東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

陸稲(農林24号:うるち種)の草取り

2014年07月02日 | 草刈り,整地

 5月末に、畑で作る陸稲(農林24:号うるち種)の種まきをしました。しかし、雑草がだいぶ生えてきました。2週間ほど前と今回、陸稲畑の雑草を刈り取りしました。2週間ほど前は、畝間に広く生えている雑草を耕運機のロータリーを使って削り取りました。

         耕運機のロータリーを使って畝間の雑草を削り取り(6月中旬)


 そして、今回は耕運機を使っては取れなかった雑草を刈り取りました。草取りしやすいように特別の手押し式種まき機を使っているため、陸稲の株は約20cm間隔で生えています。最初、平クワを使って陸稲の株間20cmを削り取りました。

      雑草に埋もれた陸稲の株           平クワと手を使って株周りを除草
 

 次に、株の周りに残っている雑草は手で抜き取りました。日差しの中、中腰になっての草取りは腰が痛くなります。草取りが終わった直後は、腰痛で立つことができないほどです。しかし、今のうちに除草しておかないと陸稲は雑草に負けてしまいます。梅雨の時期の草取りはめんどうですが、これをさぼると秋の収穫を見込むことができません。

                   株のきわに残った雑草を耕耘機でうない込む


 最後に、陸稲の株のきわに残った雑草を耕運機を使ってうない込みました。これで陸稲畑の草取りが終わりました。しかしながら、除草の時期が遅かったのか、雑草に負けて株に1本位の陸稲しか生えていないものが数株ありました。

      除草後の陸稲の株               株のきわの雑草を再度うない込む
 

 水田で栽培する水稲は、畔を管理し水深をきちっと守れば雑草が生えることがありません。畑で作るお米である陸稲は、雑草対策が一番の難点です。このため、今の日本では陸稲はほとんど見向きもされません。その中でも、うるち種の陸稲を栽培している方は、日本で、もしかして数人もいないのではないかと思います。そもそも、うるち種の種籾は今では販売していません。私は毎年、うるち種を栽培しては種籾を更新しています。
 今後は、施肥や台風が来る前の土寄せなどの作業が待っています。例年と同じだと、8月上旬に出穂するはずです。そして、秋の稲刈り脱穀と続きます。来年の種籾を別に貯蔵した後、残った籾は好きな時に精米して食べます。

                    畝間も株間も除草した陸稲畑、畑が綺麗になると気持ちさわやか


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オート麦(オートミール)を刈... | トップ | 草刈機 ナイロンひも式刈刃... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ラッキー)
2014-07-02 09:26:40
陸稲はじめて知りました。管理大変そうですが、頑張ってください。豊作になりますように願ってます。
水稲と味は変わらないのですか?
返信する
コメントありがとうございます。 (東京里山農業日誌)
2014-07-02 19:44:12
陸稲(うるち種の場合)の味は、
一昔前によく作られていた水稲品種「日本晴れ」に似ています。

食味はコシヒカリなどと比べるとやや落ちます。
冷えるとぼそぼそしてきます。
懐かしい昔の、お米の味と食感です。

ただ、自分で作っているお米ですので、
勝手に美味しいと思っています。
返信する

コメントを投稿

草刈り,整地」カテゴリの最新記事