このところの長雨で、野良仕事をすることができません。自宅に籠って本を見たりテレビを見たりするのも飽きてきました。久しぶりにトランジスタラジオを修理してみることにしました。直すのは醜く壊れた古いラジオです。ラジオには早川電気と記名されていました。シャープの前の会社名前です。使われている部品からすると、昭和30年代前半に作られたトランジスタラジオと思われます。底などが醜く割れているため、ちゃんと治るか分かりません。時間をみて、のんびりと数ヶ月か数年かけて直そうと思います。
懐かしいハイトップ乾電池とシャープ製のトランジスタラジオ
まずは外観ですが、倉庫に何年も放っておいたため埃だらけでした。正面と裏面は汚れているだけでしたが、底は醜く割れていました。このラジオはトランスを使っているようでため、とても重いです。そのため、床に落とした時の衝撃で割れたのではないかと思います。錆びたハイトップ乾電池が入っていたため昭和40~50年代に落として壊れたのではないかと思います。最初に割れの修理から始めなければならないようです。
正面から見た外観 醜く割れた底面 裏側の端子類
裏ブタを開けてみると、さらに醜く割れていました。6個の単一電池を入れる電池BOXがバラバラに割れていました。これを修理するには単に接着剤でくっつけるだけでは済みません。補強しないと、再び電池を入れることができません。ちなみに使用されているトランジスタは日立のHJシリーズです。これはJIS化する前の日立独自規格のトランジスタです。確か昭和30年代前半に使われていたトランジスタです。どこから修理してよいか困るほど醜く傷んだラジオです。
醜く壊れた電池BOX 日立独自規格のトランジスタ