今年もたき火の季節がやってきました。たき火と言っても、暖をとるのではなく枯草や伐採した木を燃やすのです。春から夏にかけて草刈りした後の枯草がたくさんあります。また、山などで伐採した木がたくさんあります。また、我家に送られてきた贈り物を包む紙や段ボール箱などもあります。これらを燃やすのです。
この秋初めてのたき火、さっそく枯草や枯れ木を燃やす
私がたき火を始めたのは子供の頃です。小学4年生の時、私は毎日の風呂焚き係になりました。その時から風呂焚きや野焼きで火の扱いを覚えました。火を使う時は必ず傍に水を置いておきます。万が一、火が周りに移った時に備えるのです。いつも備えているためか、一時も火事になったりボヤを発生したことはありません。もっと寒くなれば、暖をとりながらのたき火になります。
最初は小さな炎 だんだん大きな炎 枯草や枯れ枝を投入
去年の冬から、裏山斜面の下草である笹を刈っています。今回は、裏山東面の最後の斜面部を刈取りしました。桜の大木の下に生えている笹です。桜の陰になっているためあまり太く育っていませんでした。このため、紐を使って草刈りをしました。下草を綺麗に刈り取ると芝生のようです。見ていて気分が爽快になります。次回は、南向き斜面の笹を刈り取りしようと思います。
今回下草である笹を刈り取った東斜面
山で伐採作業をしたり畑仕事をしている時、ゆっくり腰をかけて休む場所が無いことに気が付きました。山の上には陶器のイスを置いたのですが、畑近くに座るものがありません。いつもは切株に腰をかけたり地べたに座って休みます。しかし今の時期は、地べたは霜が降りているか霜が溶けて濡れています。
そこで近くのDIYのお店に行って、座って休憩するようなイスが何かないかどうか探しました。外に置きっぱなしにしたいので、雨に濡れてもよいイスやテーブルが無いかどうか探しました。
外に置く鋳鉄製のイスセット イスの足を取り付け
すると、鋳鉄製のガーデンテーブルセット(イス2個とテーブル)がありました。座り心地もよさそうです。白色と青銅色の2色がありました。青銅色のイス2個とテーブル1個のセットを購入しました。ただし、イスやテーブルは自分で組み立てなければなりません。去年タンスを組み立てしたほど、組み立てることが大好きです。このガーデンテーブルセットを購入して帰ると、すぐに組み立て始めました。
難なく4本の足を取り付け終わったイス
最初にイスを組み立てました。使用する道具は、平ドライバーとナット回しです。大工道具の中から、その道具を取り出して使いました。イスは最初、4個の足を取り付けます。続いてイスの背もたれを取り付けました。
背もたれを取り付け中のイス 完成したイスと昼寝中の猫リン
イス2個が完成すると、次にテーブルを組み立てました。このテーブルは三本足で、少しばかり組み立てにくかったのですが15分程度で完成しました。このイスとテーブルをどこに置こうかと思いましたが、とりあえず家横の西日が当たる空き地に置きました。これで、畑仕事の途中にゆったりと腰をかけて休憩できそうです。また友達などを我家に呼んだ時、野外で座って談笑できそうです。夏は麻郷小学校おやじの会キャンプ教室で使っていたようなタープを張ればその日陰の中で座って談笑できそうです。地べたに座るよりはるかに楽です。
畑の隣りに置いた、組み立てたガーデンテーブル
大晦日は、しめ縄を我家のドア,農機具などを置いている牛舎,そして将来暖炉を入れたいと思っている小屋に飾りました。一昨年父親が亡くなったため、去年のお正月は何も飾りませんでした。このため今年のお正月は、私が山口県に帰ってから初めてしめ縄を飾りました。なお、一昨年までは毎年自分でしめ縄を編んでいました。しかし、今年は母親が購入したものを使いました。
