東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

厩肥を運搬し、畑にまいて耕運

2012年02月14日 | 草刈り,整地



 今回も楽しくユギ・ファームで農作業をしました。今の時期は、植え付けや収穫などの直接的な農作業はあまり多くありません。先月は絹やさエンドウ豆の支柱立てなどの作業をしましたが、今回は春に向かっての準備作業をしました。その一つとして、最初に鈴木牧場内にある厩肥をリヤカーに積み込み畑に運びました。

               スコップを使って、リヤカーに厩肥を積み込む


 スコップを使ってリヤカーに厩肥を積み込んだ後、牧場の牛舎内を少し見学しました。牛舎の中には、優しい顔と目をしたジャージー種の牛が三頭いました。ふだん目にする大型の牛(ホルスタイン種)は全身が白黒ですが、この牛種は全身が薄い茶色です。人恋しいのか、何度も顔を摺り寄せてきました。牛舎内を見学し終わると、リヤカーを押して上り坂を畑に向かいました。

   優しい目をした牛(ジャージー種)       リヤカーを押して畑に向かう
 

 軽い登り坂ですので、リヤカーを押していると次第に体がホカホカしてきました。畑に来ると、最後の短い斜面を全員で押して畑に到着です。そして、畑内の小さな空き地に、リヤカーを倒すようにして厩肥を下しました。

            畑内の小さな空き地に、リヤカーから厩肥を下す


 厩肥を畑に運び込んだ後、リヤカーを鈴木牧場に戻しました。再び畑に戻ると運び込んだ厩肥を、ジャガイモを植え付ける予定の畝にばらまきました。その間、女性陣は畑で収穫した冬野菜を使った特性うどんを作っていました。今日は快晴で風も強くないので、心地よく作業できました。

   田んぼで特性うどんを作る女性陣       厩肥をジャガイモ畝にばらまく
 

 厩肥をばらまいた後、少し時間が空いたので草刈機の講習をしました。畑の草刈りには、笹などを刈り取ることができる丸刃(チップソー)よりも、紐を使った刈り取りの方が安全で便利です。このため、紐を使った方法を主に説明しました。次回はもう少し、エンジンを動かしての実践に入りたいと思います。今は冬のため雑草を刈り取る必要はあまりありません。しかし、初夏から初秋にかけて雑草がはびこります。このため草刈機の使い方を知っておくと、草刈りに時間をあまり取られず効率的に畑作業ができます。

      紐の交換方法の説明              特性の野菜肉うどんに舌鼓
 

 その後、特性の野菜と肉うどんを食べながら休憩をとりました。しばらく談笑後、午後の作業に入りました。まずは、残り少ない冬野菜を収穫しました。収穫したのは、来週ジャガイモを植え付ける畝に残った小松菜です。どの小松菜も、野鳥がついばんだのか葉の先端がちぎれていました。

             暖かい日差しをあびながら、小松菜の調整作業


 小松菜の収穫作業と並行して、春に向けた準備作業をしました。一つはジャガイモを植え付ける畝にまいた厩肥を、耕運機を使ってかき混ぜる作業。もう一つは、9月中旬にキャベツ苗を植え付けた時に覆った黒マルチを剥がして回収する作業です。小松菜の収穫、ジャガイモ畝の耕運、黒マルチの回収をそれぞれ並行してのんびり作業しました。

      キャベツ畝の黒マルチ回収       ジャガイモを植え付ける畝を耕運
 

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古い脱穀機、もらわれる

2012年02月13日 | 農機具,工具

長年使ってきた古い脱穀機がもらわれていきました。この脱穀機を使ったのは、別所小学校5年生が田んぼで作った稲を脱穀したのが最後です。この脱穀機より少し新しい脱穀機は私が山口県に運送しましたので、この脱穀機をどうしようかと思っていたところに、「脱穀機をいただけないか」との投書がこのブログにありました。

     二人に運ばれる脱穀機           よいしょ!と軽トラックに乗せる
 

 今回もらわれていった脱穀機は、10年ほど前に親しくしていた古老が稲作をやめる時に、稲刈機や籾摺機などと一緒にいただいたものです。その古老は数年前に亡くなりました。いただいてから約10年間、稲刈りが終わった後の脱穀に、もう一台の脱穀機と共に活躍してくれました。あまりにも古いので、よく農機具博物館などで見ることができる代物です。

