東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年も、美味しい桃を収穫

2014年07月16日 | 野菜:果菜

 今年も桃の収穫が始まりました。我家には、早生と晩生の桃の木があります。早生はほぼ収穫が終わり、これからは晩生の桃の収穫が始まります。今年は、袋がけや摘果が遅れたため、小粒の桃が多いように思います。また、梅雨が今年は長いのでしょうか、腐った桃が続出しています。また、袋のなかにカナブンなどの虫がだいぶ入り込んでいました。袋がけがあまかったようです。

     袋を外すときれいな桃色               まん丸くて美味しそうな桃
 

 話が変わりますが、昭和20年代に父親がこの我家に入植した時、この地区名を何にするか話し合いがあったそうです。この近辺は桃の栽培が盛んでした。このため、第一案として「桃山」地区にしてはどうかとの提案があったそうです。その時、桃の協同組合の副代表だった父親はどうしたものかと迷ったようです。その後、この地区を見下ろす高塔山にちなんで、「高塔」地区と決まりました。時は流れて、今は誰も桃園を経営している人はいません。誰も桃を経営していないのに桃山地区だったら変です。今考えれば、「桃山」地区にしなくて良かったと思います。

                   とても美味しそうな桃、甘い香りが漂う

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梅雨、我家のアジサイ

2014年07月15日 | 樹木,果樹

 なかなか梅雨が終わりません。どの家でもアジサイが元気に咲いていますが、我家のアジサイも元気に咲いています。私は梅雨が嫌いなので、アジサイもあまり好きではありませんでした。このため、山口県に帰ってからずいぶんとアジサイを伐採してしまいました。

             伐採後に脇芽が出て,葉が出て,そして花が咲いたアジサイ


 アジサイは伐採に強いようです。伐採した根元から芽が出て、葉が茂って、さらに今年は花が咲きました。我家には、何種類かのアジサイがあるようです。咲いている花を確かめて、気に入ったアジサイを残そうかと思っています。アジサイの花をよく見ると、カナブン(ハナムグリ)が潜り込んでいました。このカナブン、蜜や花粉が大好きです。アジサイの花を見つけてもぐりこんだのでしょう。

      青いアジサイが一番多い            花に潜り込んでいたハナムグリ
 

 ところで、我家には大きく分けて二種類のアジサイがあります。周囲の花びらが大きく、中心部が小さな花びらのアジサイ。そして、どの花も同じ大きさのアジサイです。今は、前者の方が色が濃いこともあり目立っています。私は従来のアジサイが好きで、それも色が白,青,そして薄赤へと変わる種類が特に好きです。

            私の好きなアジサイ、白,青,そして薄赤へと色が変わる

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田布施町 麻郷 麻郷嵯峨音頭や田布施音頭の練習(4/5)

2014年07月14日 | ふるさと



 今週も夕方、麻郷公民館で盆踊りの練習がありました。最初いつものように、参加した子供達や大人達の点呼から始まりました。大人たちはいつものメンバーでしたが、子供の数が少し増えたように感じました。新しく太鼓を叩きたい子供が数人増えたようです。子供達が仲良しの友達を誘ったのでしょうか。

         参加者の点呼開始              ふるさと会の方々の挨拶
 

 練習開始にあたって、麻郷ふるさと会の代表Oさんから挨拶がありました。前回誤って太鼓を転がしてしまった子供がいたので、その注意などの話がありました。続いて、太鼓を指導するkさんの挨拶がありました。今回も、公民館の一階と二階で分かれて練習です。一階では、最近太鼓を叩き始めた子供達が個別練習しました。子供は覚えるのが早いので、盆踊り本番当日8/9までには覚えるでしょう。

               公民館一階、太鼓初心者の子供達を個別指導


 私は練習風景のビデオ撮影に専念することにしました。単に練習している時だけでなく、練習開始の挨拶から始まって、休憩時間や練習が終わるまでの一連を撮影しようと思います。盆踊り後、DVDにして参加者に配るのも良いかもしれません。これらの記録は、何十年も経てば子供達や保護者にとって大切な思い出となるに違いありません。

