東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

別所小学校おにぎりパーティー

2010年02月20日 | 農業体験

 18日別所小学校のおにぎりパーティーに行ってきました。午後1時半に京王堀の内駅に大学生達と待ち合わせてから別所小学校に向かいました。このパーティーは何年も前からの年中行事のようなものです。このパーティーに来るのは父母と私のように子供達にお米作りを教える方々です。

  最初父母の作った豚汁を配膳         招待された大学生にも豚汁
 

 食べるのは子供達が一年を通じて田んぼで、下見して,田植えして、雑草取りをして、稲刈り脱穀して収穫したお米です。今日のパーティーは、小学校で推奨されている農業体験の成果発表のようなものです。

       自分達が作ったお米で、日本文化の一つであるおにぎりを


 もともと小学校では稲を校庭で作っていました。そのころ、その稲の苗を先生に差し上げていました。しかしながら、校庭の田んぼは狭い上に水がすぐ抜けるようでした。田植えは数人の生徒しかできないとのことでした。

     1組は楽しくおにぎり作り        父母も同席しておにぎり作り
 

 何年か前に稲の苗を差し上げた時に、私が先生に「本物の田んぼに子供達全員を呼んで田植えしてはどうか」と提案したことから毎年のお米作りが始まりました。小学校から田んぼまで約3Kmの距離にありほど良い距離です。

             大学生も父母に混じっておにぎりを楽しむ
 

 ところで、今日来た大学生達は子供達が農業体験している田んぼの近くで米作りをしている薬科大学環境サークルのメンバーです。地域の子供達を呼んで泥んこ大会も毎年企画しています。このメンバーが時々来て小学生の農業体験を手伝ってくれています。お米作りは、小学生と大学生の交流の場としての意義もあります。

             小学生と同席して楽しんでいる大学生


 今回はおにぎりパーティーでしたが、過去には体育館でもちつきをしたり、お米作りの演劇をしたり、先生の発案でさまざまなお米作りに関わる取り組みがなされました。子供の数もだんだん減り、数年前は5年生で4クラスもありましたが去年からは2クラスに減りました。4クラスの子供達にお米作りを教えた時は、田んぼの数,準備時間,教える人数の確保など大変でした。

   2組も楽しくおにぎり作り            そろそろ食べ終わったかな
 

 このおにぎりパーティーで私がお話しをしましたが、今回のおにぎりに使ったお米つくりには化学肥料を使っていません。厩肥,落ち葉,枯れ草が主の肥料です。このため、田んぼとしての収量は多くありません。

           元気いっぱいの2組の子供達、美味しかったかな


 また無農薬のため発生したカメムシなどが汁を吸った米粒があります。このため変色した米粒が混じっています。見た目は少し変でも、自然いっぱいの美味しいお米です。

     食べ終わり、感想は?           照れながら話をする大学生
 

 おにぎりパーティーが終わって小学校から出ると、近くのレストランで大学生達と反省会を兼ねていろいろお話をしました。大学生が作っているお米の脱穀藁切りなどを手伝う一方で、大学生にはお米作り以外の麦の収穫砂糖作りなどを手伝ってもらっています。今後の協力を約束して分かれました。

           小学校前で私を除く参加者(Yさんと大学生3人)

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