東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

陸稲(うるち:農林24号)の種まき

2014年05月24日 | 稲:春作業,苗作り

 陸稲(うるち)の種まきをしました。去年は5月初めに種まきしましたが、今年は少し遅れました。まず、去年収穫して保存していた種籾を保存袋から取り出し禾(のぎ)を取りました。禾は、種籾から出たヒゲのようなものです。禾があると種まき機が詰まります。このため禾を取るのです。手で揉んでもよいのですが、私は餅つき器を使っています。

       餅つき機で種籾の禾を取る             風選で、しいなを取り除く
 

 禾を取り終ると、次に唐箕を使って細かな藁屑を取り除きます。そして、何度も風選して、しいななど痩せた種籾を取り除きます。本当は比重選すると良いのですが、私は強めの風を送って痩せた籾を取り除いています。風選が逢わると、種籾を種まき機の中に入れます。種まき機をコロコロ転がすと、15cm位ごとに種籾が数粒ずつ吐き出されます。

     種まき機の中にいれた種籾            定間隔ごとに吐き出された種籾
 

 軽く種まき機を転がすと、定間隔ごとに種籾がき出されることを確認して、いよいよ陸稲の種まきを始めました。陸稲の畝間隔は、今後耕耘除草しやすいように90cmにしました。種をまくときは、真っ直ぐ前を向いて、種まき機を押しながら歩きます。時々、正常に種が排出されるか確認します。

               種まき機のハンドルを押しながら、陸稲の種をまく


 種が正常に排出されているのを確認する時、ついでにチェーンに泥が付いていないか確認します。泥が付いていれば取り除きます。泥が付いていると、チェーンが回転せず種の排出ができなくなるのです。
 この種まき機の欠点は、種をまいた後に土を被せてくれないことです。このため種まきが終わった後、足を使って種の上に土を被せます。種まきした跡をたどるようにして土を被せます。これで、今年の陸稲の種まきは終わりです。
 なお、今年は陸稲(もち)の種まきはしませんでした。やはり、お米はうるちをたくさん食べます。もちは作っても、それほど食べず余らせてしまいますので。さて、雨が降れば一週間後頃には芽が出るはずです。

    足を使って種の上に土寄せ               陸稲の種まきが終わった畑
 

コメント
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