その日のランチは、ちょっと贅沢に、「日清 カップヌードル リッチ スッポンスープ味」をチョイス。
昨年9月に、ローソンにて税込259円で購入の、高級カップめんである。
「スッポンとカツオの旨みきわだつWだし」が、そのキャッチフレーズ。
たかがカップめんと、あなどるなかれ。
その原材料には、これだけのバラエティに富んだ食材が使用されているのだ。
具とスープはあらかじめカップに開けられている。
それは「手間とプラスティックごみ削減」の観点から、日清カップヌードルシリーズの大きな美点である。
ただしこの製品には、後入れ別袋の「贅沢仕上げ魚貝香味油」が添付されている。
その点は、リッチさの大いなる演出であると、言えましょう。
その別袋をフタのうえで温めつつ、待つこと3分。
色彩感も鮮やかに、端正ながらもふっくらと、それは完成を見た。
スープの味を選ばない、まさにオールマイティな、伝統の平麺。
ふわっとふくよかに膨らむ鶏つくねは、私の潜在的欲求を、ささやくように呼び起こす。
そこはかとなく酸味を感じる、その潮味スープ。
スッキリと上品に香る、ダシの味わい。
私は平成の初めころにホンモノのスッポンを食したことがあるが、このスープは、その時のスッポン鍋を思い起こさせるテイスト!
具材のしいたけも、そこに旨味成分を振替加算している。
加えて具材の鶏つくねが、まさしくジャストミートのヒットソング。
「カップヌードルシリーズにハズレなし」。
私は、この言葉を、格言として、未来永劫残したい。