      練習合間の休憩タイム            より小さな子供を教えている子供
 

 今回の練習風景を見て良かったのは、子供同士で教え合う姿が頻繁に見られたことでした。いつも仲良しの子供達、大人が関わらなくても自然に教え合うのは微笑ましいことです。
 ところで、嵯峨音頭は現代音楽と異なる古い旋律(民謡に近い?)のため、全員の太鼓の調子が合わせにくいようです。そのためか、まだテンポに安定感が無いように思えます。時々乱れます。もう少し練習すると、さらに良くなると思います。一方、田布施音頭は現代的なリズムのため、覚えやすく調子を合わせやすいようです。安心して見ていられます。

                大きい子も小さい子も、みんなで太鼓合わせ

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最近、数がめっきり減った赤手ガニ

2014年07月13日 | 生き物

 我家の排水溝に、ちらちら赤い動くものが見えました。赤手ガニです。色が赤いので、とても目立ちます。普通生き物は、カエルにしても、魚にしても、虫にしても、周りの景色に同化して見えにくい保護色をしています。しかし、このカニは遠くからでもすぐに分かります。わざわざ見つけてください、と言わんばかりの目立つ色をしています。何故でしょうか?

                  遠くからでもよく分かる、真っ赤な赤手ガニ


 いつもは穴の近くにいて、私が現れるとスッと穴に隠れてしまいます。しかし、今回は穴から離れすぎていたため、カニが穴に隠れるよりも、私の手が穴を塞ぐほうが早かったのです。カニの背中を地面に押し付けて、少しずつカニの両脇に指を動かしました。そして、カニさんは私に捕まってしまいました。
 このカニはオスでした。どの動物もそうですが、オスの方が遠くを出歩きます。猫はその典型です。春に猫同士で唸りあっているのはだいだいオスなのです。このオスの赤手ガニも、ちょいと遠くに出かけ過ぎたようです。捕まったのが悔しかったのか、怒って私に大きなはさみを振り上げていました。

       カニの両側を指で摘まむ             お腹を見ると、このカニはオス
 

 この赤手ガニを子供の頃にたくさん捕まえたことがあります。それは、海にいるタコを捕まえるためでした。タコはこの赤手ガニが大好物だそうです。大きな釣り針の根元にこのカニを縛って、海に沈めるのです。すると、タコがこのカニを食べようとしがみつきます。その時、急いで釣り糸を引揚げます。タコが離れないうちに、一気に釣り上げるのです。やはり、この赤い色が海底でも目立つのでしょうか。目が良いタコはカニをすぐに見つけるようです。
 ところで、この赤手ガニは、海で産卵します。このため、最近のように海岸が高い堤防で護岸工事されると、カニは海に出ることができません。運良く産卵できても、子ガニは高い堤防を登って山に戻ることができません。これが、赤手ガニが少なくなった原因ではないかと思っています。
 ちなみに麻郷八海地区の「カニもりさんの祠」は、カニが自由に海岸を往復できた時代、大量にカニが発生した名残の史跡ではないかと思います。

                タコが大好物?の赤手ガニ タコはこのハサミが痛くない?

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小麦畑とオート麦畑を草刈りして、次の作物の準備

2014年07月12日 | 草刈り,整地

 先日オート麦を刈り取りしましたが、久しぶりの天気でしたのでその畑の草刈りをしました。後々この畑には、小豆,枝豆,砂糖モロコシなどを植えるつもりです。最初、ハンマーナイフモアと呼ばれる草刈機を使用しました。

     背が高い草もスイスイと               背が低い草もスイスイと
 

 ハンマーナイフモアは、どんなに背が高い草も絡まずに刈り取ることができます。ただ、この草刈機は細かな場所は草刈りはできません。そんな場所は、通常の草刈機を使うか鎌で草刈りしました。そして、広い場所は耕運機を使用して、半ば耕耘するようにして草を埋没させました。
 小豆や枝豆の種をまく時に、もう一度耕します。梅雨の間のわずかな晴天日を利用しての草刈りです。ただ晴天が続かないため、乾燥中の麦の脱穀できないので困っています。去年の今頃は小麦の脱を済ませていたのでよけい気になります。