しめ縄を飾り終わると、毎日の日課になっているたき火をしました。段ボールなどのような燃えるゴミや伐採して出た枯れ枝などを燃やしました。そして、燃え盛る炎を見ながら、去年までの永い思い出に浸りました。
我家玄関に飾ったしめ縄 農作業小屋に飾ったしめ縄
10月から連日のようにたき火を続けていますが、いっこうに伐採した木が減りません。木を伐採することは容易ですが、燃やし尽くすことは思った以上に容易ではありません。今週も伐採した庭木を燃やしているのですが、生木のためはなかなか燃えません。火力を十分上げてからでないと燃え尽きません。
伐採した庭木付近でのたき火 燃え移る生木
いったん燃え上がると火力が強くなるため、次々と生木を入れてもその火力で燃え移ります。子供の頃はこうして、生木などを燃やして風呂を沸かしていました。今は、単に燃やして伐採した木材を減らしているだけですので、少しもったいない気持ちがします。しかし、ゴミとして出すとお金がだいぶかかります。たき火にすると、その火力は無駄になりますが、灰は貴重な肥料になります。
空に舞い上がる炎を見守りながらのたき火です。赤く揺らめく炎の柱を無心に見ていると、子供の頃から今までのことを思い出してしまいます。3月頃までたき火は続きます。
暗い空に向かって舞い上がるたき火の炎
12月に入って毎朝霜が降るようになりました。早朝庭に出ると、野菜は薄雪が降ったように白くなっています。葉が凍っているのでしょうか、葉を触るとポキンとまではいきませんが、裂けるように折れます。
この季節になると、夏の間に伐採した木が乾いていて、とても燃えやすくなっています。夕方近く、我家東の山に夕日がかかる頃になると、ほぼ毎日たき火をしています。毎日燃やさないと、伐採した木々を処分できませんので。
夕日に染まる我家の東側の山、この頃にたき火開始
たき火は子供の頃からよくしていました。また風呂たきも私の仕事でした。事前に山に行っては枯れ木を伐採し、引きずるように山から降ろしていました。降ろすと、ノコギリで30cm位の長さに幹を切ります。そして、斧でその幹を割りました。
ある時、さらに木を細く割ろうと鎌を振り下ろしました。しかし、当たり所が悪くて手の甲に刃が当たってしまいました。軍手をはめていましたが、みるみるうちに血で赤く染まっていきました。いまでも、その傷跡がまだ残っています。子供の頃は、このようによく怪我をしました。
細い木の下に紙を置いて着火 細い木に火が燃え移り、着火成功
たき火をしていると、体の前は熱くなり夏のようですが背中は冬のままです。体中が均等に暖かくなるように、たき火側を向いたり、後ろを向いたりします。炎が上がっている間は、炎の大きさによって暖かさが上下します。体を温めつつ、次々に伐採した木々を火の中にほおり込みます。その一方で、火の粉が飛ばないように炎の大きさを調整します。ボーっと座って温まっている暇はありません。
炎が勢いよく上ると、熱くなって真夏のよう
体を温めるにちょうど良いのはおき火です。炎は上がらず、炭火のような状態の時です。ちらちら燃える炎を見ながら、のんびり椅子に座って火を管理します。まんべんなく木が燃えるように時々、燃え残りを炎の中に押しこめます。
椅子に座ってただひたすら、ボーっとおき火を見つめる至福の時間
だんだん周りが暗くなっていく中、おき火を見ながら椅子に座っている時が至福の時間です。時を忘れてただひたすらに、ぼんやり火を見つめます。
周りがすっかり暗くなった中、赤く光る残り火
我家に20年位前に購入した天体望遠鏡があります。子供達に夜空を見せたり、ボーイスカウトなどの指導時の夜空観察に使いました。今回、虫干しのつもりで久しぶりに出して天体観測してみることにしました。組み立て方をだいぶ忘れていましたが、あれこれ試行錯誤で思い出しながら組み立てて見ました。最初、湿気などでレンズなどが傷んではいないか心配でした。しかし、それほど傷んではいませんでした。良かった!!
