東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

夕立後、田植えした田んぼ

2011年07月09日 | 稲:田植え,草取り

 6日に別所小学校5年生の子供達や7年前に高校生だった若者が、田んぼに来て田植えをしました。あいにく渇水の影響で田んぼが硬くなかなか苗を上手に植えることが出来ませんでした。乾いた粘土のようになった田んぼに無理やり押し込むようにして苗を植えた箇所があったほどです。
 ここの田んぼは自然に支配されています。雨が降らないと日照りになり、逆に大雨になると田んぼは土砂に流されたり埋まってしまいます。今年は思うように雨が降らずやきもきする毎日です。

               田植え後の夕立の水が溜まった田んぼ


 田植えが終わったその日の夕方、雨が降りました。田んぼがどうなったか心配になったので翌日7日に田んぼに行ってみました。すると、渇水がうそのように水が来ていました。そして、子供達の足跡の形に合わせて水が溜まっていました。

     子供達の足跡に水が溜まる           これで苗も元気に育ちそう
 

 ここの田んぼは江戸時代とそう変わらない水の管理をしています。小川の水を分流して、上流の田んぼから下流の田んぼへと次々にかけ流しています。貴重な水を漏らさず使い切る方法です。

             田んぼに一面に残された子供達の足跡に溜まった水


 小学生が田植えをしたこの田んぼは一番下流側にあります。夕立の水は、上流の田んぼをじわじわ通過してきて最後にこの田んぼにやってきます。ここで稲作をしていると、自然のありがたさを本当に実感できます。

        上流の田んぼを通過した雨水は、最後にこの田んぼにやって来る

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