               軽トラックに乗せられ、もらわれていく脱穀機



 引取りには多摩市の方が二人みえました。麦の脱穀などに使うとのことでした。このような古い脱穀機は骨董品と言っていいでしょう。農業関連の博物館で時々陳列してあるほど古いこの脱穀機は、日本の農業の1ページを飾った農業遺産の一つではないかと思っています。今後、大切に使ってもらう方々に引き継いでもらえたらと思います。

     大切に毛布をかけられる           ロープをかけ固定中の脱穀機
 

 この四月から山口県の故郷での農業活動になります。この古い脱穀機は幸せにも、もらわれていきました。しかし、いくつかの農機具は廃棄せざるをえませんでした。残りの農機具はすべて山口県に一昨年運搬しました。
 農機具は単なる道具にすぎません。しかし古い機械ほど、使いこんだ先人達の心が染み込んでいるような気がします。それだけに、なんとか大切に使い続けたいと思います。

    脱穀機を乗せて行く軽トラック、新しい場所で大切にされて欲しいものです

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古い日立製トランジスタラジオ TH-660の修理(2/10)

2012年02月12日 | 古ラジオ修理工房

この日立製トランジスタラジオ TH-660の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。

  修理( 1/10) 修理( 2/10) 修理( 3/10) 修理( 4/10)
  修理( 5/10) 修理( 6/10) 修理( 7/10) 修理( 8/10)
  修理( 9/10) 修理(10/10)

  このトランジスタラジオは単三電池を2個挿入するのですが、電池を入れてスイッチを入れても音が出ません。しかし、電池を入れた後、電池を強く触ると時々ガリガリ音が出ます。このような時、一番疑われるのは電池の接触不良です。トランジスタラジオでは接触不良はそう珍しくありません。どこが接触不良か探す前に、電池を挿入する個所の構造を調査することにしました。

               白い筒2個それぞれに単三電池を挿入


 白い筒はそれぞれ外すことができますので、筒に電池を入れてからラジオ本体に差し込んでもかまいません。この筒はラジオ内の部品に電池を接触させないためか、漏液が発生したときにラジオ内に液体が流れないためと思います。
 見た目には接触不良個所がわからなかったため、まずはラジオを鳴らして電池接触不良以外の故障がないか調査することにしました。そのために、電池2個分の電圧3Vを安定化電源からラジオに直接供給してみることにしました。

  電池を入れる白い筒を取り出す          安定化電源を3Vに設定
 

 安定化電源から3Vをラジオに直接供給すると、ラジオから音が出るようになりました。しかし、ガーガーピーピーとしか聞こえません。何かを受信しているようですが、全く音声が出てきません。電池の接触不良以外にも、内部回路に不良があるようです。ただ、NHK第二放送がガーガーピーピー音に混じって何とか聞こえますので、周波数混合付近に故障があるか、トラッキング大幅にずれているのかも知れません。

                 安定化電源から3Vをラジオに供給中


 電池の接触不良を直さないと、安定的にラジオを鳴らせません。このため、回路上の故障は後回しにして、まずは電池の接触不良を直すことにしました。接触不良が疑われる個所は、4か所です。単三電池の端子が当たる下図の4か所です。次回、この4個所を磨くなどして直してみようと思います。

    回路側の電池受け端子             2個の電池の中間側の端子
 

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古いSONY製トランジスタラジオTR-731の修理(2/7)

2012年02月11日 | 古ラジオ修理工房

このSONY製トランジスタラジオTR-731の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/7) 修理(2/7) 修理(3/7) 修理(4/7)
  修理(5/7) 修理(6/7) 修理(7/7)

 ゴソゴソ音がするもののラジオ放送を受信しないSONY製トランジスタラジオ TR-731の修理をしています。まずは、このラジオの構造や使われているる素子についてさらに調査することにしました。前回と同じようにラジオの裏蓋を外しました。このラジオは、一個のネジを外すだけで裏蓋を外すことができます。

              この一個のネジだけを外してラジオの裏蓋を外す


 裏蓋の短波放送用外部アンテナ端子に、バーアンテナから白く細い電線が繋がっていました。また、このラジオを操作するための三つのつまみがあります。下右画像の下から、一つ目はチューニングつまみ,二つ目は副チューニングつまみ(ファインチューニングとも言う),そして三つ目は電源スイッチ兼音量つまみです。

