東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

かかしのある風景

2005年09月18日 | 田舎暮らし
 私の知り合いの管理している田んぼには子供達が作ったかかしがいくつか立っています。昔は稲を食べる害鳥のスズメなどが近寄らないように、田んぼにかかしや鳴子を立てていました。かかしの効果のほどはよく分かりませんが、かかしが立つ田んぼは秋の風物詩でした。鳴子は紐を引っ張ると田んぼに置かれた短冊と板がぶつかって音が出る仕組みになっていました。子供の頃、その音に驚いてスズメの群れ飛び去るのを見たことがあります。

 かかしが見られなくなってからの害鳥避けには、ガスを使って爆発音を発するものが使われるようになりました。しかしこの方法は人間も驚くような強烈な音を発するため、音公害の理由で最近では使われなくなりました。私が子供の頃、田んぼを通学中に爆発音がいつ鳴るのかハラハラビクビクしたことを覚えていました。
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