望遠鏡を支える三脚を組み立て 主鏡筒を三脚に取り付け
赤道儀付きの三脚に、反射鏡が付いた主鏡筒を取り付けました。続いて、望遠鏡のバランスをとるための錘をつけました。そして、ファインダーを取り付け、最後に接眼レンズを主鏡筒にはめ込みました。何年も組み立てなかったため、だいぶその手順を忘れていました。マニュアルを見ながら思い出して、なんとか組み立てることができました。
A:倍率を決める接眼レンズ,B:ファインダー,C:バランスをとる錘
天体望遠鏡には二種類あります。一つはレンズを使う屈折式です。もう一つは凹面鏡を使う反射式です。反射式は光の収差が無いのため、大型望遠鏡に向いています。屈折式は比較的小型の望遠鏡などに使われます。アマチュアが自作しやすいのは屈折式です。私が中学生の頃、ガラスを磨いて望遠鏡を作った生徒がいました。今、そのような中学生はいるでしょうか。
望遠鏡の組み立てが終わると、次にとても大事な設定をします。夜空は北極星を中心に反時計回りに回転しています。このため、望遠鏡で星を見ていると、どんどん星が動いて望遠鏡の観察視野からすぐに見えなくなってしまいます。倍率を上げるとそれが顕著です。星を追いかけるように望遠鏡を左右上下に操作するのは大変な作業になります。
星を追いかける操作を容易にするため、主鏡筒を取り付けた赤道儀を地球の自転軸に合わせる設定をします。
まずは、望遠鏡を取り付けた赤道儀の軸を北に向ける
赤道儀を地球の回転軸に合わせるには、次の二つのステップがあります。一つ目は赤道儀の軸を北に向けます。北斗七星かカシオペア座から北極星を探して、その方向に軸を向けます。簡易的には方向磁石を使っても良いです。しかし、正確を記するならば方向磁石は真の北から数度ずれていることを考慮する必要があります。
次のステップは、緯度を合わせることです。今はGPSがあるため、容易に緯度を知ることが゛きます。ちなみに我家の緯度は33度56分42秒ですので、赤道儀の傾斜角を34度と設定しました。これで、この望遠鏡を地球の自転軸に合わせることができました。
我家の緯度、33度56分42秒 傾きを34度に設定
なお、もう一つ大切な準備があります。それは、主鏡筒に取り付けているファインダーと主鏡の方向を合わせておくことです。昼間、数km先の風景を主鏡とファインダーで見て合わせておきます。星を観測する時、最初にファインダーで星を探します。ファインダー窓の十字の中央に星を合わせると、主鏡でその星を見ることができます。
懐中電灯に赤いセロファン だんだん暗くなり月明かりに
星空を観察するのは深夜です。目を深夜に慣らすため、懐中電灯に赤色のセロファンを取り付けておきます。このセロファンを取り付けると、眩しくありません。また、星座ガイドなどを暗闇の中で読むときの明かりとして使います。これで、あらかた天体観測の準備ができました。
今回は、月が明るいため土星などの惑星は見にくい
今回は、半月のため土星などの惑星を見るための条件はよくありません。もっぱら月を観察しました。20年ほど前に購入した望遠鏡ですが、月のクレーターが良く見えました。倍率を上げると月のクレーターがアップになり、さらに凸凹がはっきり分かりました。久しぶりの天体観測でした。来月の新月には土星や木星などの惑星を見ようと思います。
接眼レンズをデジカメで覗き込む、クレーターが少し写る
昨日3日の豪雨は久しぶりでした。午前中に母親を目の手術のために周東総合病院に入院させましたが、その午後はカミナリが鳴り響く豪雨になりました。入院が豪雨前で良かったです。畑に置き忘れた農機具をあわててしまったり、本降りになる前にキュウリ,ナス,ピーマンを急いで収穫しました。
畑に溜まった泥水が、低い場所を求めて流れを作っている
陸稲畑に行ってみると、畑と言うよりは田んぼのようでした。この畑は砂質のため比較的水がはけやすいのですが、降る量が圧倒的に多いので水たまりになっていました。これだけ畑内を水が流れていると、せっかくまいた肥料が流出してしまいます。家の舗装道路、脇の溝から水が溢れ出していました。
田んぼのような陸稲畑 脇の溝から道路に水が溢れ出る
