって、私はあの番組を、無我夢中で観ていた。
特に「季節の中で」が1位になり、松山千春氏が出演した日の翌朝は、クラスの女子たちの話題はそれで持ち切りで、私も横からちょこちょこと口をはさんだりしていたものだ。
その番組で、「10週連続1位」を獲得したのが、この「銃爪」である。
「銃爪」と書いて「ひきがね」と読ませるなんて、なんとも意味深で「粋」じゃありませんか
「人生」と書いて「たび」と読む「あの歌」を思い出したアナタは、きっと、私と同世代ですネ。
この当時、TVに出ていた人たちは、本当に、歌が上手かった。
この素晴らしいロックシンガーを、フツーにお茶の間でじいちゃんばあちゃんと一緒に観ていたなんて、なんと輝かしい昭和50年代だったのでありましょう。
そして、この「アコースティックギターヴァージョン」が、これまたカッコいいのだ
アコギ1本でも、ロックができるのだということを、あらためて私に教えてくれた、世良公則氏。
私は、PCの前で、氏にスタンディングオベーションを捧げる。