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「ぬるい」世界に耐えられない者

2005年10月13日 | 読書
確かに学校には不条理な点が多々ありますが、それでも社会よりはずっと「ぬるい」世界です。そんな「ぬるい」世界に耐えられない者が、厳しい社会で生きていける訳がないのです。
森口朗『戦後教育で失われたもの』(新潮新書)


社会が理不尽や不条理を抱えることは宿命である。
では、学校は…。もちろんたくさんのものを抱えている。
それを「やさしさ」や「包容力」というカバーでくるんでいるような
そんな「ぬるい」世界なのである。
そこにも対応できない者が増えているからといって
学校はますますぬるくなっていけばいいというのか。