獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

最後の夕刊

2023年09月30日 | モノローグ


北海道新聞の夕刊が、本日をもって「休刊」となった。
事実上、「休刊≒廃刊」なのは、明白な事実である。
吉田拓郎氏は「僕は夕刊を読まない ニュースが遅すぎるから」と歌っていたが。
私にとっては、「夕刊を読む」という行為は、「日常生活のリズム」のひとつであった。


他紙においても、「夕刊休刊」という流れは、メインストリームとなりつつある。
スマホの普及によりWebが身近になったことに加え、少子高齢化により配達員が不足していることも、背景にあるのだろう。
私が中学生くらいの頃は、「新聞配達」というのは実にメジャーなバイトで、その稼ぎでオーディオを購入した友人も居たものだ。


いくつかの「人気コーナー」は、今後朝刊に移動するという。
とはいえ、それは。
朝刊の限られたスペースのなかで、「朝刊からカットされるコーナーも発生する」のだろうと思われる。
数年前に、「読みやすくするために活字を大きくしました」という流れが新聞各社にあったが。
裏を返せば、事実上「記事の本数を減らしました」ということだった。
マスメディアの「詭弁の美学」である。


そして、なによりも残念なのは。
新田朋子氏の4コマ漫画「ウチのげんき予報」の新作を、もう読めなくなってしまうということだ。
ユーモアとペーソスに溢れており、時に風刺も散りばめられていた、この漫画。
「朝刊のもうひとつの4コマ」として、掲載してくれないかなぁ・・・
「朝刊に4コマ漫画を2本掲載してはいけない」という法律は、無いのだから。


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