このSONY製トランジスタラジオTR-731の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
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最初、型名が分からなかったトランジスタラジオ。このラジオのどこを見ても型番が書いてありません。SONYだけは書いてあったので、いろいろ調べてみるとTR-731でした。このトランジスタラジオに一番良く似ている外観のラジオは、SONY製のTR-725です。
SONY製トランジスタラジオ、TR-725に似た外観のTR-731
似ている所は、大体の大きさとチューニングダイヤルなどの調節つまみの位置や大きさです。違うところは、電池を入れる方法です。TR-725は本体の裏蓋を開いてから挿入します。しかし、このラジオは本体の裏に専用の扉が開きます。
ラジオの裏側、電池専用の蓋有り 電池専用の蓋を開いて電池を取り出し
似ているのは外観だけでなく、内部の基板もとても似ています。基板は全く同じで、外側だけ変えたラジオのようにも思えます。OEMラジオならばSONYと書いてないはずですので、ますます分かりません。強いて考えれば、TR-725の倹価版ではないかとも思えます。それとも輸出用とか。
ほこりまみれの内部基板、丸は明らかに壊れた電解コンデンサ
このラジオは基板内が相当ほこりにまみれていたので、圧縮空気をふきつけて軽く掃除しました。今後、時間をかけてゆっくり修理しようと思います。
空気を吹き付けて、ほこりだらけの基板を掃除中
ところでこのトランジスタラジオ、電池(006P)を入れてチューニングダイヤルを回すとゴソゴソと音が出ます。一瞬ラジオ放送を受信したかと思うとザーザー音が出ます。低周波関連は問題ないようですが、周波数変換周りの故障が疑われます。次回は、使われているトランジスタなどの電子部品を調査しようと思います。
一番ほこりが多いBC/SW切替スイッチ 綺麗になったBC/SW切替スイッチ