                  小豆や枝豆の種をまく予定の畑を耕耘除草

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クボタ製耕運機 TMA31の修理(CDI交換) 3/3

2014年07月11日 | 農機具,工具

 エンジンが動くことを確認すると、これまで外した各種カバーや部品を取り付けました。ラジオのような細かな部品は詳細図を残すのですが、耕運機はだいたい部品の位置や構造を知っています。このため、すらすら元に戻すことができます。たまに、ネジを間違えることがありますが、今回は間違えることがありませんでした。

       燃料フィルターの取り付け          燃料フィルターカバーの取り付け
 

 ラジオの修理でも同じなのですが、耕運機でもその日のうちに修理を切り上げる時は、元のように組み上げておきます。バラしたままにしておきません。その理由は、一日空けると部品などの位置を忘れてしまうことがあるためです。どうしても、バラしたままにして置かざるを得ない場合は、図面に残こしておくか写真を撮影しておきます。また、その様子をブログに記録しておくと次の修理に役立ちます。

            冷却ファンカバーを取り付け終わり、これから上部カバー取り付け


 そもそもこのブログの始まりは、農作業もろもろの日誌化や記録が目的でした。農作業をに関わる記録をしておくと、次年の参考になります。今回の記録も、次回同じような故障が発生した時の参考になるはずです。実際この耕運機のCDI故障修理は、去年のCDI故障修理の記録がずいぶん参考になりました。

     上部カバーの取り付け               最後に前部カバー取り付け
 

 上部カバー、前部カバーを取り付けて、この耕運機の修理が終わりました。すぐに使いたいところです。しかし、梅雨のため雨続きです。天候が回復したらすぐにでも使おうと思います。
 ところで、この耕運機のロータリー刃がだいぶ摩耗してきました。刃は1.5cm位しかありません。もう一年使えるとどうかです。山口クボタ田布施支店の方に聞いた話ですが、一本の刃は1,500円位だそうです。そして、刃の交換賃が3,000円位だそうです。刃は全部で16本ありますので、トータルで30,000円位になります。来年、自分で刃を交換するか頼むか考えなければなりません。

           無事修理(CDIの交換)が終わった耕運機、〇は故障したCDI

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古いSONY製トランジスタラジオ TR-63の修理(2/6)

2014年07月10日 | 古ラジオ修理工房

この古いSONY製トランジスタラジオ TR-63の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)

 このトランジスタラジオは、その後次々に改良された歴史があります。下の画像は、右から昭和32年に製造されたTR-63,そのとなりは昭和33年頃に製造されたTR-610,そして、左は昭和35年頃に製造されたTR-620です。たかだか、4年の間に劇的に小さくなっています。TR-620は小さくてつい落としてしまいそうです。

   右より、昭和32年TR-63,昭和33年TR-610,昭和35年TR-620


 下の画像は、ラジオを下から撮影した画像です。やはり、TR-63,TR-610,TR-620の順に薄くなっています。TR-620が小ささの限界のようです。これ以上小さくすることもできるでしょうが、逆に操作性が悪くなってしまいます。TR-620以降は、短波やFM放送を受信できたり、音質を良くする方向に改良されます。個人的には、昭和50年(1975年)頃のSONYスカイセンサーシリーズがトランジスタラジオの頂点だったのではないかと思います。

   右より、昭和32年TR-63,昭和33年TR-610,昭和35年TR-620   


 なおトランジスタラジオの興隆によって、真空管ラジオはすっかり淘汰されてしまいました。私が最後に購入した真空管ラジオは、私が中学生だった昭和40年に購入した松下製のトランスレス式GK-240です。そして、高校2年生だった昭和44年には、もう真空管ラジオは販売されていませんでした。大学受験講座を聞くために購入したのは、確か日立のトランジスタラジオKH-1230でした。

 中学1年の時に購入したGK-240            右より、単3電池,サブミニュチュア管
                     ニュービスタ管、トランジスタ

 

 ところで、最後に購入したトランスレス式真空管ラジオGK-240は、最後を飾るのにふさわしい真空管ラジオだったように思います。その頃、トランジスタに対抗してサブミニュチュア管やさらに小さなニュービスタ管などの真空管が開発されました。しかし、トランジスタには原理的にかなうはずがありませんでした。