     外部アンテナ端子につながる線     ラジオを操作する三つのつまみ
 

 裏蓋を開いてみると回路基板が見えます。使われているトランジスタを見ると、同じSONY製トランジスタラジオ TR-724のもとの似ています。たとえば、周波数混合段はTR-724では2SA123でしたが、このラジオは2SA122です。中間周波数段はTR-724と同じ2SC76が使われています。低周波増幅段はTR-724では2SD66が4個使われていますが、このラジオでは2SD65が3個と2SD66が1個です。このため、このラジオはTR-724と兄弟のようなラジオではないかと思われます。

                TR-724とほぼ同じトランジスタを使用


 各段を調べると発信/混合/周波数変換は2SA123が使われています。このトランジスタはFtが100MHzで、AMラジオにはもったいないような性能です。中間周波数段は2SC76です。fTが10MHzで標準的です。

  発信/混合/周波数変換の2SA123    中間周波数段の2SD76が2個
 

 低周波増幅段ですが、SONYはNPN型(2SD)のトランジスタを多用しています。SONY以外の会社がPNP型(2SB)が多いのと対象的です。ここでは、2SD65と2SD66が使われています。他社のラジオでは、電圧増幅用と電力増幅用のトランジスタが区別して使っていることが多いのですが、SONYではあまり区別して使われていないようです。音声出力が小さいからでしょうか。

          右下の丸から、2SD65,2SD65,2SD66,2SD65

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古い日立製トランジスタラジオ TH-660の修理(1/10)

2012年02月10日 | 古ラジオ修理工房

この日立製トランジスタラジオ TH-660の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。

  修理( 1/10) 修理( 2/10) 修理( 3/10) 修理( 4/10)
  修理( 5/10) 修理( 6/10) 修理( 7/10) 修理( 8/10)
  修理( 9/10) 修理(10/10)

 さっぱり音が出ないポケットタイプの日立製トランジスタラジオがあります。外観がシックで、私の好きなデザインのトランジスタラジオです。他に修理中のラジオがありますが、同じラジオばかり見つめていると疲れます。気晴らしの意味で、このラジオもラジオ放送を受信できるように修理してみようと思います。

            私の好きなシックなデザインの日立製トランジスタラジオ


 このラジオの細部は、とても凝った作りになっています。まずは電源である単三2本ですが、この二本をラジオの底蓋から挿入するように作られています。このラジオが作られた時代は、電池BOXに電池を入れる構造のラジオが多いように思います。このような電池挿入形式のラジオは少ないように思います。

       金色の電池挿入底蓋        底を開くと電池を入れる穴が二つ
 

 ラジオの底蓋を開き、一つのネジを外して裏蓋を取り外すと基板が見えます。基板の裏側が見える構造になっています。ちゃんとしたサービスマニュアルさえあれば、故障個所を見つけやすい構造ではないかと思います。しかし、サービスマニュアルを持っていないので、どの部品がどこに配置されているのか分かりません。このラジオの修理はけっこう難しそうです。

            基板の裏側が見える構造、電池の挿入位置が分かる


 電子部品がどのように配置されているか調べるため基板を外してみました。すると部品が隙間が全くないほどピッタリとくっつくように配置されていました。トランジスタの型番も全く読めません。かろうじて2SA133と2SB75と書いてあるトランジスタがありました。残りのトランジスタはどの方向からみても読めません。電子回路を推定することはなかなか難しそうです。のんびり調査しながら修理しようと思います。

              あまりにピッタリと隙間なく配置されている電子部品

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動画をYouTubeに変更中、大変な作業

2012年02月09日 | パソコン,電子機器

 このブログはgooブログなのですが、先月から従来の動画が掲載できなくなってしまいました。ほんとに迷惑な話です。これまでの動画資産をすべて自力で切り替えしなければならず、大変な作業となっています。動画を一旦YouTubeに登録した後、YouTubeを参照させるしかありません。

    動画が終了」のお知らせ      これまで掲載した動画をExcelで再管理
 

 YouTubeへ切り替えする前に、これまで掲載したすべての動画を探し出す必要があります。そのためにブログを一つ一つ見て、動画をExcel上に計上しました。約3000もの日付データを確認するのは大変です。すべての動画のタイトル,内容,掲載日付を一旦Excelで管理することにしました。この管理データを元に、すべての動画を漏れなくYouYubeに登録することにしました。

