東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

織機に取り付ける6色の経糸

2020年02月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 経糸作りがやっと終わりました。当初は白糸で経糸を作って、各色に染めようと思っていました。しかし、夏に紅花だけしか糸を染色できませんでした。藍染めなどは、染色できるシーズンを過ぎてしまいました。そのため、白と赤以外はあらかじめ染色された糸を購入して経糸としました。

   左下は6色(茶,緑,黄,青,赤,白)の経糸、右上は整経台


 経糸は整経台を使って作りました。今回はお試しの経糸作りとしましたので、織機に取り付けた時の、経糸の長さは1m程度の長さとしました。32mほどの長さの糸を整経台で取ることにして、糸を2mごとに16回折り返しました。織機に取り付ける時は、その2mの束を半分で折り返して1mが32本の経糸とすることにします。トータルとして6色の経糸を256本とする予定にしています。配色は経糸6色と横糸6色を組み合わせて、36色のチェック模様にならないかと考えています。

 緑糸を整形台で取る  黄糸を整形台で取る    2m16本の赤糸
   

 6色の経糸作りは終わったのですが、これからがさらに大変です。織機の筬や綜絖に経糸を通さなければなりません。筬通しや綜絖通しを使っての細かい作業で、もう一人と向かい合っての作業になります。老眼の私は目が疲れそうです。かつて、織子とは別に整経を専門とする職業があったそうです。今の私は、整経や織子などをすべて一人でこなさなければなりません。布が出来上がるのはいつになることやらです。試行錯誤しながら、あせらず気長にやるしかありません。

紅花で染色した赤糸(ピンク色に近い)    これらの経糸を織機に取り付け
 

コメント
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