私が子供の頃に住んでいた家は、今の家の下の方にありました。南北と西には田んぼがありました。つまり、低い位置に家が建っていました。このため台風などで大雨が降った日は、よく床下浸水していました。畳を剥ぐと、下にはピチャピチャと水面が広がっていました。また、風の強弱に合わせて、土壁が揺れていたのを覚えています。
雨が滝のように降りそそぎ、風でしぶきが舞い上がる
台風が来る直前に、父親が窓のあちこちを板で打ち付けていたことを覚えています。そして、すべての雨戸を閉じました。全ての雨戸を閉じると、昼間でも家の中が暗闇になります。そんな時に面白かったのは、雨戸にあるたくさんの小さな節穴から通った外の光景が、室内の障子のあちこちに投影されることです。針穴写真機のように上下がひっくり返った風景があちこちに投影され、不思議の世界のようでした。
ところで、今回の豪雨で作物がだいぶやられてしまいました。たとえば、5月に種をまいたトウモロコシ、雨と風でほとんどが倒れていました。雨が止んだら起こそうと思います。しかし、いつ雨が終わるのでしょうか。
雨風で半ば倒れてしまったトウモロコシ
今日は、雑穀の種を蒔いたり,野菜の種を蒔いたり,花壇の春の花を夏用に切り替えたりしました。まずは午前中に、雑穀である粟(アワ)の種まきをしました。最初種まきする場所を耕運機できれいに耕しました。先日植え付けたサツマイモの隣りです。数回往復して耕した後、畝間80cmで種まきをしました。
雑穀(粟)の種まきのため、耕運機で耕耘 〇:サツマイモ
雑穀である粟はとても粒が小さいので、まくのが大変です。手で摘まんで指でひねるようにしながらまくのですが、注意しないと多くまきすぎてしまいます。この粟は比較的楽に栽培することができますが、一番の大敵はスズメなどの鳥です。小鳥が食べるのに丁度良い大きさなのでしょう。収穫後の精白も面倒です。でも、私は粟のおもちがとても大好きです。黍のようなあくが無いのでとても美味しいです。もちを作ることができる程度の量は、収穫してみたいと思っています。
畝間80cmで粟のまき溝を掘る とても小さな粟の種
粟の種まきが終わると、陸稲(農林1号:もち)の種まきをしました。先日種をまいた陸稲(農林24号:うるち)と同じ手押し式種まき機を使いました。もちはうるちほどたくさん食べないので、鏡もちができるほどの量を種まきしました。陸稲は日照りに弱いので、梅雨前に種まきして雨が降らない夏場に穂が実ると良いと思っています。しかし、こちらの希望通りの天候にならないので陸稲作りはなかなか大変です。
手押し式種まき機で陸稲(農林1号:もち)の種まき
粟と陸稲の種まきが終わると、お昼となりました。お昼休憩後、畑を見回りました。すると、先日種芋を植え付けた里芋が芽を出していました。また、先週種をまいたトウモロコシも芽を出していました。これら秋に収穫する作物の収量は、夏どれだけ大きく育てるかにかかっています。これから、長雨,台風,日照り,病気,そして害虫などと、気苦労が多くなります。それをいかに克服するかが、農業のだいご味かも知れません。
ようやく芽が出た里芋 発芽したトウモロコシ
畑の見回りが終わると、春の花を少し整理しました。最近まで勢いよく咲いていたひなげし(ポピー)とストロベリーキャンドルをすべて取り除きました。夏が近づいて、花が咲かなくなくなってきたからです。勢いがないためか、カマで刈らなくても手で簡単に引き抜くことができました。引き抜いた後、次の花の種をまけるようにクワで耕しました。
左〇:ひなげしを引き抜いた残渣 右〇:ストロベリーキャンドルを引き抜いた残渣
クワで耕した畝には、アスターとなでしこの種をまきました。この二種類は初めてまく種です。母親が「墓前に立やすい花が欲しい。」と言ったので、この二種類にしました。本当は菊が良いのですが、晩秋にならないと菊は花を咲かせません。菊に似ているアスターにしました。
アスターとなでしこの種をまき終わると、別の畝にごぼうの種をまきました。私は、きんぴらごぼうサラダが好きなので、サラダ用ごぼうの種をまきました。
アスターとなでしこの種袋 種をまいたサラダ用ごぼう
ところで、春に咲いていた果樹の花で、もう収穫できるものがあります。それは、グミとユスラウメです。グミはびっくりグミと呼ばれる品種で、普通のグミよりも実が大きくて甘いグミです。種子が大きいのは残念ですが、季節を十分に味わうことができました。この実は果物店で売っていません。まさに家族でしか味わえない季節の実です。ユスラウメは少しずつ赤くなっています。一部の赤い実を食べてみましたが、まだ十分甘くはなっていませんでした。