 ダイヤルを止めているネジを外す     右から、ネジ,ダイヤル,表示板
 

 ラジオや素子の歴史はおしまいにして、このトランジスタラジオTR-63を分解してみることにしました。まずは、チューニングダイヤルを外しました。すると、ネジ,ダイヤル,ダイヤル表示板の三つから構成されていました。ネジを回してチューニングダイヤルを取り外しします。このようなダイヤルは珍しいです。
 続いて裏蓋を取って、回路基板を外すことにしました。内部をよく観察すると、二つのネジが基板を固定していました。このネジを取り外して、基板をこじるようにすると、ポロリと基板を取り外すことができました。なお、ネジはプラスチックに食い込む木ネジでした。通常のネジではありませんでした。原価低減のためでしょうか。

       〇は基板を固定している二つのネジ、珍しく木ネジ

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田布施町郷土館 江良碧松の句 絵手紙展

2014年07月09日 | ふるさと

 先日、江良碧松の句を絵手紙にした展示会の会場作りをしました。主に掲示ボードなどの設置などでした。8日~31日の開催ですので、初日の早朝出かけてみました。すると、早かったためか1人しか来場者がいませんでした。また、作品を出品される方でしょうか、絵手紙の位置などを直しておられました。
 俳句は素養がないためよく分かりませんが、絵だけは分かります。句とその絵を対比しながら、見学させていただきました。

        これから見学者がたくさん来場する、 早朝の江良碧松の句 絵手紙展


 ところで郷土館に来た時、消防用ため池を眺めている方が二人いました。近隣に住むお婆さんとお孫さんのようでした、お話を聞くと、時々この池にメダカや鯉を見に来るそうです。田布施街には池がある公園が無いため、消防用とは言えこの池は近隣の憩いのコースの一つになっているのしょう。ところで、池のメダカはとても痩せています。何を食べているのでしょう?自然に湧く藻かプランクトンを食べているのでしょうか。

    江良碧松の句 絵手紙展の掲示        池のメダカを見ている近隣の方   
 

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クボタ製耕運機 TMA31の修理(CDI交換) 2/3

2014年07月08日 | 農機具,工具

 故障したCDIのアース線などを外して、CDI本体を耕運機から取り外しました。そして、耕運機に貼られた銘板の型名や番号を控えて、耕耘機などの部品をいつも購入する山口クボタ田布施支店に行きました。そして、CDIを注文しました。ところが、しばらくして山口クボタ田布施支店から電話がありました。この耕運機は製造した年式などによって、CDIの型が違うとのこと。このため、今度はCDIそのものを携えて山口クボタ田布施支店に行きました。そして、改めて注文し直しました。
 
     CDIからアース線などを取り外す           故障CDIに書かれた情報
 

 数日後山口クボタ田布施支店から電話があり、注文したCDIが届いたとのこと。高いだろうと思っていましたが、そのとおり14,000円でした。しかし、新しい耕運機を購入することを考えればこの出費はいたしかたありません。
 山口クボタ田布施支店のお話では、この耕耘機はとても古いため在庫品CDIでおしまいとのことでした。つまり、在庫品が無くなった時点でCDIを取り寄せることができなくなります。20年後頃に再びCDIが故障することに備えて、もう1つCDIを購入しようか迷っています。

     耕耘機から取り出した故障CDI                    注文した後、届いたCDI
 

 例えば、CDIが故障している古い稲刈機が一台あるのですが、CDIの在庫がありませんでした。つまり、修理できず鉄くずになってしまいました。耕運機などを何度か修理した私の経験から、CDIとニードルバルブの故障は致命的です。私が知っている農家のある方は、耕耘機を新たに購入する時、必ず一緒にCDIを購入していました。7年前に耕運機をいただいた時、そのCDIも一緒にもらいました。農機具を末永く使うためには、これくらいの備えがあった方が良いのです。

   故障CDIからプラグキャップ類を外す                 新しいCDIに電極を取り付け   
 

 故障CDIに付いていたプラグキャップと電極を外して、新しいCDIに付け替えました。そして、新しいCDIを耕耘機に取り付けてアース線などを繋ぎました。
 そして、ガソリンを入れて始動ロープを引っ張ると、うれしいことにエンジンが動きました。CDIの交換は成功でした。エンジンがかかることを確認すると、いったんエンジンを止めました。そして、これまで外したカバー類をすべて元のように取り付けることにしました。どのネジをどの穴に入れるなどは、頭の中に覚えておきました。その覚えた順に取り付けました。