             YouTubeに登録するため、再収集した動画一覧


 YuoTubeに動画を登録する前に、パソコンに残っている動画を一つ一つ集めました。すでに廃棄してしまった動画は、再度編集し直す必要があります。このようにして何十もの動画を集めたり、再編集して登録しました。そして、YouTubeにまとめて登録しました。元の動画を廃棄してしまったために再現できなかった動画は諦めるしかありません。

     YouTubeの動画登録画面           動画の登録作業中
 

 動画を収集・再現し終わると、数時間もの時間をかけてYouTubeに動画登録しました。しかしながら、登録後のYouTube管理画面を調べると、重複して登録されたものや、登録できなかったものがいくつかありました。どの動画が登録できなかったのか調べるのは大変です。

           YouTubeに登録されたことを管理画面で確認


 次に、ブログ内の当該日付記事に、YouTubeの共有データを埋め込む作業します。Excelで管理するデータの日付データを元に、動画を載せる日付記事を探します。探した日付記事内に次々と動画共有データを埋め込んでいきました。たくさんの動画があるので、すべてのYouTube動画を掲載するにはあと一か月はかかりそうです。やれやれ。

   YouTubeの共有データ埋め込み      ようやく動画が見られるように
 

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古いSONY製トランジスタラジオTR-731の修理(1/7)

2012年02月08日 | 古ラジオ修理工房

このSONY製トランジスタラジオTR-731の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/7) 修理(2/7) 修理(3/7) 修理(4/7)
  修理(5/7) 修理(6/7) 修理(7/7)

 最初、型名が分からなかったトランジスタラジオ。このラジオのどこを見ても型番が書いてありません。SONYだけは書いてあったので、いろいろ調べてみるとTR-731でした。このトランジスタラジオに一番良く似ている外観のラジオは、SONY製のTR-725です。

        SONY製トランジスタラジオ、TR-725に似た外観のTR-731


 似ている所は、大体の大きさとチューニングダイヤルなどの調節つまみの位置や大きさです。違うところは、電池を入れる方法です。TR-725は本体の裏蓋を開いてから挿入します。しかし、このラジオは本体の裏に専用の扉が開きます。

   ラジオの裏側、電池専用の蓋有り    電池専用の蓋を開いて電池を取り出し
 

 似ているのは外観だけでなく、内部の基板もとても似ています。基板は全く同じで、外側だけ変えたラジオのようにも思えます。OEMラジオならばSONYと書いてないはずですので、ますます分かりません。強いて考えれば、TR-725の倹価版ではないかとも思えます。それとも輸出用とか。

         ほこりまみれの内部基板、丸は明らかに壊れた電解コンデンサ


 このラジオは基板内が相当ほこりにまみれていたので、圧縮空気をふきつけて軽く掃除しました。今後、時間をかけてゆっくり修理しようと思います。

            空気を吹き付けて、ほこりだらけの基板を掃除中


 ところでこのトランジスタラジオ、電池(006P)を入れてチューニングダイヤルを回すとゴソゴソと音が出ます。一瞬ラジオ放送を受信したかと思うとザーザー音が出ます。低周波関連は問題ないようですが、周波数変換周りの故障が疑われます。次回は、使われているトランジスタなどの電子部品を調査しようと思います。

 一番ほこりが多いBC/SW切替スイッチ  綺麗になったBC/SW切替スイッチ
 

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真冬の野草花

2012年02月07日 | 花,野草

 今は真冬ですので、野草の花は全く咲いていないだろうと思っていました。しかし、畑の南斜面土手に座って休憩をとっていると、なんと足元に小さくタンポポが咲いているのを発見しました。こんな寒い時期からタンポポは咲くのですね。

                 まだ寒い南側斜面、ポツンと一つ咲くタンポポ

 そのタンポポに近寄ってよく見ると、春に咲くタンポポと少し違っていました。一つ目は背が低いことです。花柄の高さが3cm程度しかありません。寒さを避けるためかもしれません。二つ目として一つ一つの花びらの先端がやや細く縮れていることです。関東タンポポだからいもしれませんし、寒く乾燥していることが関係しているのかもしれません。今は低くても5月上旬には花柄がずっと伸びて花が咲くようになります