季節を味わう小さな家庭果 だんだん赤くなってたユスラウメ
30日、麻郷公民館館長のA君が運転する防犯パトロール車に同乗させていただきました。車の上にはスピーカーがあり、田布施町の宣伝などの声が響きます。なお、麻郷鳥越地区のKさんも防犯担当として同乗しました。
私が中学生時代、田布施農工高等学校(当時、下松工業高等学校田布施分校)が建築中でした。学校からの帰り道、A君と私はその工事現場で遊んだ事がありました。パトロール中、そんな話などをしました。
電柱の海抜2m表示(八海地区) 出発地点の中央公民館に帰着
A君は麻郷公民館の館長を5年近く勤め、今回の防犯パトロールが最後の仕事とのことです。パトロールしながら地域の方々から声をかけられたり手を振られたりする様子から、地域のために頑張ってきたことがよく分かります。これまで本当にご苦労様でした。
ここ数日、退職する同級生を数名訪ねました。役場勤務の人,保育園の園長先生,学校の先生など・・・・それぞれ「ご苦労さんじゃったね。」と声をかけました。
防犯パトロールした道を思い出しながら、バイクで走った麻郷の道(GPS)
防犯パトロールは午前中に終わりました。私は昼食後、パトロールした順路を思い出しながらもう一度そのルートをバイクで辿ってみました。山口県に帰ってから1年も経っておらず、まだまだ麻郷の道を思い出せません。古い記憶をたどりながら、バイクで同じ道を走ってみました。
辿る途中、A君から聞いた「大岩」を見学することにしました。竹重地区のお地蔵様傍にある大岩の案内表示をたどって大岩まで行きました。この大岩、私が小学生の頃に一度見たかも知れません。竹重地区の友達の家に遊びに来た時、畑の隅にとても大きな丸い岩があったことをかすかに覚えています。
お地蔵様傍の大岩への案内表示 畑の向こうに見える丸い大きな岩
この大岩、見た感じでは硬い花崗岩です。不思議なことに、地面に接している部分が削れています。古代この地域は海岸でしたので、波で侵食されたのかも知れません。柳井の伊保庄の黒島海岸にこの岩に似た形状の岩がありますので、そうかもしれません。それとも津波?
ただ、皇座山の山頂にもこれに似た丸い花崗岩の大岩がいくつかあります。皇座山頂の丸い岩は、その高度(527m)から波で侵食されたとは考えられません。津波はまず考えられません。一方、ニューヨークには氷河で運ばれた丸い巨岩(迷子石)が所々にあります。この竹重地区が数万年前氷河に覆われていたのでしょうか?・・・・まったくの謎です。
この大岩の100m近くにも、丸い巨岩が半ば露出しています。私の想像ですが、この地域には花崗岩が何万年もかけて風化してできた砂が多いことから考えて、より固い花崗岩が風化せずに岩として残ったのかも知れません。地下がどうなっているのか知りたいところです。氷山のように、先頭のほんの一部がこの大岩かも知れません。麻郷の第一の不思議だと思います。
地面に接する部分が削れた丸く巨大な岩、なぜここに?
巡回パトロールで、ほとんどすべての麻郷地区を回りました。回ったコースの中に、去年の田布施川沿い史跡めぐりウォーキングで歩いたコースの一部がありました。麻郷小学校の前身である成器堂跡の正面を通る道です。
防犯パトロールの後半、蓮輪地区から鳥越地区に向かう途中、耕作放棄された田んぼがたくさんありました。その耕作放棄された田んぼには一面雑草が生い茂っていました。その雑草の向こうに真新しい麻郷小学校の校舎が見えました。立派な校舎とたくさんの耕作放棄田、は真逆の光景です。
麻郷小学校の前身、成器堂跡 耕作放棄田の向こうに新しい麻郷小学校
ところで、お昼に妹夫婦と姪がやって来ました。そして、久しぶりに談笑しました。妹の夫は県職員で、この4月から徳山に転勤とのこと。あと2年で定年です。一緒に来た姪は、この4月から仕事に就きます。妹夫婦は、これで子供達3人全員を社会に送り出すことになります。これまでの子育て、ご苦労様でした。年齢的にも、今までのようには無理がきかなくなります。これからは、健康を第一にして仕事をして欲しいと思います。
久しぶりに会って談笑した、私の母親,妹夫婦,そして姪
