1981年に、第1期の「活動停止」をした、アリス。
その際の「ラストシングル」だったのが、この「エスピオナージ」である。
谷村新司氏作詞・作曲の、この曲。
いうなれば「チャンピオン」の路線に近いが、詩も曲も「やや一本調子」な感も否めず、チャンピオンを越えるセールスにはならなかったと、当時「アリス好きだった私」は評価していたものだ。
しかしながら。
昨年末の「FNS歌謡祭」で、デーモン閣下がこの曲をカヴァーしていたのを聴いて、私は「エスピオナージ、結構イイじゃん!」と、不覚にも思ってしまったのだった。
デーモン閣下が、「アリス好き」だったというのは、なんというか、面映ゆくも、喜ばしい。
「相撲好き」としても、名を馳せている、デーモン氏。
私は、氏に、シンパシーを感じずにはいられないのである。