                 新しいCDIを、耕運機を取り付け

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田布施町 麻郷 今週も麻郷嵯峨音頭や田布施音頭の練習(3/5)

2014年07月07日 | ふるさと



 2週間ぶりの盆踊りの太鼓などの練習です。私は今年、盆踊り当日は香港かシンガポールに行っているので参加できません。屋台,盆踊り,そして花火などが見られないので少々残念です。と言うわけではありませんが、今年はもっぱら太鼓も口説きの見守りです。ビデオを撮ったり、写真を撮ったりしています。

                 最初は、麻郷嵯峨音頭の口説きと太鼓の練習


 麻郷ふるさと会の大人や子供達は、本番に向けて太鼓も口説きも比較的のんびりな練習です。山城太鼓のような緊張感,集中力,そして厳しさはないように思います。このため、とても上手とは言いきれませんが、みんな楽しく活動しています。これはこれで良いのではないかと思います。
 ここで練習した子供達は、主に麻郷地区のお祭りである夏祭り(盆踊り)高松八幡宮の秋祭り公民館祭りなどで太鼓や踊りを披露します。小学校の運動会などで披露することもあります。ところで、太鼓や口説きをスピーカーで音を流すだけの地域もあると聞きました。大人や子供達が一体になって演奏することが、地域内交流やふるさと作りに役立つのではないかと思います。

     指導員による太鼓の教習              大人と子供で口説きを歌う
 

 今回の練習で、太鼓のテンポがだんだん早くなっていく課題が指摘されました。太鼓は太鼓だけに集中してしまいがちになり、口説きが引きずられます。一番いいのは、太鼓を叩く子供達が、口説きの一説だけでも口ずさみなが叩くと良いのではないかと思います。それか、テンポのリード役がいればいいのでしょうが。

                最後に、田布施音頭の口説きと太鼓を合わせる

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クボタ製耕運機 TMA31の修理(CDI交換) 1/3

2014年07月06日 | 農機具,工具

 父親が使っていた耕運機が突然壊れてしまいました。耕耘している時に、パタリとエンジンが止まってしまったのです。エンジン始動時に動かないことは少なくありませんでが、耕運機を動かしている時に止まるのはそう多くありません。動いている時に止まる現象は、去年小麦を刈り取り中の稲刈機故障と同じです。またかと思いながら、耕運機のプラグを抜いて確かめると、やはり火花が飛びません。つまり、CDIの故障です。

     パタリと止まった耕運機                プラグを抜いて火花確認
 

 この故障を直すには、CDIを交換するしかありません。そこで、日が照る中で耕運機を分解することにしました。以前CDIを交換した耕耘機は小型でしたので分解は比較的簡単でした。しかし、この耕運機はCDIを露出するにはいろいろな部品を外さなければならず分解が大変でした。
 最初に耕耘機の上部カバーを取り外しました。この耕運機は、今から28年前の昭和61年に父親が購入したものです。その後一度も手入れしてこなかったため、ネジが固く締まっていました。普通の手回しドライバーで回りませんでした。そのため、インパクトドライバーを使ってネジを緩めました。

            インパクトドライバーを使って取り付けネジを緩めた上部カバー


 続いて、耕耘機の前部カバーを取り外し、燃料コックを守るカバーを取り外しました。そして、燃料コックも取り外しました。燃料コック付近は込み入っているため、手や指が入らず困りました。それでもなんとか燃料コックを固定しているネジを外しました。

   燃料コックを守るカバーの取り外し           燃料コックを止めるネジを外す
 

 さらに、風をフィンに送る冷却ファンカバーを取り外しました。このカバーを取り外して初めて、CDIを露出させることができます。上部カバー固定板を外して、冷却カバーを直接止めているネジを数個取り外しました。それぞれ細かな取り外し作業で、しかも炎天下の作業なので、さらに中腰の姿勢での作業です。何度か休憩を取りながら作業を続けました。

     上部カバー固定板の取り外し        冷却ファンカバー固定ネジを取り外し
 

 最後に冷却ファンカバーを取り外すと、CDIがやっと見えてきました。これで、この壊れたCDIを取り外すことができます。このCDIに到達するまでに、上部カバー、燃料コック保護カバー、冷却ファンカバーなどの部品を次々に取り外しました。外したネジ類は20個位はあったでしょうか。指の先がだいぶ汚れました。次に故障したCDIを取り外して、新しいCDIと交換しなければなりません。

