すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

達成動機への道筋

2005年04月18日 | 読書
効率優先の少人数学級による学習集団よりも、いろいろなかかわりの中で、多少の時間はかかるし、我慢や苦労もしなければならない、そういう時間を過ごす人間関係の中で、最終的に《皆で協力して分かった》という充実感を味わわせることを大事にしたい。その過程で、我慢した子ども、苦労した子どもはそれぞれの達成動機を持ち、その気持ちが習熟度別学習や家庭学習への意欲へ転化していくのである。
長南博昭「学校マネジメント№573」(明治図書)


その形態の目指すものは確かであるが
その形態をとるための条件にもっと敏感でありたい。
枝を伸ばすためには、幹の太さが必要であり
枝ぶりに心を奪われてはいけない。

「教師」と「先生」

2005年04月18日 | 読書
「教師」は、一時間の授業で勝負するようだが、「先生」は一年間で勝負すると考えている。つまり、「教師」は一つ一つの「授業」が勝負の場であるわけだが、「先生」は一年間の「生活」丸ごとが勝負になる。でも、そこまで抱えきれないというのも本音だろう。私は「先生」というのは美しい言葉だと思っている。その裏では人間丸ごとのドロドロの戦いがある。
丸山久夫「授業づくりネットワーク№238」(学事出版)


いい教師が必ずしもいい先生とは限らない。
いい先生が必ずしもいい教師とは限らない。
しかし、いい教師はいい先生を目指している。
いい先生もいい教師を目指している。
その戦い方に目をつけてみたい。