このところ気候がどんどん暖かくなっているためか、いろんな花が咲くようになりました。秋遅くに種をまいたヒナゲシが花を咲かせています。最初黄色の花が咲き、続いて橙色の花がさきました。今度は白い花が今にも咲きそうです。ひなげしは、花びらが紙切れのように薄くて可憐です。咲いた花の地表をよく見ると、つぼみを覆っていた殻が落ちていました。
同じ頃に種をまいたスイトピーやルピナスは、まだ小さいままです。ヒナゲシの種は極小にもかかわらず、冬の間に葉を茂らせてもう花を咲かせました。
橙色のひなげしの花 最初に咲いた黄色のひなげし
山に行くと、樒(しきび)の花が咲いていました。しきびの木や葉は知っていましたが、花を見るのは初めてです。不思議な形の実は知っていたのですが、花は今回初めて見ました。仏様に生けるため、父親がこの木をあちこちに植えたようです。なお、実には毒があるそうです。
不思議な形の実がなる、樒(しきび)の花
続いて、山にたくさん生えている非榊(ひさかき)の花が満開です。私には分からないのですが、この花は臭いがあるらしく嫌いな人がいます。この木の葉は、やはり仏様に生けます。本当の榊ではないので、非榊(ひさかき)と言うそうです。榊はまだ花を咲かせていません。5月頃に花を咲かせます。
独特の臭いがあるらしい、非榊(ひさかき)の花
東京では、もう桜が満開だそうです。入学式の頃には散っているかも知れないとのこと。しかし、我家を囲むように植えてある桜は、今のところ一分咲きです。一週間後頃に満開になるようです。
庭に植えてあるユスラウメの花が満開です。初夏には、豆粒ほどの赤い実が実ります。すっぱ味のある美味しく甘い実です。でも小鳥達が食べるのか、いつの間にか実が無くなってしまいます。
満開のユスラウメ、初夏赤い実 まだ一分咲きの桜(染井吉野)
椎茸菌の種駒を原木の打ち込むのは3月が最後です。専門家ではないのでその理由はよく分かりませんが、おそらく雑菌が入り込みやすいからかも知れません。また、椎茸菌が生育できる温度や湿度とも関係あるかも知れません。原木に椎茸菌を早くはびこさせることが大事だそうです。今年最後の種駒を打ち込みました。
切断面にチョークでマーキング マーキングに沿うよう種駒を打ち込み
いつものように原木の切断面にチョークでマーキングしました。そして、そのマーキングに沿うように原木の円柱線上にドリルで等間隔で穴を開けました。作業小屋に下ろした原木に全て種駒を打ち込むと、山に置いたままにした原木に種駒を打ちました。その原木は重すぎて作業小屋まで下ろせなかった原木です。100Vの電源が無いので、充電式ドリルで穴を開けました。
山の中で、椎茸の種駒を打ち込むための穴を開ける
ところで、100V電源を使う電気ドリルに購入日付が貼り付けてあるのに気がつきました。1984/8/4の日付です。今から30年ほど前です。結婚して一年後頃に購入したようです。何かを工作するために購入したようですが、すぐには思い出せませんでした。
一つだけ思い当りました。それは、赤ん坊だった娘のために作った幼児用の小さな木製の椅子です。その椅子を製作するために購入したのです。東京のJR東青梅駅近くの賃貸マンションに住んでいた頃のことです。この電気ドリルに付いた日付を見て、思わず当時を思い出してしまいました。せっかく丹精込めて作った椅子でしたが、娘が大きくなるのが早く、1年位しか座れませんでした。
1984/8/4購入の電気ドリル この頃、娘に椅子を作る(1984/8/19)
種駒を打ち込んだ原木は一年位寝かせます。その一年の間に、椎茸菌が原木に浸透すれば二年後には立派な椎茸が生えます。私は素人ですので、それほど立派な椎茸を作れるとは思いませんが、自宅で消費したり親しい人にあげる程度の椎茸は作れるのではないかと思っています。種駒を植え付けた原木を積み重ねて、光が入らない浸透性の黒いシートを被せておきました。一年後、ちゃんと椎茸菌が原木に浸透しているでしょうか。楽しみなようで心配です。
積み重ね、光が入らない浸透性の黒いシートを被せた原木
晩秋から続けてきたたき火、春になったので止めることにしました。まだ燃やす木々が残っていますが、これからは春夏野菜の栽培や草取り作業が増えてきます。気候も暖かくなってきたこともあり、たき火の季節は終わりました。寒くなってくる今年の晩秋、たき火を再開しようと思います。