                 背がとても低いまま咲いているタンポポ


 寒い今は、とても花数がとても少ないです季節です。今回見つけた花は、オオイヌノフグリとホトケノザだけで゜す。しかし、春になると湧くように野草が花を咲かせます。我家の庭は、福寿草が一番最初に咲く花です。しかし今年はいつもより寒いのか、まだつぼみも顔を出していません。

    青色が目立つオオイヌノフグリ       紫がきれいなホトケノザ
 

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稲を干した竹竿を解体し、作業小屋に収納

2012年02月06日 | 稲:その他



 去年、別所小学校5年生が7月上旬に田んぼに来て田植えしました。そして、7月下旬に再び田んぼに来て草取りしました。その後10月に私が、同じ田んぼ内に稲をはさ架けして干す竹組を作りました11月上旬に同じ小学生達が田んぼで稲刈りして、刈り取った稲をはさ架けしました。

              解体する前の、稲のはさ架け用に使った竹組


 稲は10日程度干してから古い脱穀機を使って脱穀しました。その後、忙しかったためこの竹組を解体する機会がありませんでした。今回、この竹組を解体して農作業小屋に収納しました。

      竹と竹を結ぶ麻縄を鎌で切断          少しずつ竹組を解体
 

 竹組は麻縄で頑丈に作ったため、冬の寒さでも壊れずそのまま立っていました。最初、竹と竹とを固く結んで麻縄を外すことから始めました。何本かの麻縄で後で解体した竹を結ぶのに使うため切らないよう解きました。残りの麻縄は鎌で切りました。植物繊維である麻製ですので雨風に当たって腐ります。このため、切った麻縄は田んぼにそのまま放置しました。

                                       解体がだいぶ進んだ竹組


 竹組を解体後に下に並べて置き、解いた麻縄を数本使って運びやすいように束ねました。同じ長さ同士の竹を並べて束ねました。竹はほどほどに乾いていたので軽く、片手で持ち上げられるほどでした。束ねた竹竿は、田んぼから300mほど離れた農作業小屋まで何度か往復して運びました。

     同じ長さ同士の竹を並べる        麻縄を再利用して竹を束ねる
 

 この里山の田んぼは、10年以上前から小学生,中学生,大学生,そして地域の方々の稲作体験の場や泥んこ運動会などに使ってきました。水がなかなか抜けず江戸時代とそう変わらない厄介な田んぼですのでいろいろな苦労が思い出されます。なかでも、ここの田んぼにトラクタがはまって往生した時と、世田谷区から稲作体験にやって来た桜木中学校の生徒達が一番の思い出です。今後この田んぼで作業することがないと思うと、少しさびしい気持ちになります。

             束ねた竹竿、もう稲刈りに使うこともないでしょう


 束ねた竹竿は、途中にある麦畑を横切って運搬しました。畑入口のゆるい坂道を下って農作業小屋に運びました。この竹竿はもう稲を干すためには使うことはないでしょうが、今年初夏の麦収穫後の乾燥に使えると思います。竹は干したり、支柱にしたりと農作業に欠かせない自然資材です。

              麦畑を越え畑を横切って、農作業小屋に竹竿を運ぶ途中

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東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」を散策(1/2)

2012年02月05日 | イベント,行事

  東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」では、それに関わる団体が年に一度下刈りなどをして里山の保全活動しています。私も山の下刈りや堀之内会館での会議などに出席したことがありますが、今年は仕事が入っているため行けませんでした。今は冬のため、それほど農作業が忙しくありません。下刈りが終わった八王子堀之内里山保全地域に行ってみました。散策していると、思いがけなく西野さん夫婦に出会いました。

              雪が残る 東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」


 西野さん夫婦は、平山小学校近くのハイキングコース付近から堀之内里山保全地域に向かって山を下りていたとのこと。最初何処を歩いているのか分からず、田んぼを見てここが何処だか分かったようでした。奥様(鈴木亨さんの姉)は、子供の頃にこの近くの「七曲」と呼ばれる付近に薪拾いに来たことがあるとのことでした。私もよく知らないのですが、この田んぼの奥につながる山裾が昔「七曲」と呼ばれていたようです。

