いろいろな模様を試し織りしていた毛糸布を、ようやくリジット織機から取り外しました。中古で手に入れた初めてのリジット織機です。仕事の合間をみながら数ヵ月かけて織りました。経糸に誤って単糸を使ったため、途中で解けかけて困りました。リジット織機が単糸の経糸にあまり向かないことを身をもって体験しました。私はまだ双糸を紡いだことがありません。双糸にするための極細の毛糸を紡げませんし、そもそも双子の紡ぎ方も知りません。次の織り、去年使った織機を使うかどうか迷います。今回のように、単糸を経糸にして解けないように糊水を吹き付ければ良いかも知れません。今回、リジット織機の機能を十分生かすことができなかったような気がします。
経糸を切る直前のリジット織機と織られた毛糸布
初めて使ったリジット織機ですが、織りに苦労した発端は100円ショップで安価なウールの毛糸を購入したことです。売っている毛糸はすべて双糸ばかりだと思っていたことが間違いでした。安かった理由は単糸だから、と後で気が付きました。この毛糸は織りに使うためでなく、編むための毛糸だったようです。今回の件で、恥ずかしながら毛糸にもいろいろな種類があることを知りました。太さ、色、ウールか合成繊維か、単糸か双糸かなどです。
束ねられた経糸 ハサミで経糸を切る 綜絖から外す
さて、織機から取り外した毛糸布ですが、最後にフリンジ加工しなければなりません。去年Kさんに教わったようにしようと思います。いろいろと豪華なフリンジがあるようですが、織りが解けないように端の毛糸を結ぶだけにしようと思います。このフリンジが終われば、いよいよ山口ウールの毛糸を使って毛糸布を織ろうと思います。まずは、毛糸を紡ごうと思います。この秋は国木田独歩展示会やわら細工講習会などがあるため郷土館が忙しくなります。そのため、今年は、経糸を白だけにした簡単なものにしようかと思っています。
片方側の経糸を取り外す 今後この端糸をフリンジ加工