東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田畑に生える雑草花

2007年04月09日 | 花,野草

 春の日差しが強くなるにつれて、田んぼや畑の雑草達はいろんな花を咲かせるようになりました。雑草のため人間にはとても地味な色ですが、よく見るととても可憐で可愛い花達です。

             田んぼの畦に沿って生える野生のスミレ


 中には名前の知らない雑草の花が咲いています。雑草時点を調べれば分かるのでしょうが、地味なほど覚えが悪くて思い出せません。

     ヒメオドリコソウ                  ホトケノザ
 

 つくしに変わってスギナがだいぶ生えてきました。昔はつくしをたくさん集めてスカートの部分を取って料理して食べたものでした。雑草と思うと美味しくないですが、昔の人にとっては大事な食料のひとつだったのでしょうね。

            つくし(胞子が飛んで傘が開いている)


 田んぼではたくさんのタネツケバナの花が白く咲いています。ちょっナズナに似ていますが、実の形が違うので分かります。なぜこんな名前がついたのでしょうか。ナズナは昔は食べられたようです。別名ペンペン草で、実の形が三味線のバチの三角形に似ているためこのような名前がついたようです。

    春の七草のナズナ            田んぼに多いタネツケバナ
 

 田んぼと言えば、昔は肥料にするためレンゲの種が開きにたくさん蒔かれました。ピンク色一面の田んぼは、春の風物詩です。

             田んぼを肥やすマメ科のレンゲの花


 冬に芽を出してひっそりと生えるハコベは白く小さな控えめな花を咲かせます。また、田んぼ一面にスズメノテッポウが生えます。子供の頃、これを摘んで唇に挟んで音を鳴らしたものです。

      ハコベの花                 スズメノテッポウ
 

 今どきの雑草はほとんどが背が低いですが、ハルジョオンは背を伸ばして花を咲かせます。群生するためとても目立ちます。

                   ハルジョオンの花


 春といえばタンポポです。西洋タンポポが主流になりましたが、ここの田畑では日本在来種のタンポポが自生しています。マメ科のカラスノエンドウも元気よくマメ科特有の形の花を咲かせています。このサヤの実を取り出して口に含み、強く息を出すととても大きな音がでます。

   日本在来種のタンポポ           カラスノエンドウ
 

 この花の名前は何でしょうか。覚えていたのに忘れてしまいました。畦に一面に生える雑草なので、紫の花が群生してとても映えます。

                     トキワハゼ

コメント
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