             下刈りをした山裾から田んぼや畑を見下ろして


 西野さん夫婦としばらく談笑した後、私は下刈りをした山裾に上りました。あちこちに下刈りした笹が残っていました。まだ雪が残っていたので、滑らないように慎重に歩きました。ある雪のかけらに丸いものがあるので手に取ってみると小動物の糞でした。ヤギの糞に大きさも形も似ていました。その糞をつぶして見ると、小さな未消化植物片がたくさん出てきました。明らかに肉食動物の糞ではありません。野ウサギではないかと思われます。

       野ウサギの糞?               根本から倒れたナラの大木
 

 小動物の糞を発見した所からすぐ上に、台風か何かで根元から倒れたナラの大木がありました。この木を60cm位に切り分けて椎茸菌を植え付ければ、美味しい椎茸が収穫できるのにと思いました。しかし、これだけ太いと、切っても運ぶのが大変そうです。

                  主にナラなどの落葉樹からなる山裾


 山裾はどちらかと言うと、方角が東北に向いているため午後からはすぐに日陰になります。樹木にとっては育ちにくい地目です。しかも斜面ですので、どの樹木も根本が軽く曲がって上の方に行くほど上を向いています。この山裾の落ち葉に座り、下に広がる田んぼや畑を見ながら一息いれました。

               山裾から下に見え広がる田んぼや畑(180度光景)

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古い東芝製トランジスタラジ 6TP-385の修理(3/3)

2012年02月04日 | 古ラジオ修理工房

この古い東芝製トランジスタラジ 6TP-385の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/3) 修理(2/3)  修理(3/3)



 ラジオ放送を正常に受信できるようになったため、あとは筐体についた汚れを取るなどの清掃をしました。このラジオが製造されてから数十年も経っているため、長年の汚れがあるのは仕方ありません。この汚れは一種の使用感ですが、それに愛着がわきます。私は、ラジオに限らず、洋服などもなかなか捨てられません。何でもぎりぎりまで修理して使いたいと思うのは、また使い捨てや段舎利に抵抗があるのは、世代的貧乏性なのでしょうか。

              革からトランジスタラジオを取り出して清掃


 革は水を浸した布で、汚れが付きやすい縫い目などを重点的に拭きます。また、プラスチックの窪みや角も汚れが溜まりやすいため、清掃します。油脂分などの汚れは無水アルコールを脱脂綿や綿棒に付けて掃除します。

  水を浸した布で革を丁寧に清掃       無水アルコールを浸した綿棒で清掃
 

 ラジオで一番汚れが付きやすい個所は、一番触ったり操作する場所です。その場所の一つが音量つまみとチューニングつまみです。つまみ類は回しやすいように、ギザギザ模様が付けてあります。そのギザギザ模様に汚れが一番付着しています。その場所は無水アルコールで擦るのが一番です。

      清掃する前の音量つまみ            清掃後の音量つまみ
 

 清掃が終わると、電池を入れてラジオ放送を受信して楽しみました。今、販売しているラジオはほとんどがPLLやCPUを使うなどデジタル化しています。性能も問題ありません。そして、機械がほとんど自動的に製造しています。しかし、このトランジスタラジオのようにディスクリード部品をつなげて製造したラジオは、今のものより性能はやや劣りますが何か手作りのような味があります。製造当時、どんな女工さん達が作ったのかつい思いをはせてしまいます。
 私が20代の頃、巨大なテレビ製造工場に勤めていました。当時、中卒や高卒の娘達がベルトコンベアの両側にたくさん並んでテレビを製造していました。その光景をどうしても思い出してしまいます。

            清掃が終わると、電池を入れてラジオ放送を楽しむ

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最後のキャベツ収穫ほか

2012年02月03日 | 野菜:葉菜

 久しぶりに畑に行きました。私が山口県に帰省している間にだいぶ雪が降ったようです。その雪で肥料が土に溶けこんだのでしょうか、麦が青々としていました。二週間ほど前はなかなか雨が降らず麦も緑が薄かったように思います。しかし、この雪で麦が元気になったようです。3月頃にもう一度肥料をまけば、初夏に麦がたくさん収穫できそうです。

                 雪が降り肥料が溶け、緑が増した麦


 畑を見回ると、キャベツが一つ残っていましたが霜に当たってだいぶしなびていました。最後一つ残ったこのキャベツを収穫しました。根を回して土から離し、霜で傷んだ周りの葉を取り除きました。すると、美味しそうなキャベツが現れてきました。田舎から持って帰った生シイタケ、肉と合わせて炒め、塩コショウで食べると美味しそうです。

