東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

恵泉女学園大学生達の田植え体験

2010年06月26日 | 稲:田植え,草取り



 25日、今年も恵泉女学園大学の学生達が田植え体験にやってきました。例年、京王電鉄堀の内駅に集合してから田んぼまで歩いて来ていました。しかし、今年は大学のバスに乗って田んぼに直接やって来ました。大学ですでに着替えていたため、バスを降りるとそのまま田んぼに直行しました。

      初めての田んぼに足びっくり      田植え紐の前に整列
 

 サンダルを脱いで田んぼに入りましたが、ほとんどの学生は田んぼに入るのが初めてのようでした。ぬるぬるした泥の感触が気持ち良いのか悪いのか、キャーキャー声で応えていました。田んぼに入ると、田植え紐の前に整列しました。そして、田植え紐に付いた赤いマーキングにしたがって苗を植えました。

            田植え紐についてマーキングに沿って苗を植える


 小学生達の田植え体験では、号令などの係は父兄にお願いしました。しかし、今日来た大学生には自分達で交代で係をしてもらいました。田植えなどの号令をかける係一人、そして田植え紐の両側にいて紐を移動する係二人の計三人です。

      田植え号令係の一人            田植え紐の移動係
 

 号令係の一人は田植えの進捗をよく見ながら、苗を植える支持を出したり、田植え紐の両側にいる係に紐の移動を指示します。田植え紐移動係は、号令係の指示で田植え紐を引っ張る竿を抜いては移動します。

           上から見下ろした田んぼ、楽しく仲良く田植えが進行
 

 全員の息が合っていないと田植え全体の進行がうまくいきません。しかし、さすが大学生です。小学生よりずっと田植えの息が合っています。あっと言う間に田植えがどんどん進行していきました。

     田植えがだいぶ進行              田植えも残り数列を残す
 

 田植えを始める前に田んぼの水が少なかったため、途中から上流の田んぼから急遽水をいれました。水かさが増したためか、大学生の足元でいろいろな生き物が動き出したようです。ドジョウ、オタマジャクシなどが大学生の足元に触れるたびにキャーキャーと驚いたような声を上げては和んでいました。

            植えた苗や田植え姿が、後ろに控える森に映える

 今年は春の天候不順で苗作りのスタートがうまくいきませんでした。しかし、5月中旬頃から苗がしっかり育ちました。苗不足を心配して追加の育苗をしました。しかし、田植えが終わってみると、苗が少し余る程度でした。苗不足の心配は杞憂に終わりました。ただ、追加で育苗した苗がすべて無駄になってしまったのは残念でした。

         田植え紐の前に整列して、残り数列を丁寧に田植え


 田植えが終了すると足を洗いました。またバスに乗って大学に戻るので、泥で汚れたままでは帰れません。田んぼ脇を流れる自然の小川に行って足を洗いました。小学生達は小川ではしゃいでいましたが、大学生達は冷たい水の感触に浸りながらおしとやかに?足を洗っていました。

       サンダルをはいて小川に直行         流れる小川の水で足を洗う
 

 今年は、例年よりも田植え体験に来た学生の数が多かったように思いました。彼女達は秋の稲刈り体験にも来る事になっています。そして、収穫したお米を食べてもらおうとも思っています。これら一連の体験が、自分達を支える食料や自然の大切さなどについて考えてもらうきっかけになればと思っています。

                今回田植え体験にやってきた大学生達

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