東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

雑穀(ヒエ,シコクビエ,アマランサス)の収穫

2012年09月21日 | 麦,穀類,雑穀

 山口県は東京に比べて、少し暖かいような気がします。野菜などを栽培してみて強く感じます。一番感じるのは、害虫がとても多いことです。春には毛虫が多いし、茎の中に入るずい虫がとても多いことです。ただ、アブラムシが少ないのが不思議です。見方を変えれば、虫の生存のバランスが東京と異なるように思えます。二番目に、暖かいためか野菜の成長が早いことです。今回雑穀を収穫したのですが、東京に比べて数週間早く成熟するようです。同じ雑穀を栽培しても、東京や山梨県では雑穀は10月に、この山口県では9月末に収穫できます。

          収穫して束ねたヒエ、予想より早めに収穫


 今回収穫した雑穀は、ヒエ,シコクビエ,そしてアマランサスです。、ヒエ,シコクビエは東京や山梨県の山間地区に住む古老に30年以上前にいただき、長年種継ぎしたものです。種継ぎした種は少量ですので、今年の収穫量はわずかです。今年は種を増やすための栽培でしたので、来年は食べることができる量の雑穀を栽培してみようと思います。


         害虫の被害にあうも、収穫できたシコクビエ


 今年作った雑穀のうち、アマランサスは種の色が、黒色一種類、白色一種類、乳白色一種類の三種類を栽培しました。アマランサスは粟以上に粒が小さいのでどう調理してよいか分かりません。10年位前にみそ汁に入れて食べました。火に通すと、ポップコーンのようにはじけます。火を通せば食べやすいようです。量が多ければ、製粉して団子などにして食べてもいいかも知れません。

    アマランサスの巨大な穂        極小のアマランサスの種粒
 

 どの雑穀も、来年栽培用の種を取るためだけの少ない収穫量です。収穫した各雑穀の種(穂)は、すぐに小屋の中に吊るして干しました。二週間程度干してから、穂についた種子を取ろうと思います。来年はこれらの雑穀に加えて、キビやアワも作ってみようと思います。猫のしっぽのような穂で出るアワは、特に作ってみたいと思っています。下の写真のうち、Hはヒエ,Sはシコクビエ,A1は種が乳白色のアマランサス,A2は穂の色が赤く種の色が白色のアマランサスです。
 子供たちが小さい頃、子供たちを連れて山梨県などの山間地区の古老を訪ねたことがありました。子供たちと一緒に古老の家に泊まりながら、これら雑穀の栽培や収穫を手伝ったり、調理方法を教わって食べました。子供たちも、茅葺きの家、木製のお風呂、飼われていた犬、囲炉裏(山梨では「ひじろ」と呼ぶ)などを楽しんでいました。今後、暇を見ては古老からいただいた雑穀を栽培し、その調理を楽しもうかと思っています。

          小屋の軒下に吊るして乾燥中の雑穀の穂

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