     傷んだ周りの葉を取り除く        中から美味しそうなキャベツが
 

 真冬は野菜が少ない時期の一つです。それでも、春になると収穫を期待できそうな野菜がたくさんあります。のらぼう菜,カリフラワー,長ネギ,エンドウ豆などです。中でもさやエンドウ豆は、小さいながらも芽が冬に耐えています。3月後半頃からだんだん上に伸びてきます。そして、5月になると美味しいさやエンドウ豆をたくさん収穫できそうです。

              小さいながらも冬に耐えているさやエンドウ豆

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山口県へ帰省(6) 東京に戻る

2012年02月02日 | 家族関連



 当初26日に東京に戻る予定でしたが、26日緊急に父親の診断についてドクターと面談しました。このため、東京に戻るのが1日遅れの27日になってしまいました。27日早朝、空がまだ暗い寒空の中を懐中電気をつけながら自宅から駅に向かって歩きました。車が無いので歩くしかありません。霜を踏みつけながら歩きました。

   空がようやく明るくなった寒空の中、霜を踏みつけながら歩いて駅に向かう      


 駅に着いた頃にはすっかりあたりは明るくなっていました。駅構内に入ると、地元の高校生たちや勤め人がホームに並んでいました。その並びの一角に私も入りました。電車に乗ると、田布施駅から徳山駅まで座席に座って車窓の外をボーッと眺めていました。徳山駅に着くと、東京に向かう新幹線に乗り換えました。

      ホームで高校生達と並ぶ          徳山駅で新幹線に乗り換え
 

 この時期、関ヶ原付近は雪に覆われます。名古屋駅手前の関ヶ原付近で目が覚めました。時々本を読みながら、読み飽きると車窓の外に広がる雪景色を見ていました。名古屋駅に近づいた頃、雪の影響で何分か新幹線が遅れたとのアナウンスが聞こえてきました。

                 毎年今頃、雪に覆われる関ヶ原付近


 ほぼ定刻に新横浜駅に新幹線が到着しました。お土産を片手に、横浜線に乗り換えました。そして、橋本駅で京王線に乗り変えました。いつもはバスで帰るのですが、今回の帰省はいつもの帰省より疲れたため、数年ぶりにタクシーを使って帰りました。

      名古屋駅を通過中                橋本駅の改札口
 

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山口県へ帰省(5) ケヤキ林を散策

2012年02月01日 | 家族関連

 当初1月26日に東京に戻る予定でしたが、25日に父親が入院している病院から「診断結果について面談したい。」との電話が入りました。電話を受けた時は、東京に戻る予定とのことで断りましたが、父親の病状が気になったので1日東京に戻るのを延期して面談をしました。私だけがドクターとお話しをしました。その結果、背骨の圧迫骨折様と内臓疾患とのことでした。そして、しばらく治療するため入院が長期化するかも知れないとのことでした。

         去年一年間手入れをしなかった畑、幾重にも枯れて重なった雑草


 家に帰って母親にそのことを話しました。これまでの介護に疲れたのか、長期入院完全看護とのことで安心した様子でした。病院から帰って時間が余ったので、自宅の周りを散策しました。この春から全面的に手入れしなければならないので、どこを優先的に手入れしようか考えながら散策しました。

     黄色の花が満開の黄梅           1か月後に咲く、梅酒用の白梅
 

 一番困ったは、ケヤキ林です。これ以上育つと、ケヤキ同士が競争して互いにか細くなります。どのケヤキを切り倒すか考えなければなりません。林業の経験がないので、しばらくは植林や育林の勉強しようと思います。

          たくさんケヤキが育つ林、夏は葉が茂って薄暗くなる


 ケヤキ林を過ぎて、椎茸の原木となるナラやクヌギの林に行きました。この林も、父親が最近手入れしなかったのか、根本にたくさんの笹が茂っていました。この春に山口県に帰った後、この林の手入れをしなければなりません。その第一弾として、笹の下草刈りをしようと思います。たった一人での下草刈りは寂しく大変ですが、健康を損ねない範囲で作業しようと思います。収穫する椎茸は近くの「道の駅」ででも販売しようかと思っています。

               下草刈りの必要があるナラやクヌギの林

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