晩秋から続けてきたたき火、今年の晩秋までおあずけ
次の日の朝、火が完全に消えたことを確認して溜まった灰をそばの畑にスコップを使ってばらまきました。灰は、穴の中いっぱいに溜まっていました。そして、たき火をした場所や灰をばら撒いた畑を耕耘機できれいに耕耘しました。
スコップを使って灰をばらまく 耕耘機できれいに耕す
たき火をした場所の周りは、私が燃やす木や枝などを切ったり折ったりした場所です。また、歩きまわったりナタをふるった場所ですので硬く踏み固められていました。そのため、一度では耕耘できませんでした。何度も耕耘機を往復して耕しました。この場所には、ナスやきゅうりの苗を植える予定でいます。
同じ場所を、耕耘機を何度も往復して耕耘
2月の我家の気温データをパソコンに取り込んで分析してみました。すると、1月の気温と比べて気温がだいぶ緩んできたことが分かります。1月の最高気温がおよそ10度でしたが、2月は13度位です。最低気温は、1月が-2.5度でしたが、2月は-2度です。3月はいよいよ春です。気温がどんどん上昇するのではないかと思います。
我家の2月の気温変化
今日は日差しが強くポカポカ陽気でしたので、午前中タマネギの除草をしました。黒マルチで栽培しているのですが、タマネギ苗を植え付けた穴内に雑草がだいぶ生えていました。すべての雑草を1穴1穴丁寧に取りました。今後タマネギはどんどん成長します。5月には新タマネギを収穫できる予定です。
除草前のタマネギの畝 除草後のタマネギの畝
ところで、野山では梅など早春の花がたくさん開花しています。我家では濃い紅色の紅梅が満開です。そして、4月上旬に咲く桜も少しずつつぼみが膨らんでいるのが分かります。晩秋に種をまいた花畑を見ると、ルビナスと同じ畝に種をまいたヒナゲシのつぼみがだんだん首をもたげてきました。砂粒のような種でしたが、何株かはこうして大きく育ちました。
鮮やかな色の紅梅 首をもたげてきたヒナゲシのつぼみ
午後、確定申告のために町役場に行く準備をしていると、友達のN君から電話が入りました。高校同級生のI君と喫茶店にいるとのこと。そこで、すぐにその喫茶店に行きました。I君とは高校卒業後約40年ぶりに逢いました。彼は高校で生徒会長をしていたのでよく知っていました。
10年位前に私が介護の仕事を始めた時、彼が勤めていた柳井伊保庄の介護施設を訪れたことがありました。時すでに遅し、I君は辞めていました。逢いたいと思っていたI君でしたので、電話をくれたN君に感謝。
左より、I君,そしてN君 喫茶店スイートメモリにて
2月中旬に入り、少しずつ日が長くなってきました。そして、それに比例して日が差す日中ははとても暖かくなります。木々の枝を見ると、桜,桃など春に花が咲く木は花芽が少し膨らんできました。蝋梅はすでに花が散り、梅はもう花が咲いています。
夕日がさす我家の裏山 日が落ちる直前の裏山
樹木以外では、畑の雑草がだんだん広がってきました。まだ除草するほどは伸びていません。野菜のうちチンゲンサイやタアサイなどはとうが立ってきたので、もう葉は食べることができません。畑や山を見ていると、春が近づいていることが分かります。もう少しすれば竹の子が収穫できます。春がとても楽しみです。
我家から見た、日没直前の西の空
年末から何度もたき火をしています。伐採した木や竹を燃やしていますが、なかなか減りません。さすがに、たき火に飽きてきました。1月になってから風か強い日が増えたため、早朝か夕方にしかたき火ができません。まだまだ寒い日が続いていますので、飽きてしまったたき火ではありますが暖を取ることができます。
夕方のたき火、パチパチ音をたてて木が燃える
子供の頃から、たき火や風呂たきは何度も経験しました。しかし、野焼きだけは経験がありません。この地域では、山裾や田んぼの畔を晩秋に焼いている光景をよく目にします。しかし、野焼きは山火事などの原因になりますので、よほど天候や風向きなどに最新の注意をしなければなりません。小学生の頃、学校帰りに山火事を見たことがあります。火や煙が何か所も筋になっているので山火事だと分かります。今後も野焼きをすることはないと思いますが、火事だけは気をつけなければと思っています。
たき火の最後、おき火で暖をとった後に水をまいて消火