東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

バナナ(芭蕉)の茎の表皮繊維を取り出して紐に撚る

2024年12月27日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 沖縄ではバナナ(芭蕉)の繊維を使って芭蕉布を織っています。それだけにバナナの繊維は使い道がありそうです。我家には大きく育ったバナナが生えています。このバナナの繊維を取って紐にできないか試してみました。まずは、茎を一本切ってその髄で捨てました。残った裏表の表皮を削り出して乾燥してから三連の紐にしてみました。

         バナナの髄を捨てて裏表の表皮を取り出して紐に


  乾燥したバナナの葉中央の筋を買物籠の紐にしたことがあります。この頃、茎の表皮を取り出せることを知りませんでした。
 バナナの茎を実際にナイフで切ってみると、三層からなっていることが分かります。裏と表は硬く繊維はち密です。そして、裏と表に挟まれた髄の部分は柔らかく気泡があります。繊維質もなさそうです。

  よく茂ったバナナ     茎の中央にナイフ     表皮を薄く削る
  

 乾いた裏表の表皮を手で三連の紐に撚ってみました。薄い茶色に紐になりましたが、灰汁で煮込めば白い繊維が取れて白い紐になると思います。ほぼろを編む時の紐にしたり、取っ手にすることができることが分かりました。草木染めすればより綺麗な紐になると思います。

   乾燥前の薄く削った皮の表皮      手で三連の紐に撚ってみる
 


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