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「学級」を優先すべきその理由

2005年10月26日 | 読書
今ここで、子どもたちの学力向上を目指すのなら《生活集団の機能を重視した少人数学級》を優先させる以外に方法はない。少人数指導も一つの指導である。それでも《学級》を優先すべきである。我慢も苦労もしなければならない《学級》という人間関係の中で、「みんで協力してわかった」という経験を一人ひとりにさせない限り、勉強に対する意欲や耐性、ましてや他国なみの家庭学習量を期待することは不可能である。
長南博昭「学校マネジメント 2005.11」(明治図書)


まるで応急処置のような学力向上策がまかり通っている
とでも言えばいいのだろうか。
本当に子どもの頭脳を鍛えていくには
様々な我慢、苦労を体験させうる場が必要だということを
もう一度考えてみたい。
現実に「学級」がそうした場になっているか、とういうことも含めて。