名古屋市美術館「大エルミタージュ美術館展」
名古屋市美術館「大エルミタージュ美術館展」
エルミタージュ美術館のコレクションの中から「都市と自然」というタイトルで80点の作品を選び、ヨーロッパ絵画400年の歴史をたどろうとしたという。
うーん、それぞれの作品はとてもよかったけれど、展示スペースのせせこまさや点数の割りには欲張りな400年の歴史をたどるという狙いは、外れているとしかいえないだろう。
どうして、ゴーギャンばっかりとか焦点を絞った展示にならないのか。主催が名古屋市美術館とエルミタージュ美術館のほか、中京テレビと読売新聞というマスコミであるのは、やはり、総花的なテーマになるということか。
スペースからするとこの点数以上にすることは困難で、80点で通史的に展示することは無理があるに決まっていると思うのだけれど。点数を減らしてもいいから、もっと、じっくりとそれぞれの作品と対話できるような企画はないものか。
この日曜(3月4日)が最終日とあって、金曜日の夜8時までの開館時間延長に助けられて見に行った。こうした時間帯に美術館に入るのは初めてだったが、入場者の年齢層は若く、どちらかといえば、女性が多く、服装からすると会社帰りといった人たちが多かったようだ。こうした開館時間の延長はいいのではないか。なんなら、もう一日増やしてもいいのではないか。また、夜に音楽会や講演会を引っ掛けると、もっといいのではないか。公立の美術館に望むべくもない企画だろうが。
エルミタージュ美術館のコレクションの中から「都市と自然」というタイトルで80点の作品を選び、ヨーロッパ絵画400年の歴史をたどろうとしたという。
うーん、それぞれの作品はとてもよかったけれど、展示スペースのせせこまさや点数の割りには欲張りな400年の歴史をたどるという狙いは、外れているとしかいえないだろう。
どうして、ゴーギャンばっかりとか焦点を絞った展示にならないのか。主催が名古屋市美術館とエルミタージュ美術館のほか、中京テレビと読売新聞というマスコミであるのは、やはり、総花的なテーマになるということか。
スペースからするとこの点数以上にすることは困難で、80点で通史的に展示することは無理があるに決まっていると思うのだけれど。点数を減らしてもいいから、もっと、じっくりとそれぞれの作品と対話できるような企画はないものか。
この日曜(3月4日)が最終日とあって、金曜日の夜8時までの開館時間延長に助けられて見に行った。こうした時間帯に美術館に入るのは初めてだったが、入場者の年齢層は若く、どちらかといえば、女性が多く、服装からすると会社帰りといった人たちが多かったようだ。こうした開館時間の延長はいいのではないか。なんなら、もう一日増やしてもいいのではないか。また、夜に音楽会や講演会を引っ掛けると、もっといいのではないか。公立の美術館に望むべくもない企画だろうが。