              冷却ファンカバーを外すと、故障したCDIが顔を出す

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古いSONY製トランジスタラジオ TR-63の修理(1/6)

2014年07月05日 | 古ラジオ修理工房

この古いSONY製トランジスタラジオ TR-63の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)


 朝から雨でしたので、農作業ができません。久しぶりに、とても古いトランジスタラジオを修理してみることにしました。今回修理してみることにしたのは、SONY製のTR-63です。昭和32年頃に製造されたラジオで、当時一番小さかったのではないかと思います。いわゆるポケッタブルラジオの走りです。このトランジスタラジオの成功によって、SONYブランドが確立しました。

     SONYブランドを確立したTR-63                      ボロボロになった革ケース
 

 このラジオの故障の症状は、かすかにラジオ放送局を受信するのですが、音が小さいことです。また、受信時のダイヤルがグラグラすることです。そして、ラジオ本体ではないのですが、革ケースのあちこちが裂けたり穴が開いています。音が小さくてもラジオ放送をちゃんと受信しているため、おそらく電解コンデンサの交換とトラッキング調整で済みそうです。

        ラジオの内部基板、混合発信部,中間周波増幅部、低周波増幅部など


 ラジオの裏蓋を開けると、部品が載った基板を見ることができます。今では使われていない部品がてんこ盛りでした。今では見ることができない、古い型番のトランジスタ、変わった形の中間周波トランス、バリスタなどです。ラジオ内部に貼られた銘板を見ると、このラジオの規格が書かれていました。受信周波数は535~1605kHz,出力0.1W,電源は9V 006Pなどです。9V電池 006Pは、このラジオのために開発されたそうです。このラジオ TR-63の製造が終わって55年以上経っていますが、9V電池006Pはまだ販売され続けています。

           ラジオの規格に関する銘板                電源に関する銘板
 

 修理に入る前に、使われている部品などを調査しました。最初に高周波回路部を調べました。使われているトランジスタは、古いタイプのもので、混合発信用に2T513(下画像のTR1),第1中間周波増幅用に2T520(下画像のTR2),第2中間周波増幅用に2T524(下画像のTR3)が使われていました。中間周波トランス(下画像のIFT1,IFT2,IFT3)とOSCコイル(下画像のOSC)は今では見られない型です。そして検波用ダイオードとして1T23(下画像のD1)が使われていました。なお、スピーカーはfoster製が使われていました。fosterは今でも、音響やスピーカーの専門メーカーです。

                    TR-63の回路基板 高周波回路部


 次に、音声低周波増幅部を調べました。低周波増幅用のトランジスタは、三つ共に2T63(下画像のTR4,TR5,TR5)でした。そのうち二つはPP増幅に使われていました。そして、温度補償用バリスタダイオードとして1T43(下画像のD2)が使われていました。
 このラジオの回路素子を見ていると、日本の半導体の開発史を見ているようです。例えば、このラジオに使われているキャラメルのようなトランジスタは、当時性能が不安定で苦労したようです。

                  TR-63の回路基板 低周波増幅回路部


 ところで、このトランジスタラジオに使われているトランジスタの型番をトランジスタ活用辞典(昭和38年3月改訂)で調べてみました。まず、2T513,2T520は掲載されていませんでした。新しいトランジスタ開発によって、すぐに廃番になったのでしょう。2T524は下表のとおり、高周波増幅一般用として記載されていました。fαbは2MHzです。なお、2T524は2T54の改良版です。

          2T524の規格と性能              2T65の規格と性能
 

 次に低周波増幅用の2T65は電圧増幅用と記載されていました。このラジオの出力は小さく0.1Wですので、このトランジスタ2個で十分PP構成にできるのでしょう。なお、このトランジスタはNPN型で、JIS規格制定時に2SD65と改名されました。ダイオードですが、1T23は一般検波用のようです。そして、1T43は温度保障用バリスタダイオードとして記載されていました。

