後期高齢者の母が、ペースメーカーの定期検査をするというので、とある大病院に連れて行ったその日。
後期高齢者である母の嗜好をおもんぱかって。
その日は和食レストラン「とんでん」で、早めの夕食を共にした。
入店したのは、17時50分。
メニューを見て。
私のハートをノックしたのは、季節限定の「柚子切りそば」。
私がオーダーしたのは、「柚子切りそばとミニうな丼」である。
お値段は、冷静に考えれば、ややお高かったのだが・・・
「とんでん」に来る機会も、そう多くはないし、自分が喰いたいと思ったものを、心のおもむくままに注文した次第である。
そして、18時08分。
それは、適正な待ち時間で、供された。
「柚子切りそば」
「うな丼」
「天ぷら」
「漬物」
「味噌汁」
絵にかいたような「和食」のラインナップが、琴線を揺らす。
👆「柚子切りそば 三つのお楽しみ方」
その指南に、忠実に従って、食させていただいた。
まずは、「そばつゆを付けずに、そのまま」。
ふわっと香るゆずの風味が、私の鼻腔&鼻毛を、あでやかに撫でる。
続きましては、「そばつゆに漬けて」。
柑橘系のかほりと、めんみの旨みが絡まって、しっぽりとした美味しさが、口中&胃壁をオブラート。
そして、「薬味を入れて楽しむ」。
長ねぎ&わさびのほどよい辛味が、まろやかさに刺激のアクセントを加える。
衣がサクッとした天ぷらには、野菜自身がもつ甘みが活きている。
そこに「抹茶塩」を振ると、ほどよい苦みとしょっぱさが、宮本さんのごとく、柔らかにバックコーラス。
18時22分。
無理なく、完食いたしました。
正直言って、育ち盛りの私には。
その絶対量は、意外にも少なかったように感じられたが・・・
まあ取り敢えず、それはそれ。
ちなみに、母のオーダーは「北海海鮮丼」。
これも、なかなかウマそうだった。
「和食レストラン とんでん」。
その存在の確かさを、あらためて確認した、そんな夏の日でした。
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