     1T23の性能と規格                   1T43の性能と規格
 

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畑の隅に、寄生植物ネナシカズラ

2014年07月04日 | 花,野草

 一昨年見かけた寄生植物ネナシカズラが、畑の隅に少し発生していました。ネナシカズラは、とても植物らしからぬ形をしています。まず、葉が全くありません。このため、全体が黄色です。葉が無いので茎や枝がひものようです。また、根がありません。植物界で一番の変わり物です。
 ネナシカズラは発芽する時は根があります。しかし、宿主である植物に取りつくと、その茎に根を差し込んで栄養を盗み始めます。すると、発芽時にあった地中の根は枯れて無くなります。ネナシカズラの先端(枝)は、獲物を探すように動きまわります。動きが千倍早ければ、まるでミミズかヘビのような動きをします。

               葉や根が無く、ラーメンの麺のような植物ネナシカズラ


 ところでネナシカズラをよく観察すると、寄生する植物に好き嫌いがあるようです。稲や茅のような葉がまっすぐな草には取りつかず、葉が大きく茎がある植物が好きなようです。たまたま葉がまっすぐな草にとりつこうとしているネナシカズラを見かけました。すると、ネナシカズラの根がうまく刺さらないようでした。ある程度硬太い茎でないと根が入り込めないようです。

           ゆっくり動いて宿主(獲物)の植物を探すネナシカズラの枝
 

 ツル性の植物は他の植物に絡みついて上に登っていきます。例えば、ツタは根が吸盤のようになっています。この吸盤が茎に食い込んで栄養を盗むように進化したのが、ネナシカズラではないでしょうか。こんな不思議な植物、いったい何万年かかってこんな姿に進化したのでしょうか。また、受粉はどうやっているのでしょうか。不思議だらけの植物です。
 寄生する生き方は楽に思えます。しかし、ネナシカズラは発芽後2,3日中に獲物である植物に取りつかないと枯れてしまうそうです。ネナシカズラの生き方もなかなか過酷です。千粒の種子ができても、発芽後生き残るのことができるのは1粒位ではないでしょうか。

               ネナシカズラの、赤〇は種子,赤△は花

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草刈機 ナイロンひも式刈刃の交換方法(2/2)

2014年07月03日 | 農機具,工具

 一昨年、草刈機のナイロンひも式刈刃の説明に続いて、メンテナンス方法を記載しようと思って忘れていたことに気が付きました。当時は、父親が入院したり、勤務していた病院の退職手続きなどで忙しく、そのままになっていたのです。
 もともとは、東京八王子市で活動していたユギファーム(現ユギ里山保全チーム)の仲間達に、使う機会が多い耕耘機の使い方や草刈機のメンテナンス方法を教えようと記載したものでした。耕耘機の講習会は実施したのですが、草刈機は中途半端になってしまいました。だいぶ遅くなりましたが、今回は草刈機のメンテナンス方法2回目として、ナイロン製のひも式刈刃の交換方法を追記しました。

      刈刃であるナイロン製のひもを1.5m程度の長さにハサミで切る


 まず初めに、刈刃であるナイロン製のひもを1.5m程度にハサミで切ります。ひも刃を長持ちさせるためには、ひもを長くするとよいです。しかし、長すぎると、ある拍子に刈刃を納めている回転器具内でからまることがたまにあります。このため、1.5m位にした方が無難でしょう。次に、ひもの片側を15cm位伸ばすようにして折り曲げ揃えます。さらに、揃えたひもの両端とは反対側の中心部をU字型に曲げます。

  片側を15cm位伸ばして揃える       ひも中心部をU字型に曲げる
 

 U字型を、ひも巻き部の中央の窪みにひっかけます。この時、しっかりとひもを指で押さえておく必要があります。ひもを押さえるようにしながら、ひも巻き部にしっかりと巻き付けます。
 草刈りするとひもが消耗して短くなります。このとき、ひも巻き部に巻きつけたひもを巻き戻すようにすることでひもを繰り出します。ひもを繰り出すことによって、新しいひも刈刃が出続けることになります。このように、繰り出すひもが無くなるまで草刈りすることができます。

     ひも巻き部の中央の窪みに、ひも中心部のU字部をひっかける


 ナイロンひもを、ひも巻き部に巻きつける時が一番注意を要します。ひもは硬く弾力性がありますので、少しでも力を緩めるとはじけてしまいます。力を加えながら、U字部にひっかけたひもを強く巻きつけます。巻き付け終わると、回転元部にひもの両端を出すようにしながら、ひも巻き部を収納します。

 15cm位の長さの違いがあるひもの両端    ひも巻き部を回転部に収納
 

 回転元部にひもを出す穴が2ヶ所あるのですが、よく押さえながら収納しないとひもが一気に緩んでしまいます。この作業は、何度か経験を積まないと要領が分かりません。なお、収納する前に回転基部が草刈機の回転軸にしっかり固定していることを確認するとよいでしょう。回転基部を固定するネジは、普通のネジと異なり左回しで固定します。固定していることを確認すると、ひも巻き部を固定するストッパーをはめ込みます。このストッパーをはめ込んで初めて、手を緩めることができます。蓋を取り付けてひも式刈刃の交換が完了です。

   ひもの両端を穴から出す       回転元部の締め付け具合を確認
 

 これまでの一連の作業は、慣れれば5分もかかりません。私は草刈りする場合は交換のためのナイロンひもや工具をいつも一緒に持ち歩きます。そして、ひも式刈刃が無くなれば、その場で交換します。
 ところで、最近はナイロンひもを容易に交換できるひも式刈刃が販売されています。ナイロンひもを穴に差し込んでくるくると回すと、ひもを巻き取ってくれる回転刃です。今後さらに交換が容易な回転刃が出てくると思います。

                   回転止めストッパーを取り付けると、手を離せる


 なお、回転元部や草刈機本体そのものが壊れることもあります。例えば、キャブレターの故障側金が飛んでしまうことです。それらの修理方法を知っておくと良いでしょう。草刈機のちょっとした部品は売っていますので。

          ナイロンひも式刈刃の交換が終わった草刈機

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陸稲(農林24号:うるち種)の草取り

2014年07月02日 | 草刈り,整地

 5月末に、畑で作る陸稲(農林24:号うるち種)の種まきをしました。しかし、雑草がだいぶ生えてきました。2週間ほど前と今回、陸稲畑の雑草を刈り取りしました。2週間ほど前は、畝間に広く生えている雑草を耕運機のロータリーを使って削り取りました。

         耕運機のロータリーを使って畝間の雑草を削り取り(6月中旬)


 そして、今回は耕運機を使っては取れなかった雑草を刈り取りました。草取りしやすいように特別の手押し式種まき機を使っているため、陸稲の株は約20cm間隔で生えています。最初、平クワを使って陸稲の株間20cmを削り取りました。

      雑草に埋もれた陸稲の株           平クワと手を使って株周りを除草
 

 次に、株の周りに残っている雑草は手で抜き取りました。日差しの中、中腰になっての草取りは腰が痛くなります。草取りが終わった直後は、腰痛で立つことができないほどです。しかし、今のうちに除草しておかないと陸稲は雑草に負けてしまいます。梅雨の時期の草取りはめんどうですが、これをさぼると秋の収穫を見込むことができません。

                   株のきわに残った雑草を耕耘機でうない込む


 最後に、陸稲の株のきわに残った雑草を耕運機を使ってうない込みました。これで陸稲畑の草取りが終わりました。しかしながら、除草の時期が遅かったのか、雑草に負けて株に1本位の陸稲しか生えていないものが数株ありました。

      除草後の陸稲の株               株のきわの雑草を再度うない込む
 

 水田で栽培する水稲は、畔を管理し水深をきちっと守れば雑草が生えることがありません。畑で作るお米である陸稲は、雑草対策が一番の難点です。このため、今の日本では陸稲はほとんど見向きもされません。その中でも、うるち種の陸稲を栽培している方は、日本で、もしかして数人もいないのではないかと思います。そもそも、うるち種の種籾は今では販売していません。私は毎年、うるち種を栽培しては種籾を更新しています。
 今後は、施肥や台風が来る前の土寄せなどの作業が待っています。例年と同じだと、8月上旬に出穂するはずです。そして、秋の稲刈り脱穀と続きます。来年の種籾を別に貯蔵した後、残った籾は好きな時に精米して食べます。

                    畝間も株間も除草した陸稲畑、畑が綺麗になると気持ちさわやか

コメント (2)
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